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【学校で物隠しが発覚】犯人捜しはするべきか?

投稿日:2019年11月10日 更新日:

 

こんにちは、今回は【学校で物隠しが発覚】犯人捜しはするべきか?というテーマで記事を書いていきます。

 

こんな方におすすめ

  • これから教員をしていこうと思っている方
  • 実際に自分の学級の中で物隠しが発生しているという方

 

学校で、学級担任をしていると必ず1度は経験することがもの隠し。

「先生、私の上靴が見つかりません。靴箱の中に入れていたはずなのに。」

「僕の筆箱がなくなりました。机の上に置いていたのに。」

こんなことが頻繁に学級内で起こることをもの隠しと言います。子ども自身が管理不足でなくしてしまっているケースも時々ありますが、誰かが意図的に他の子どものものを隠しているという行為はもの隠しになります。

 

 

ものがなくなるのは学級が危険だというサイン

 

ものがなくなったと子どもから申告があった場合、学級担任は「〇〇さんのものがなくなりました。知りませんか。」と子どもたちに聞くでしょう。ものがなくなるということが学級で初めてのことならば、みんなで協力して探してあげ、見つかればホッと一安心で済ませてしまってもいいでしょう。みんなのものと混ざってしまって、自分のものがどこかに行ってしまうことは学級ではよくあることなので。

 

しかし、このようなことが再三起こると、誰かが意図的に隠しているのではないかと考えておかなければなりません。また、初めてのことであっても、見つかったものがどこから出てきたのかによって意図的に隠されていたと考えなければいけない場合もあります。ごみ箱やトイレからものが見つかった場合は、これはもの隠しと断定してもよいでしょう。

 

もの隠しをする原因として考えられることが、不平不満を持った子どもがそのはけ口にいたずらでしているケースや、自分の気に入らない子に対して嫌がらせでしているケースがあります。どちらの理由であっても、子どもの中によくない感情が生まれていて、それがもの隠しという行為に現れてきているわけです。学級の中で居心地の悪いと感じている子がいるのではないか、家庭での問題を抱えている子がいるのではないか、というような意識を学級の子どもたちをを見ていく必要があります。もの隠しが起こるのは、その学級が危険な状態であるサインだということを忘れないようにしてください。

 

 

見つかったからよかったで済ませてはいけない

 

もし、学級内で、明らかなもの隠しが発生した場合は、子どもたちに問いたださなくてはいけなくなるでしょう。すぐにものが見つかっていた場合であっても、誰かがやっていた可能性が高いわけですから、全体でもの隠しがあったという事実を説明していく必要があります。間違っても、「見つかったからよかった」で話を終わらせてしまってはいけないでしょう。そんな簡単に済ませてしまうとまた同じことが繰り返されます。

 

学級担任からもの隠しの事実を話し「誰がやりましたか。」とクラスのみんなに問いただしたところ「私がしました。」と名乗り出る子どもはまだえらいでしょう。そんな正直な子どもは、ことの重大さも正しく理解し、2度としないと約束してくれるでしょう。しかし、たいていのもの隠しをする子どもは、自ら名乗り出ることはありません。全体の場では言いにくいでしょうから「後で正直に言いに来てください。」という方法でも言いにくることはまずないでしょう。後味は非常に悪いと言わざるを得ないでしょう。しかし、誰がやったのかわからないとはいえ、問題をすぐに終わりにすることなく、学級担任として今後の予防線としてメッセージを送っておきます。

 

「一部の人の軽率な行動で、学級全員が悲しく、嫌な思いをしていることを知っておいてほしい。」

「このような行為は、人として絶対にしてはいけないことだということを忘れてはならない。」

このような言葉をかけながら、先生側が毅然とした態度で、絶対に許せないことで、人の心を深く傷つけることだということを子どもたちに伝えなければなりません。この場面では演技として感情的に伝えることも必要かもしれません。そういったメッセージをしっかりと子どもたちに伝えることで、名乗り出れなかった子どもも反省し、もの隠しはなくなっていくはずです。先生側の本気の姿勢を見せることが大切です。

 

しかし、それでも、もの隠しがやめられない子も悲しいですがいます。

 

 

もの隠しの犯人捜しをするべきか?

 

もの隠しがやめられない子の特徴

 

子どもの中には、1年に何度も人のものをとったり、隠したりする子がいます。残念なことに、悪い癖となってしまっているのでしょう。どれだけ周りのみんなが嫌な思いをしてきたかということも、そんな子にはわからないことかもしれません。もの隠しをしてしまう子どもは、たいてい家族からの愛情が不足しており、寂しいからものに執着してしまうという心の状態になっています。また、自分が学級を騒がせているという快感を得て満足してしまっているのです。

このような子は、絶対に自分がしたと認めません。ある程度の状況証拠がそろっていても、平気でしらを切り通します。肝が据わっているとも思えるくらい平然と嘘が言えてしまうのです。このような子どもは心に深い傷を抱えている場合が多いでしょう。

