子育て

【子どもの感性を大切に】幼児には漢字から教えた方がいいその理由とは

投稿日:2019年4月11日 更新日:

 

こんにちは、今回は、【子どもの感性を大切に】幼児には漢字から教えた方がいいその理由とはというテーマでお話していきます。

 

最初に説明をしておきますが、漢字を「教える」というのは、みなさんがイメージしている読み方を教えたり、書き方を教えたりする意味ではありません。漢字から触れ合うようにするという意味で使っているということです。その点だけご注意ください。

 

こんな方におすすめ

  • これから教員をやっていこうと思っている方
  • 幼児教育や子育てに関心がある方
  • 早い時期から子どもに文字に興味を持ってほしいと思っているお父さん、お母さん

 

子どもに最初に教えるのはひらがなか?

 

子どもが絵本に興味を持ち始めたら、そろそろ文字を覚えさせたいと思っている方は多いのではないでしょうか。少しでも早い段階から文字を覚えておけば、「もっと子どもの興味が広がるのでは?」そんな期待を抱くことでしょう。

では、子どもに文字を覚えさせたいと思った時、どんな文字から教えますか。おそらく大半の人は、ひらがなから教えようと思うはずです。

 

小学校に入って、最初に教えてもらう文字はひらがななので、ひらがなからやっておけばきっと役に立つに違いないと思うことでしょう。小学校で学ぶ順番で言えば、最初にひらがなを覚えさせ、その次がカタカナで、最後は漢字という風に考えるのが普通でしょう。

 

しかし、この考え方が決して正しいとは言えません。子どもの文字習得にはそもそも順番などありません。大事なことは、子どもの「文字が面白いと思う意欲」なのです。絵本を通して文字に触れ、その字の形や意味に興味を持つことができたら、カタカナでも漢字でもいいわけです。

ついつい子どもの興味関心を考えずに、すぐに読ませたり、書かせたりして覚えさせようとする方もいるかもしれませんが、どちらもそれほど急ぐことではないのです。初めは、子どもが楽しんで文字に触れ合うことが何より大事です。ここで言う触れ合うとは、その文字を見るということです。楽しんでその文字を見ることができているかが重要です。

それでは、子どもが楽しんで見ることができる文字は、ひらがな、カタカナ、漢字の中でどれでしょうか。私が一番最初に見せたいと思う文字は漢字です。

 

 

子どもに薦めるなら漢字が最適

 

では、なぜ漢字から見せたいのかと言うと、漢字の良いところは、1つの漢字で意味があるところです。例えば、1番身近な「母」という漢字。これは、1文字で「はは」と読み「お母さん」という意味を持っています。読み方は「はは」なので、1つの音ではないですが、意味がわかりやすいのと母という字の形も何かお母さんをイメージしやすい形の字に見えませんか。

 

これが、漢字の面白さであり、魅力だと思います。読み方も小さな子どもなら「はは」じゃなくて、「おかあさん」「ママ」と呼んでもいいでしょう。どもが母の字を見て「この点がママで、この点がぼく」なんて言ってくれたら最高の学びですよ。漢字の良さに気付いた子どもの反応と言えます。

これは別に、漢字を文字として認識していているわけではなく、絵として認識しているところがすばらしいと言えます。そんな風に漢字と関わっていくことで漢字の楽しさを味わい、その経験を通して漢字を覚えていくようになるのです。これが真の学びだと思います。

 

 

一方、ひらがなはどうでしょうか。先ほども話から考えてみると、ひらがなには、ひらがな自身に意味がありません。ひらがなは1つの文字に対して、1つの音があるのはわかりやすいのですが、その文字自体に意味がありません。例えば「あ」を見て「あ」とわかっても「あ」自体に意味がないので魅力もなければ面白みもありません。「あ」の形が面白いと感じる子がいないとも言えませんが、楽しんで覚えていけるとは到底言えません。もちろん、感じ方は人それぞれ違うので一概には言えないですが。

 

 

大切なことは、子どもたちに、この文字は○○だから「覚えましょう」と言って読ませたり、書かせたりするのではなく、子どもが自身が文字の面白さに気付き、文字に興味を持つことこそ学びのスタートです。だから、それが一番しやすいのが漢字であるので漢字から学ぶのがよいと思うのです。

 

 

五味太郎の漢字絵本はおすすめ

 

実は、こういった子どもの感性を大切にして書かれた絵本があります。五味太郎さんの「かんじのえほん 漢字の絵本」です。

この絵本は、イラストとセットで漢字が書かれています。父のイラストが描かれた横に「父」などと書いているのです。何度も読んでいると、なんとなく漢字で意味がイメージできてくるのです。そんな漢字ばかりを選んでいるようにも見えます。

 

 

私が特に印象に残っているのが、この本のあとがきです。五味先生の漢字絵本への思いが書かれていて、文字を学ぶ大切な視点を教えてくれています。例えば、大人の中で、ひらがなは簡単で漢字は難しいというイメージが根強くあること。難しい漢字はひらがなで書こうとするが、それは漢字が難しいからではなく、その漢字そのものの概念が難しいということ。それを漢字が難しいとひとくくりにしてしまっている誤解があるというのです。哺乳類なんかがまさにそうで、哺乳類を知るためには動物についてのかなりの予備知識が必要になりますもんね。本当にハッとさせられることが多かったです。

 

楽しく漢字に触れ合うことが大切

 

これから子どもに、文字を教えたい、覚えてほしいと思うのなら、まずは子どもの興味の持てそうな漢字から進めてみてはいかがでしょうか。町中にあふれている漢字に触れさせ、まずは漢字を文字としてではなく絵として興味を持たせてみるのがよいでしょう。

幼稚園や保育園では、子どもの名前を示すときに、ひらがなを使わずに漢字を使うことが多いようですよ。文字数が少ないし、漢字独特の美しさとインパクトがあるので、子どもは自分の名前を覚えやすいのだそうです。なるほど!って思いますよね。

このように日頃から漢字を見る機会があれば、その先の「字を書く」というところにも、きっとつながってくるのでしょう。何より楽しく漢字に触れ合うこと!これが文字習得の1番の近道なのかもしれません。

 

 

他にも子育てに関連する記事を書いていますので合わせて読んでいただけたら思います。

 

【こんな力を育てておこう】小学校入学までに準備しておくべきことは

子どもの家庭学習の習慣づけができるシステムを考えた

【字を書くのが苦手な子のここを見て】おすすめ学習法 大公開

 

 

今回は、ここまでにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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