ビジネス

情報商材を買ってしまう仕組みを暴露 2019年版

2019年9月14日

 

こんにちは、今回は情報商材を買ってしまう仕組みを暴露 2019年版というテーマで記事を書いていきます。この記事は私の体験談を元にしておりますので、主観的な考え方などが入っている場合がありますことをご承知ください。

 

こんな方におすすめ

  • これからビジネスをやっていこうと思っている方
  • 情報商材を買おうか悩んでいる方

 

情報商材を買いたくなるプロセス

 

私はフリーランスで生活していくために昨年よりビジネスの勉強を始めました。その第一歩がこのブログの執筆です。当初の目標であった100記事を書き終え、次はどんなステップを目指したらいいのか考え行き詰っていたそんな時に、ツイッターより1通のDM(ダイレクトメール)が届きました。

 

そのメールの内容は「ビジネスの相談に乗りますよ」というもの。DMなので、最初はきな臭さを感じてはいたものの、ものは試しだと話を聞いてみることにしました。その方をAさんとします。

 

最初はお互いの仕事のことなどざっくばらんに話をし、徐々に話題はビジネスの話へ。どうやらAさんはある方(Bさんと仮定)からビジネスを教わったことで収益を得られるようになったとのこと。ビジネスで成功したいなら、ビジネスの基礎を学ぶことが必須で、「あなたも成功したいなら色々教えてもらった方がいいよ」という話になってきたのです。確かに私にはビジネスのノウハウなど何一つ知りませんでした。ビジネススキルを独学で身に付けられるほど甘い世界ではないことも承知していました。

 

Bさんは今でもバリバリ稼ぎ続けているらしく、一体どんなことをしているのか知りたくなり、Aさんに「私も一度お話してみたいです。」と聞いてみたところ快く承諾してくれたのです。

 

そして数日後、次はBさんとオンライン通話で話をすることになりました。Bさんは年は若いにも関わらずビジネスで成功をつかんでおり、一目見ただけで、存在感、そしてオーラのようなものを放っていて(ちょっと大げさですが)人間的にも素晴らしい方でした。ビジネスの基本的な話から始まり、成功するためには成功者から教わるのが正しいプロセスであるというのです。私はBさんのビジネスの話はもちろん興味があったのですが、それ以上にBさんのビジネスに対する熱い志と人間性に魅了されていきました。

「若いのにすごいなぁ・・・」

「きっと、とてつもない努力を積み重ねてきたに違いない!」

「この人は本物に間違いない!」

そんな印象を持ち、この人から教わりたいと徐々に思うようになりました。1時間ほど話を聞いただけでそう思ったのです。

 

 

そこで、私は質問してみました。

「どうやったら私はあなたからビジネスを教えてもらえますか。」

 

Bさん

「私は本当の実力をつけた人とビジネスがしたい。その実力をつけたいと本気で思うならいつでも教えます。」

 

「でも、私があなたに教えることで、あなたはビジネススキルを身に付けられるというメリットがあります。ということは、私の方にもメリットがないといけないですよね。」

 

なるほど!お金だなと思いましたが、まぁ理屈から言うと当たり前の話です。むしろ無料で教えますという方が怪しいです。このチャンスを逃すまいと一気にお願いをし、教えてもらう許可をいただいたのです。その時の私はもう買う気満々です。しかし、問題は教えてもらうにあたって支払う金額です。

 

なんと金額は50万円!うげっ!たかっ!

正直な心の声です。(笑)

Bさん曰く、50万円で情報商材を買わなければいけないがその商材自体に大した価値はないのだそう。一番価値を置いてほしいのは、実績を上げているBさんから直接指導を受けられるということ。厳しい課題をたくさん出すので、本気で取り組まないとすぐに結果は出ないということ。このようなことを言っておられました。

 

 

「なるほど、これは間違いなく実力をつけられるぞ。それなら50万円も妥当かもしれないぞ。」

「商材自体に価値はないと正直に言えるのも信頼できるな。」

私はそんな風に思いました。そして、勢いのまま買う意志を相手に伝え、その日は電話を切りました。

 

 

情報商材は冷静に判断して買うべき

 

ビジネスの相談から始まったAさん、Bさんとの関係ですが、気がつけば50万円の情報商材を買いたいという気持ちになっていました。ビジネスで成功者から指導を受けられるなら50万は安いと思ったからです。当時の自分はそれくらいの勢いがあったのだと思います。

 

しかし、一晩冷静に考えてみて思ったのです。

「そもそも、まだ自分は、もがき苦しむほど努力していないのではないか・・・」

「お金を払ってすぐに教えてもらって結果を出そうなんて甘いのではないか・・・」

「まずはブログを頑張って取り組むと決めたのではないか・・・」

落ち着いて考えてみるとそんな思いが駆け巡ってきました。Bさんは間違いなく本物の実力者なので、しっかり教わればきっとそれなりの成果も出せるかもしれない。「やりたい」という気持ちと「今すぐするべきことではない」という気持ちの葛藤に苦しみました。

買うと言ってしまったのにどうしよう・・・

断ったら失望され、もう教えないと言われてしまうかも・・・

自分は結局努力をしたくないだけなのか・・・

 

 

今、50万円を使ってしまうと生活を追い込むことになってしまう。いや、むしろ追い込んだ方がいいのか・・・

いくら悩んでも答えは出ませんでした。

 

 

もちろん家族・友人になど相談はできないし、(したとしても100%反対されるでしょう)早く決断しないと契約の期日が迫っている・・・そんな時、ふと閃きました。

「他のビジネスをしている方に相談してみよう。」

 

