学級経営 教員・教育関係

【自然と学級運営がうまくいく】一人一役システムを紹介します!

投稿日:2019年3月31日 更新日:

 

こんにちは、今回は【これで学級運営がうまくいく】一人一役システムを紹介します!というテーマでお話していきます。

 

こんな方におすすめ

  • これから小学校教員をやっていこうと思っている方
  • 学級運営の係活動について興味がある方

 

よければ動画でもご覧ください。

 

 

 

係と当番に違いについて

 

4月と言えば新年度のスタートの時期です。

学校に通う子どもたちは春休み真っ只中ですが、学校の先生方は、来年度に向けてこれから準備が始まります。

4月が1年で一番忙しいと言っても過言ではないです。

 

 

その4月から新しい学年、新しいクラスがスタートするわけですが、学級経営を円滑に進めていく上で決めていかなければならないことがたくさんあります。

 

 

学級のルール

 

給食の当番

 

掃除の当番

 

学級の係活動

 

日直制度

など色々あります。

 

 

さて、この中の当番と係活動の違いってご存知ですか。

一見、似たようなものだろうと思われるかもしれませんが、一度、それぞれの意味を整理をしてみたいと思います。

 

 

係活動は

学級の中で、学習や生活を子どもたちが、より主体的に、自主的に豊かなものにしていくために行われる活です。

 

 

当番活動は

学級の生活が、円滑に運営してために絶対に必要な仕事をクラスのみんなで分担していくものです。

 

 

係活動は不可欠ではないが、あるとより学級が生き生きとしたものになるという仕事のことです。

対して当番活動は必要不可欠なものなので、みんなで仕事を手分けして担当したり、順番で役割を決めたりして行うものです。

 

 

今回紹介する一人一役のシステムは、主に当番活動だと思ってください。

 

 

一人一役の始め方

 

学級の子どもの数の仕事を考える

 

一人一役を始めようと思ったら始めに、学級内で必要な仕事をたくさん見つけていきます。

できるだけ、負担なく、少しの時間でできるような仕事を探してみてください。

それを学級の子どもの数だけ見つけます。

 

 

「この仕事は絶対に必要だな」

「この仕事はあったら便利だけど、絶対必要ではないな」

などと、ある程度、仕事の優先度を考えておきましょう。

 

 

その下準備ができたら次は、学級会等で、子どもの意見を聞いていきます。

先生一人で考えるより子どもに聞いた方がわかることも多いし、できるだけ子どもの意見を学級の仕事として反映させてあげる方が、子どものやる気も変わってきます。

 

 

子どもたちから

「黒板を消す係がいると思います」

 

「休み時間に空気の入れ替えをする係があったらいいと思います」

 

「お手紙を配る係がやりたいです」

などとたくさん意見を出させてあげましょう。

 

 

このように子どもはこれまでの学校生活の経験からさまざまな仕事を思い出してくれるはずです。

きっと私たち教員が思いもよらなかった仕事を話してくれたりもします。

 

 

しかし、人気のある仕事もあれば、人気のない仕事もあり、こちらがしかたなくお願いしないといけない仕事もたくさん出てきます。

 

 

それでも、学級に必要な仕事はみんなですることを前向きに話をしてあげましょう。

 

 

一人一役のシステム(例)

 

以前私が作った仕事一覧表の一部を紹介します。子どもの意見も参考にしながら作ったものです。

1つの仕事につき、必ず1人というわけではなく、仕事内容や子どもたちの実態に合わせて、2人、3人にするところを作った方がよいと思います。

 

 

朝の時間

・教室ロッカーの整とん係

出ているものをその人のロッカーに入れる・分からない場合は落し物に入れる。

・電気係

教室に誰もいない時に電気を消す・電気をつける。

 

 

1時間目(前)

・健康チェック係
毎日、健康チェックを記録する。その後、先生に報告。休んだ子の連絡帳を書く。

 

 

1時間目(終了後)

・黒板を消す係(1・2時間目)

・漢字の宿題のチェック係(月、水、金)

・算数の宿題のチェック係(月、水、金)

・日記・音読・お手伝いの宿題のチェック係(月、水、金)

 

 

2時間目終了

・教室の荷物ののせいとん係

・黒板消しのそうじ係(電動クリーナーで)

・教室の窓やカーテンを開け・閉め係

 

3時間目終了

・黒板を消す係(3,4時間目)

 

 

4時間目終了

・教室の荷物の整理係

 

給食時間

・「いただきます」係

・「いただきます」の後、食器を並べる係

・ストローのごみふくろを用意する係

 

・「ごちそうさま」係

・給食のおかわりじゃんけん係

残ったデザートやおかずがあるかのチェック係

・食器、牛乳瓶、牛乳パックがきれいに片づけれているかチェックする係

 

掃除終了

・手紙ボックスチェック係

・ぞうきんかけのせいとん係

・教室掃除道具入れのチェック係

・クラスのボールがあるかチェック係
なくなっていたらすぐに報告、ボールに空気を入れにいく。

 

 

5時間目終了

・黒板を消す(5,6時間目)

 

6時間目終了

・水筒・帽子などの忘れものがないかチェック係
金曜日はその他の持ち物を持って帰るように呼びかける。

・落とし物の箱を回す係
1日2はんずつ

・教室の本棚の整とん係

・教室の窓やカーテンを閉める係

・ろうかの窓を閉める係

・次の日の日にちと曜日を黒板に書く係

 

