学級経営 教員・教育関係

【黄金の3日間の乗り越え方】ここを抑えれば学級崩壊を防げる!

 

こんにちは、今回は【黄金の3日間の乗り越え方】ここを抑えれば学級崩壊を防げる!というテーマで書いていきます。今回の記事は小学校教員を想定して書いています。

 

 

学級経営についてこちらの記事もご覧ください。

【初任者必見】小学校教員1年目の仕事術を紹介します

【これだけは知っておいて!】学級崩壊になる前の対応が大事!

こんな方におすすめ

  • これから教員をやっていこうと思っている方
  • 経験が浅い若手の先生方
  • 学級崩壊しそうな基準を知りたい方

 

学級経営は黄金の3日間で決まる

 

気合いを入れてリレーのスタートしようとしている人のイラスト

 

「なんで私のクラスはこんなに騒がしいんだ」

こんな悲鳴を現場からよく聞くものですから、

学級を受け持った若手の先生方にとって、学級を上手に機能させていくことが重要だというのはご存じのことでしょう。

 

「学級経営は最初の3日間で決まる」

という話もよく聞きます。

 

学級がスタートした4月の最初の3日間のことを黄金の3日間と呼び、この3日間で、1年間そのクラスがどうなるのかが決まるというものです。

学級経営はなにより最初が大事であり、それは私自身も実感してきました。

 

黄金の3日間をしっかり過ごしておくことで、落ち着いた学級になり、誰もが安心して過ごしやすいクラスになります。

私も若いころはよくベテランの先生たちに教えていただきました。

「最初をおろそかにすると騒がしい学級になり、授業もままならず、問題行動も多くなるわよ。」

「だから最初が一番肝心!」

 

それでも、うまくいかなかったクラスはやがて学級が乱れてきます。

そして、放課後は毎日保護者の対応に追われることになる。これこそ学級崩壊の始まりです。

 

 

私はこんなクラスを毎年のように見てきました。

そうかと言えば、担任の先生自身は、自分のクラスがよくない状況になっていても、本当にクラスが崩壊するまで意識できていないことも多いのです。

 

もちろん、見るべきプロの眼を持ったベテランの先生がそのクラスをみたら、学級のあぶない前兆がわかります。

 

これから良いクラスになっていく

あぶないクラスになっていきそう

ほぼ間違いなく言い当てます。

 

 

学級がスタートしてすぐに学級崩壊のようなことにならないためにも、最初に集団生活の基礎をしっかりと教えこまなければなりません。

それを怠るとその後は学級担任が苦労することになります。

 

 

まず、この3日間をどう乗り越えたらいいのかお話ししていきます。

 

 

黄金の3日間の乗り越え方

 

学級経営の明確な目標を持ってお

 

迷路を進もうとしている人のイラスト

 

新しく学級を受け持つことが決まったら、学校が始まる前の段階で、

どんな学級にしていくのか、つまり学級目標をしっかり考えておくことが重要です。

 

 

クラス運営をしていく上で

「みんなが安心できて、過ごしやすいクラス」にすることは最低条件です。

これができていないとクラスとして成り立ちません。

 

それを意識した上で学級をスタートできるよう準備をしておきましょう。

 

学級担任として、

どんな子どもたちに育てていきたいか

どんなクラスにしたいのか

そのためにどんなルールを作っていく必要があるのか

どんなことを許さないのか

これらのことは事前にに考えておくようにします。

 

なんとなく決めてしまうと自分の意識が薄れてしまい、最初に決めたことをやり通せなくなります。

(だんだん決めた目標が下がっていき、問題行動に目をつぶってしまうようになります。)

そうならないためにも、決めたことは必ず実行できるよう、自分の潜在意識にまで落とし込んでやり抜くと決めます。そういう軸ができると、何が起こっても動じず対処できるようになると思います。

 

もちろん、学級のルールは、子どもたちの意見も反映できるようにするのがいいでしょう。

学級会などで子どもたちと話し合っていくと、子どもたちがどんなことを大切にしたいのかがわかってくるので、その思いを反映した目標にしたら良いです。

じっくり話し合っていけば、きっと子どもたちにふさわしい学級目標ができるでしょう。

 

 

人の話を最後まで聞くことの徹底

 

先ほど、

「みんなが安心できて、過ごしやすいクラス」

が最低条件と書きましたが、これを実現するための第一歩が人の話を最後まで聞くことです。

 

「自分の話を聞いてもらえる」

→「もっと自分の思いを話してもいいんだ」

→「話ができたらなんだか安心できる」

→「このクラスは過ごしやすいなあ」

 

子どもに限らず、誰しも自分の話を聞いてもらえるのは嬉しいものです。

それは、自分を大切にしてもらえているということでもあるので、安心感にもつながります。安心感があれば、クラスは過ごしやすいものになります。

 

これは学級経営で最も基礎となる部分ですので、譲らず徹底させましょう。

人が話している時に、

私語をしたり、人の話に口をはさんできたりすることはルール違反であることを伝えておきましょう。

 

