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人のせいにする子どもの正しい対処法をお伝えします。

 

こんにちは、今回は人のせいにする子どもの正しい対処法をお伝えします

というテーマで記事を書いていきます。

 

 

こんな方におすすめ

  • これから小学校教員になろうと思っている方
  • 人のせいにする子どもの正しい対処法を知りたい方
  • 人のせいにした人生を改めたいと思っている方

 

子どもと関わっていると、

子どもがしてはいけないことをして、注意をしなければならない場面がたくさんあるものです。

 

担任が注意をする時、

素直に自分の非を認めることができる子がいる一方で、

自分の非を認めず、すぐに人のせいにしてしまう子どももいます。

 

一体、どうして、人のせいにする子どもは、素直に自分の非を認めることができないのでしょうか。

まずは、そんな子どもの心理と特徴について書いていきます。

 

 

人のせいにする子どもの心理とは

 

このような子どもは、大人に注意をされる場面になると、何よりも先に

「怒られるのが嫌だ」

という気持ちが先行しがちです。

 

怒られたくないから、怒られないために、どうするのかを考えてしまいます。

 

「どう説明すれば怒られずに済むだろうか」

「どうにか ごまかす方法はないだろうか」

「他にも悪い人がいたから、その人のせいにしよう」

 

などと考えてしまうのです。

 

そんな子は担任から注意をされても

自分がしたから正直に話そうという心理や

悪いことをしたから謝ろうという心理は働きません。

 

 

では、そもそも

なぜ、人のせいにする子どもは、それほどまでに、怒られることに拒否感があるのでしょうか。

 

 

もともと、注意や指摘に対して過敏になりやすい子ども(発達障害の子どもなど)もいますが、

そういう子を除いて考えた場合、

 

 

人のせいにする子どもは、

家庭で怒られることが多い子ども

だということです。

 

 

いつもいつも怒られていて、受け入れがたい怒られ方をしてきた可能性もあります。

受け入れがたい怒られ方とは、激しい罵声を浴びせられたり、暴力を振るわれたりすることです。

 

 

そんな不適切な怒られ方をしてきているものですから、怒られることへの拒否感はますます強化され、自分のしてしまったことを振り返るよりも、

「絶対に怒られたくない」

という心理の方が勝ってしまってしまいます。

 

 

このように人のせいにする子どもの心理には、このような理由が隠されているのです。

 

 

それでは次に、そんな子どもの特徴とその背景を見ていきましょう。

 

 

人のせいにする子どもに共通する特徴とその背景

 

自分に自信がない

 

人のせいにする子どもは

家で怒られていることが多いと書きました。

 

そうやって、しょっちゅう怒られていたり、

感情的に怒鳴られたりしてきた子どもは、

自信のない子が多いものです。

 

 

自信がないので、学習に対しても消極的なことが多く、

できるように頑張ろうというエネルギーも生まれにくいです。

 

「どうせ自分なんて・・・」

と思って、投げやりになってしまうことが多いものです。

 

 

毎日、怒られている子どもを想像してください。

 

どんな子どもでも

「お前は本当にダメな奴だな!」

と、怒られ続けたら、自分はできない人間なんだと思ってしまいますよね。

 

 

大人でも同じようなことがあります。

 

自分なりに一生懸命、仕事をしているのに、

上司に、ダメなところだけを取り上げられて、

注意や指摘ばかりをされていたとしたら、

自信をなくしてしまいますよね。

 

 

子どもでも同じです。

自信などつくはずがありません。

 

「自分はダメな人間なんだ」

と思ってしまいますよね。

 

 

怒りっぽい

 

人のせいにする子どもは、怒りっぽい子が多いです。

 

周りの子から、注意されたり、指摘されたりすると、カッとなって怒ってしまいます。

気が短く、ちょっとしたことで大きな声を上げて怒り出します。

時々、手を出してしまったりすることもあります。

 

人には平気でキツイ言葉を言ったりするのに、自分が人から言われるのは大嫌いです。

すぐに激怒してしまいます。

 

 

我慢をするというのも苦手なので、その時の感情のままに動いてしまうこともしばしば。

 

 