 

その他

・プリント配り

呼ばれたときにプリントを配りにくる

・学級のまとめ係

・お助け係

 

 

 

仕事を順に決めていく

 

仕事が人数分できたらあとは、子どもたちに仕事内容を下ろして、やりたいものを選ばせてあげたらいいです。

仕事との相性が必ずありますので、子どもたち自身も、いろんな仕事を経験してみないと、

 

 

「どんな面白さがあるのか」

「大変なところはどんなところか」

などをイメージすることが難しいかもしれません。

 

時間に余裕があるなら1度体験させてあげるのもよいでしょう。

 

 

それから、こちらである程度決めておくという方法でもうまくいくことがあります。

「この子は、この係が合うだろう」

と、日々子どもたちと接している先生ならわかると思います。子どもの実態に合わせて、なおかつ、学級がうまく回るように仕事内容や人数などを工夫できるからです。

 

 

給食が大好きな子どもには、給食に関わる係をしてもらうのが一番いいでしょうし、外遊びが好きな子にはボールの管理を任せたらいいです。その子の良さが生かせそうな係をさせてあげるのです。

 

 

また、係活動をうまく利用して子どものやる気を起こさせる方法もあります。

 

例えば、

朝が苦手で遅刻気味は子どもには、朝一番の健康観察係を任せて進めてみる。

忘れ物が多い子どもには、宿題のチェックの係を任せて自覚を持たせる。

友だちとのトラブルは多いけど、人前で話をするのが好きなので、学級のまとめ係を任せてみる。

 

 

「〇〇さんは、〇〇が得意だから、ぜひこの仕事を任せたいんだけど、やってみない?」

などと、誘ってみてもいいかもしれません。

 

係を引き受けてやってみた結果、活躍でき、クラスのみんなから認められれば、自分の課題ともうまく向き合え、成長していけるのだと思います。

私はそんな子どもたちをたくさんを見てきました。

 

 

子どもが活躍できる係活動になればいいですね。

 

 

仕事をやったか、やっていないかを明確に

 

子どもたちの仕事が決まったら、仕事一覧表を教室に貼り、順次させていきます。

一人ひとりの仕事が何なのかが、仕事一覧表を見てわかるようにしておくと、子どもたちがお互いに声をかけ合えます。

 

友だちと一緒にやった方が頑張れる子もいますし、そんな子はペアでできる仕事が向いているでしょう。

 

 

それから、仕事をやった、やっていないがわかるようにしておくことがポイントです。

例えば、できた人は、自分のネームカードをひっくり返して黒板に貼っておくようにする。または、終わり印のところにカードを動かすなどです。これも、みんなが見て、終わった、終わっていないがわかるようにしておくのがいいですね。

 

 

仕事はできたのにカードを動かし忘れていた子や、仕事をやっていない子もいます

。最後までやっていないことが、はっきりわかってしまえば、やらなくてはいけないという気になってよいです。

 

 

評価をしてあげよう

 

一人一役を始めても、ただのやらせっぱなしにならないように気をつけしましょう。

日にちが経つにつれて、子どもの仕事への取り組みがお粗末になってくるものです。飽きてきたり、遊びに夢中になったりしてくるものですから。

 

 

でも、そうならないために、こちらでしっかり定期的に評価をする時間を設けましょう。

昼休み後、帰りの会後に、頑張っている子への声かけなどをします。

 

 

頑張って仕事をしている人がほめられ、認められる雰囲気を作り、できていない子には、頑張ってやろうという意識を再度持たせてあげるようにしましょう。

 

 

帰りの会で子ども同士で振り返らせる時間を設けている先生もいらっしゃいました。

そうやって常に仕事に対して自己評価をさせていくことも継続させていくためのコツだと思います。

 

 

一人一役のメリット

 

一人一役がうまく機能すると、学級がうまく回るようになります。

きれいな教室が保たれ、子どもたちが自分の仕事に責任を持って取り組めるようになります。

 

 

また、

「この仕事、誰がするんだろう?」

「あの仕事は、誰かした方がいいなぁ」

などと周りのことが見えてくるようになってきます。

 

 

子どもがそんな仕事を見つけたら、またみんなで話し合って一人一役の仕事にしてしまえば、さらにクラスがうまくいくようになります。

自分の仕事をきっちりこなせるようになることで、自分の仕事ではなくても、気づいたら進んで動けるようにもなっていくのです。

 

 

私たち教員は細かなことを言わなくてもよくなっていきます。

その分他の仕事に力を注げるようになり、それがさらに子どもの力を伸ばすことにつながります。

 

 

 

このように、子どもたちだけで物事が進むようになった方が、学級としてうまく機能することは言うまでもありません。

一人一役と言う仕組みさえ作ってあげれば、後は私たち教員はそれをしっかり見てあげて評価してあげることだけです。

 

 

学級経営にもつながってくるとてもよいシステムだと思いますので、ぜひみなさんも取り入れてみてはいかがでしょうか。

その学年の子どもたちの実態に合わせて、できることから始めてみましょう。

 

 

それでは、よりよい学級運営を目指してお互い頑張りましょう。

今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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