これは子どもはよくしてしまうことなんですが、つい私たち教師自身もしてしまうんです。

手を挙げて当てられてから話すルールに決めているのに、教師が手を挙げていない子や、当てていない子の話を聞き、受け答えをしてしまう。

 

これを許すと、ざわざわ勝手にしゃべりだす子が増えるのは間違いありません。まずは、教師がそのルールを守り、話すときと聞く時の区切りをつけさせなければなりません。

このパターン本当に多いですよ。

 

 

いろんな事情をあって、話を聞く習慣が身についていない子もいますが、そんな子にも、せめて静かに座っておくことはできるようにさせたいところです。

学校の中で集団生活を送る上で、人の話を静かに聞くということは最も基礎的なことであり、それを怠ると、後々学級担任が苦労することになります。

 

 

全体的な子どもの実態をつかむ

 

学級が始まったら子どもたちの実態をつかむことに専念します。

人数、男女比などは、事前にわかっていることですが、子どもの実態は、引継ぎなどはするものの、実際に会ってみないとわからないことが多いです。

 

子どもたちの実態として、

正しい姿勢で座ることができるか

人の話が最後までしっかり聞けるか(勝手なおしゃべり、手遊びなどはないか)

こちらの指示を正しく理解し、実行することができるか

自分のするべき課題に集中して取り組めるか

個別の配慮が必要な子がどのくらいか

 

見るべきポイントはたくさんありますので、目指すべき学級目標を考える参考にしていきます。

 

 

その際、クラスの中で、みんなのお手本になるような子を探しておくのもよいでしょう。

 

困っている子に優しく声をかけてあげる子

授業中に的確な質問ができる子

面白いことを言ってみんなを笑わせている子

などです。

 

そんな子を見つけ、

あの子にクラスを引っ張ってもらおう

あの子にクラスを明るくしてもらおう

あの子は頑張り屋さんだから良い見本になってもらおう

などと、役割を決めておくのです。

 

そんな風に子どもをみておくのもいいでしょう。

 

 

昨年度と比べず、今年の方針を打ち出す

 

1年生以外の子どもたちは、学校のことをよく知っています。

だからこそ、昨年度までに学んだことを今年度にも生かそうと思います。

良い意味でも、悪い意味でも。

 

新しい担任の先生と出会うと、どんな先生か興味を持ってくれる一方で、

この先生は、

「どこまで厳しいのか」

「どこまでのことを許してくれるのか」

などを本能的に判断してきます。悪く言えば品定めです。

 

子どもたちが

「この先生は言えば何でも聞いてくれる」

と思えば、要求がどんどんエスカレートすることもあります。

 

そんな状況を作ってしまい、子どものペースにはまってしまうと、

「ちょっとくらい騒いでも許してくれるかな?」

「授業中もおしゃべりできるかな?」

「前の先生のやり方と同じようにしてもらおう」

などと自分勝手なルールを主張することが増えます。

 

朝の読書時間の立ち歩き、授業中の勝手なトイレ、教室のものを勝手に触る、黒板への落書き、

などルール違反をしていても言い訳をし、手に負えなくなってきます。

一度崩してしまうと仕切り直すのが大変です。

 

 

なので、

最初から先生はこういう方針で行きます!

昨年の話は関係ないです!

と言い切ってしまうことも必要です。そんな毅然とした対処も求められるでしょう。

 

 

このように、担任は子どもたちの話は聞きつつ、よいところ、悪いところをつかんでおくのです。

 

 

子どもをよく褒める

 

 

グッドのイラスト

 

子どもたちと関わる中でできるだけ意識してやっておくことは、

とにかくほめることです。

 

子どもたちの良いところをたくさん見つけてあげてください。

 

 

「〇〇さんは、大きな声が出て元気なので、クラスのみんなも元気になるね。」

「〇〇さんは、座り方が上手だね。背筋が伸びて、足がしっかりついているね。」

「〇〇さん、落ちていたものを拾ってくれたんだね。よく気が利くね。」

今できていることを、まずしっかりほめてあげることです。子どものできていることをクラス全体に広めたいときは、クラス全体の中でほめてあげるとよいです。

 

ほめてあげることで、子どもたちは、

「この先生は、たくさんほめてくれてなんだかうれしいな!」

「先生は、ちゃんと私のことを見てくれているんだ!」

「私は、今まで叱られてばかりだったけど、この先生はほめてくれるんだ!」

 

→「よし、今年はがんばるぞ!」

こんな正の循環を作ってあげられます。

ほめられて嫌な気持ちになる子はいません。もしかしたら、家庭で叱られてばかりの子もいるかもしれません。せめて、学校では、その子のがんばりを認め、ほめてあげましょう。

 

もちろん、子どもによってできないところが目立ってしまう子もいますので、そんな場合は教師が一人ひとりに声かけをしてできるように意識を向かせていくようにしていきます。

否定的な声かけではなく、肯定的な声かけをたくさん増やしていくことです。

 

 

学級のルールをアップデートし、評価もしていく

 

チェックシートを持っている人のイラスト

 

黄金の3日間が経過し、教師も子どもも学級になじんできたら、学級目標のことを頭に置きつつ細かなルールを決めていきます。

 

登下校、朝の会・帰りの会、授業中、休み時間、給食・掃除などの場面ごとにルール作りをしていきます。

詳しいルールについてはこちらをどうぞ。

【これで授業が静かになる】作業が速く終わった子の待たせ方 

【自然と学級運営がうまくいく】一人一役システムを紹介します!