自分の思い通りにならないことも嫌いで、すぐにすねたり、怒ったりしてしまいます。

 

 

怒りっぽい子どもは、自分の感情をうまくコントロールができない子という風に言うこともできます。

 

 

嘘をついたり、言い訳したりする

 

人のせいにする子どもは、

嘘や言い訳が多いです。

 

 

その理由はさきほどと同じく、怒られたくないからです。

 

よく子どもに

「怒らないから正直に話してごらん。」

と言って、問いただす場面があるかと思います。

 

 

ほとんどの子どもは、この言葉で正直に話せるようになりますが、

この場面でも、平気な顔をして、嘘や言い訳をすることもあります。

 

ちょっと考えられないと思うかもしれませんが、

このような子どもは、いくら説得しても話せない心の状態にあります。

 

 

友だちとの聞き取りや、状況証拠がそろっていて、

「これはあなたがしたことですね?」

と問い詰めても、それでも、しらを切り続けます。

 

 

また、認めたかと思えば

「どうして、おればかり注意されるんだ」

「他にも、やっていた人がいただろ」

と言い訳もしてきます。

 

 

こういったことはもぐらたたきのように頻繁に起こりますので、

正しい対処法を知っておかないと対応が難しくなります。

 

 

人のせいにする子どもの背景にあるもの

 

では、人のせいにしてしまう子どもは、どんな心の問題を抱えているのでしょうか。

 

よくありがちなのは、自己防衛をしているというケースです。

 

自己防衛とは、自分で自分を守っているという意味で、本来、子どもは何があっても、誰か(例えば親)に愛されている、信頼されている、守られているという心の安心感を持っているものです。

そんな子どもは、自分はいつも親に守られているという絆があるので、人のせいにしなくても、どうにか自分で受け入れられるものです。

 

しかし、自己防衛をしている子どもは、誰か(親)との絆を作る経験をしていないので、守ってもらえるという安心感が持てていません。

すると、誰も自分を守ってくれる人はいないと思っています。

そんな子はたいてい、家でほったらかしにされています。

 

 

だからこそ、自分で自分を守るために、人のせいにしたり、嘘をついたりするのです。

 

 

もしかしたら、そんな子どもでも

正直に話してきたときがあったのかもしれません。

 

 

しかし、

許してもらえなかった

さらに厳しく怒られた

認めてもらえなかった

 

そういった経験をしてきたために、

人を信じるということができなくなってしまったケースもあるでしょう。

 

 

このように、人のせいにする子どもは、自分を認めてもらえるという経験が希薄しています。

 

自分の思いを正直に話して、

わかってもらった

理解してもらった

という経験が乏しく、

 

自分を

守ってくれている

受け入れてもらっている

感が持てていないのです。

 

 

だから、自分で自分を守るために、嘘に嘘を重ねていくのです。

 

こんな子どもは、実は心の傷が深いのです。

さらに、嘘をつき続け、自分を傷つけてしまうことになっていくのです。

 

 

人のせいにする子どもの正しい対処法

 

学級担任として関わるとき

 

そもそも、

人から受け入れらえたという素地がない子どもに注意や指摘をしても、改善は見込めません。

 

逆効果になる可能性もあります。

聞き取りの最初から、悪いことを指摘して、責め立てるように注意しても、その子には響きません。

「また、俺のことを怒ってくるんだな」

という反抗心を植え付けてしまうだけです。

 

 

学級担任として、こんな子どもと関わるときは、

その子の話をしっかり聞いてあげることが第一です。

 

 

今から注意するよという雰囲気は一切出さずに、

ちょっと話を聞かせてよっという歩み寄る気持ちで話を聞いてあげるのです。

 

 

担任として子どもと敵対関係を作っていてはいけないので、

この子が悪いことをしたとは言え、事情だけは聞いてあげます。

 

その時に

「どうしてそんなことをしたの?」

の、「どうして?」を聞くと、人のせいにする可能性があります。

 

 

こんな風に人のせいにして話が平行線になってしまうような時は、

これからは「どうして?」

を聞かないというのも手です。

 

 

「どうして?」と理由を聞くと、自己防衛が働き、自分に都合の言いように

いくらでも言い訳ができてしまいます。。

 