「ココナラ」というフリーマーケットのサービスがあることを思いつきました。専門のスキル、知識、経験を売り買いできるサービスで、ここでプロの起業家の方を探し相談をすると何か答えが出てくるかもしれない。利害関係のないプロの第三者から意見をもらえば何か自分の中でスッキリするかもしれない。すぐにココナラを登録し、ココナラで登録されていたビジネスの相談員Cさんと連絡のやり取りが始まりました。

 

Cさんはとてもていねいにメッセージを返してくださり、失礼を承知で私は有料商材を買おうか悩んでいるとのことを相談しました。Cさんは私のメールを冷静に分析し、有料教材を買うこと自体は否定されませんでしたが、

「本当にそのビジネスをやりたいのか。」

「自分のモチベーションが上がるのか。」

「今の状態でやり続けることができそうなのか。」

 

これらのことをしっかり考えて決断をされるようにと返事をくれました。情報商材を買うかどうかの返事を考える間もなく、契約の話をする期日がやってきました。

Bさんは私の迷いを察知して、

「みなさん、買われるときはそうなるものですよ。」

「でも、ビジネスで成功したいなら覚悟をしないと次には進めないよ。」

まさに正論です。そんなBさんに私は、もう少し待ってほしいと伝えると、

Bさん

「いいんですか。すぐに始めたくはないのですか。」

「ここが分かれ道ですよ。」

なんとも巧みな話術です。別に強引に言っているわけでもなく、あおっているわけでもないのですが、私のような人をたくさん見てきたのでしょう。曖昧な返事をしたままこの日は電話を切り、ほっとしていたのですが、またまた私の気持ちがぐらつき始めたのです。

「よし、そこまで言うなら。」

「そういや、投資に50万なんて簡単にできるよな。」

「これもれっきとした投資だ。そう考えれば50万なんて高くない!」

 

そして、その勢いのまま、Bさんにメールを送り、

「買うので契約書を送ってください。」

と連絡をしました。「買って頑張るぞ」と決めたのです。

 

 

情報商材を買う決断は自分の意志で

 

しかし、またまた次の日、気持ちが変わります。きっかけは、その日の夜にこのビジネスの仕組みをついて調べていて、そのビジネスの契約に至るプロセスがまさに自分自身がされていることに当てはまっていたことです。ビジネスと言うものは、まず最初にお客さんとの信頼関係を作ることから始まるらしい。

 

「そういえば、私、相手と話をしていくうちに相手を信頼するようになっていたな。」

自分を客観的に見れた瞬間でした。まさに、信頼こそビジネスのスタートなのです。

 

 

そして、次の段階は、夢の共有と感情を動かすことです。信頼している方から、

「これを買って努力したら成功できるよ。」

という話になってくるわけです。私も絶対成功するぞという気持ちになり、感情も高ぶっていました。まさに相手をその気にさせるビジネスの基本手順に従うまま私は買おうとしていたのです。自分の意志が簡単に揺らいでしまうくらいに。

 

 

そして、またココナラのCさんの言葉が浮かんできます。

「本当にそのビジネスをやりたいのか。」

いや、このビジネスはしたいとは思わない。

 

「それを買って自分のモチベーションが上がるのか。」

そもそもモチベーションをあげてもらおうなんて思っていない。

 

「今の状態でやり続けることができそうなのか。」

ビジネスをやろうと思った時、最初にブログを育てると決めていたのでそれを続けたい。

 

高額なお金を払うことに抵抗があったのはもちろんですが、なによりお金で何かに頼ろうとしている自分が嫌だったのです。だから、勇気を持ってお断りをすることにしたのです。一時の感情に流されず、じっくりと腰を据えてコツコツと頑張っていこうと決めたのです。

 

もちろん、この情報商材が悪いとは思っていません。

むしろ本物であったと思います。

 

 

しかし、今の自分に本当に必要だったのかというとまだそんな段階ではなかったというだけの話です。この50万円をもっと有益にビジネスで使う方法を考えれば、きっとたくさんあるはずなのです。ビジネスを学ぼうと思えば、お金を払って学ぶチャンスはこれからもあります。しかし、それはまだ先のことのように思います。いや、むしろお金で時間を買って、その時間をビジネスの勉強に当てるのが一番良いかもしれません。まず自分でするべき最大の努力をしてからになるでしょう。遠回りこそ最大の近道なのだから。

 

もちろん後悔もあります。私が50万円を支払うことは相手にメリットがあることなのですが、これだけ相手を振り回してしまったこと、買う買うと言って結局買わなかったこと。買う買う詐欺を私はしてしまったわけです。

自分は優柔不断でどれだけ決断力がないんだ・・・

あまりにも相手に失礼すぎるではないか・・・

すぐに答えを出せない自分が情けなくなりました。また話をしたら気持ちがぐらつくのだろうなぁ。そんな気持ちにさいなまれながら、超失礼を承知でAさん、Bさんとの連絡を絶つことにしたのです。せっかく築きかけた関係をブスッと切ってしまって、非常に後味の悪いものになってしまいましたが、変な情に流されるのもよくないと思ったからです。買わないという意志を相手に伝えるためにもしかたのないことです。もう前だけを見て進むしかないです。

 

 

これからは「一時の感情で判断してはいけない」ということを学びました。大事な決断を少しでも早くできるように感性を磨き、心を育てていかなければと反省し、また今日から頑張っていきます。この先、また良い情報商材に出会うことがあるかもしれませんが、次は一時の感情に流されることなく自分の強い意志だけで買おうと思います。

 

 

情報商材を買おうと思って悩んでいる方の何か参考になってくれたら幸いです。

私のような中途半端な決断をしないように・・・

 

 

それでは今回はここまで。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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