【準備・片付けが最速に】静かな給食時間の過ごし方 小学校編

 

今までいろんなクラスを見てきて感じることですが、どのクラスもルールはちゃんとあるのですが、子どもに任せっぱなし、やらせっぱなしになってしまっているところが多いということです。

 

 

ルールを決めてしっかりと取り組ませているなら、できていることを評価してあげることも大切です。

できれば月に一回でも、頑張っている子ども・協力し合っているグループをとりあげてほめてあげましょう。

 

「〇〇さんは、いつもチャイムが鳴ると、さっと自分の席について次の授業の準備に取り掛かれています。」

「〇〇さんは、掃除時間、自分の仕事が終わった後、友だちの掃除道具も一緒に片づけてあげていましたね。よく気がつきます。」

「〇〇さんのグループは、仕事分担をしっかり話し合い、みんながするべきことを確認してから取り組めていました。」

 

 

また、ルールを作る際にはあらゆるケースを想定してルール作りを行いましょう。

子どもから、

「こんな時はどうするの?

「課題が終わったんですが何をしたらいいですか?」

と質問されることはないでしょうか。

 

子どもは、一つの指示に対して素直に真っすぐに行動し、終わった後のことを考えて始める子はあまりいません。

早く終わった子はすることがなく退屈し、遊びだしてしまう。

 

なので、次にするべきことも指示を出しておくことです。子どもから質問されているようでは、まだまだルールの詰めは甘いと言えます。

 

きっちりルールを伝えておかないと自分都合で解釈する子が出てきますので、イレギュラーなことが起こった時の対処法などを一緒に考えておくことが望ましいです。

 

「課題が終わった後は、これをしておくんだったな。」

「先生がいないときは、静かに待っておくんだったな。」

などとわかってくれば、いろんな場面でも応用できるようになり自分で考えて行動することができるようになります。

 

 

3日間を無事に乗り越えたかわかる基準

 

さて、あなたは無事、黄金の3日間を乗り越えることができたでしょうか。

「えっ??どっちだろう?」

と思われた方はここからが大事。

 

冒頭で、プロの目を持ったベテランの先生はそのクラスをみて、

良いクラスになっていくか

心配なクラスになっていくか

がわかるという話をしました。

 

一体、ベテランの先生方は、クラスのどこを見て、そのような判断をしているのでしょうか。

 

答えは2つあります。

 

1つ目は、学級全体の中で子どもたちが先生の話を聞けているかどうかというポイントです。先ほど、話を聞くことを徹底するの大切を説明しましたが、それができているかは一目でわかります。

子どもたちが、先生の目を見て話を聞いているかということです。

3日も経てば、子どもはゆるんできます。そこをほめながらも、するべきことをするようルールの徹底が図れてきたかをみるのです。

先生の指導の本気度はここに現れます。日が経つと、どうしても子どもに合わせてしまってズルズルと見逃してしまいがちですが、そうなると、子どもも話をどんどん聞かなくなってしまっていきます。

 

2つ目は、1体1の対応の時に、子どもが先生の言葉を素直に受け止めることができているいかというポイントです。主に指導の場面です。

これは子どもの態度、顔つきを観ればすぐにわかります。

自分が悪かったなと思える顔をしていて、先生の声をうなずいて聞けているなら、しっかり子どもの心に響いている証拠なので大丈夫です。

逆に、子どもを叱った時に、子どもが嫌そうな顔をしていたり、へらへらしていたら危険サイン。どんどんエスカレートしていくでしょう。

 

そうならないためにも、子どもとの関係をしっかり築いておく。それでも叱らなければならない場面も出てくる。

だからこそ、その子の良いところも見つけてほめてあげることが大事なのです。

いくら正しいことを言っても、その子をほめて認めてあげないと子どもはついてきません。適度に飴と鞭を使い分けることができていたら、子どもは先生の言葉をしっかり受け止めることができます。

 

 

ということで、この2点をおさえておけば1年間でそうそう大きく崩れることはありません。

この2点を徹底していくためにも、最初は根気強く言い聞かせる場面も必要です。

 

学級作りは、時間と手間のかかる作業ですが、最初にていねいにしておくことで、子どもたちは、学級という小さな社会の中で、伸び伸びと成長していきます。

しっかりと子どもたちと向き合いながらよい学級経営をしていってほしいと思います。

 

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