しかし、もの隠しという行為を放っておくわけにはいかないので、その子の将来のためにも「絶対にしてはいけないこと」と早い段階から教えてあげるためにも、見つけてあげることが本人の救いになるでしょう。

 

もの隠しが1年に何度も起こっていると、学級担任は、誰がやっていることなのか、おおよそ検討がついていることが多いです。ただ、完全な証拠があるわけではないので、詰め切れないのです。「隠したのはあなたです。」と子どもに言って、その事実が万が一違った場合は大問題になってしまいます。子どもを疑うというのは非常にリスキーなことであり、子ども自身を傷つけてしまうことにもなりかねません。なので、学級担任はおおそく検討がついていても、詰め切れない部分があるのです。

 

それでも担任なら「なんとしても見つけたい。」そんな思いになられる方もいるでしょう。

 

 

どこまで許される?子どもの荷物チェック

 

担任でも、子どもの荷物チェックをするのは勇気のいることです。みんなを疑うことになり決して良い気分にはならないからです。しかし、「隠した子を探したい」というのではなく「誰かに入れられた」とも考えることもできるので、とらえ方によっては、机の中のお道具箱を出させてチェックをするのは許されるかもしれません。まぁこれで見つかるケースはほとんどないでしょう。教室中を子どもたちで探しても、また校内をみんなで探し回っても、一向になくなったものが出てこない場合は、ものをとった子ども自身(犯人)が持っているケースが多いです。自分の身にもっておくのが一番安全ですからね。

 

それでは、子どもが身につけているものをチェックしてもよいのでしょうか。いわゆるボディチェックです。軽く服の上から触るとしても、男性の先生なら、女の子の体を触ることになるのでアウトです。女性の先生も、男の子の体を触るのはよくありません。それでも、「必ずあの子が身に着けているはずだ」という担任の先生の確信めいた勘のようなものがあるのなら、ボディチェックを決行したらよいでしょう。

ただし、ボディチェックまですると、管理職、保護者から何かしらご指摘を受ける可能性が高いので、その覚悟はしておいた方がいいです。もし、仮に、服の中に隠したものが見つかったなら、それは結果オーライです。責められることは一切ないでしょう。よく見つけてあげた!リスクをとって決断した担任の先生はすごい!と思われてもよいくらいです。見つけてあげることが本人のためにも良かったのです。

 

 

犯人捜しはほどほどに

 

もの隠しをしていた子を先生が見つけた場合は、どのように学級に話を下ろせばいいのか、これはかなり難しいでしょう。どんなひどいことをしていたとしても、「この子が隠していました。」と大々的に学級の中で発表などしていいはずがありません。もちろん、ものを隠された子への謝罪を最優先にしなければなりません。隠された子が一番辛い思いをしていたはずだからです。それを行った上で、どうこの問題を終わりへと進めるか。これはもう言葉にはできないかもしれません。なんとなく、周りの子どもたちは気づいてきて、解決したとわかってもらうのがよいかもしれません。

 

先生にもの隠しが見つかった子どもは、しばらくはクラスのみんなから冷たい視線を浴び、つらい思いをしなければならないでしょう。でも、それくらい大変なことをしてきたということも心に留めておくことも大切です。これから友だちの信頼を取り戻すために、より一層努力していかなければならないでしょう。許すのは先生ではなく、子どもたちなのですから。

学校の先生方は最終的にはやはりどんな子どもでも守るように対応するものです。どんなことをしてしまった子どもでも見捨てずに守るのが学校の務めだからです。もし、大人になって同じようなことをしていたらごめんなさいでは済まず一発アウトです。だからこそ、しっかり罪と向き合わせ、二度としてはいけないことだと約束をさせるのです。それができて初めて罪を清算できるはずです。ここまで学級担任として子どもに関われたなら言うことはないでしょう。

 

 

それでも、あまり犯人捜しに躍起になりすぎるのもよくないでしょう。もの隠しをする子どもはほとんど1人であり、その1人のために、そのほかの子どもたちも、先生との話し合いの中で、長い時間、先生からの話を聞かされ、嫌な思いをさせてしまうことになってしまうからです。結局、見つからなかったら、心にモヤモヤしたものが残ってしまうので、とられてしまった子どものケアは全力でするべきですが、過剰な居残りや話し合いを続けるのはよくないでしょう。しっかり学級通信などで、現状を報告し、理解を得られるようにしましょう。

 

学級担任ができることは、子どもがもの隠しをしようと思わないよう、居心地の良い過ごしやすい学級を作っていくことでしょう。常に子どもたちの変化に目を配り、しんどそうな子、友だちとうまくいっていない子などを見過ごさないことです。じっくりと子どもと関わり、子どもがマイナスの感情を溜め込まないよう、学級経営をしていくことが、もの隠しを防ぐ一番の対策になるでしょう。

 

より良い学級経営ができるよう頑張ってください。

よければこちらの記事もご覧ください。

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【もうこれしかない】小学校で子どもの問題行動をやめさせる方法

 

 

今回はここまで

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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