 

これで言い逃れができ、

何事もなかったように済ませることができたという経験は積ませてはいけません。

 

 

聞くのは、「どうして?」

ではなくて、

「いつ?」を聞きます。

 

「いつ」は自分の都合で変えられる要素がないため、人のせいにすることにできません。

つまり、子どもに主導権を与えてしまうようなことにはならないわけです。

 

 

そして、その「いつ」を担任は聞いて、どんどん展開を予想して、こちらでその子どもの気持ちと行動を言い当てていくのです。

(もちろん、事前にこっそり事実確認はしておくこと)

 

これを担任がしてあげることで、子どもは

「先生は俺の気持ちをわかってくれた」

というわかってもらえた、受け入れてもらえた感が残りやすくなります。

 

 

そんな気持ちにさせたあとに、

してはいけないことをしたことを認めさせ、

ダメなことはダメときっちり伝えておくのです。

 

あまりダラダラと注意することなく、感情的にならず、淡々と

言い聞かせていくのがよいです。

 

そんな風にすると、子どもも自分のしたことを受け入れやすくなります。

 

 

子どもの表情を見ていると、ちゃんと反省をして子どもの心に残っているかはわかります。

もちろん、すぐに行動を改善していくのは難しいことですので、根気は必要になります。

 

 

反省なんて、大人である私たちでさえできないもの。

すぐに忘れてしまうものなのですから。

 

 

周りの子どもがそんな子と関わるとき

 

人のせいにする子どもがいると、クラスの子どもたちからの不平不満も出てきやすいです。

「あいつは嘘ばかりつく!」

「すぐに人のせいにする!」

 

そうやって言ってきた子どもを無視するわけにはいかないので、担任も対応をしていかなければなりません。

子どもの言い分を聞いていると、トラブルの原因は、たいてい人のせいにする子が作っていることが多いです。

 

でも、だからと言って、その子だけをいつも注意するのも担任としては気になるもの。

自分たちで解決できるようにならないものかと頭を悩まします。

 

 

周りの子どもたちも先生に言えば、何でも解決してくれると思ってしまうのもよくありません。

しっかり自分たちで話し合って、折り合いをつけることができるようにならないといけないのですから。

 

 

人のせいにする子が気になって、わざわざ先生に告げ口をしてくれる子もいますが、それも問題です。

 

そんな時は、私はこう返しています。

「長い間関わって来ていて、その子の人柄、性格もわかっているでしょ。」

「その子の悪いところばかりに目を向けないで、良いところもみてあげてよ。」

「頑張っても、うまくいかないところは、誰でもあるんだよ。」

「ちょっとあの子と距離を置いてみると、あなたも楽になるんじゃないかな」

 

こんな風に言ってあげると、納得してくれます。

 

 

人のことをどうこう言ってくる子に限って、過剰に反応したり、余計なことを言ったりしているものです。

なので、先生にいつも言ってくる子もそういうところを直していくことです。

 

それは本人のためにも伝えるようにしていましたね。

それでも、時々話を聞いてあげて、ガス抜きが必要な子どもがいることもありますが。

 

そんな感じで対応してみてください。

 

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子どもは見捨てない姿勢を持って接する事

 

大人になっても、人のせいにする人はいるものです。

 

そんな大人は、学校と変わらず、周りの人を悩ませ、苦労させている存在です。

でも、大人社会では、そんな人とは関わらない、相手にしないという方法が使えます。

 

この方法がもっとも効果的ですからね。

 

 

でも、人のせいにする人が子どもの場合はそうはいきません。

 

 

学級担任は、どんな子どもであれ、見捨ててはいけません。

 

 

その子のためを思って、今の内から、人のせいにしてしまう自分を自覚させ、

周りの子に嫌な思いをさせていることにも気づかせてあげないといけません。

 

将来困るのはその子ですからね。

 

 

こういう子どもの対応は本当に難しいですが、必ず子どもの心に刺さる言葉があります。

 

そんな言葉のシャワーをたくさん子どもに浴びせてあげて、子どもの成長を見守ってあげてください。

 

 

今回は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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