教員・教育関係 現場の内情

【あ、あの校長先生お話が】教員退職の報告をするタイミングとは?

投稿日:2020年4月1日 更新日:

 

こんにちは、今回は【あ、あの校長先生お話が】教員退職の報告をするタイミングとは?というテーマで記事を書きていきます。

 

こんな方におすすめ

  • 教員を早期退職しようと思っている方
  • 教員を辞めようと思っている家庭を持っている方
  • 教員を辞めて転職、起業をしようと思っている方

 

 

教員を退職する意思を伝える正しいタイミング

 

転職をしたい、起業したいなどと思って教員を辞めることを考える方もおられるでしょう。では、そんな時に、いつ、誰に、どんな流れで退職する意志を伝えていけば良いのでしょうか。

まず、退職の意思を伝える順番は以下のようになるでしょう。

1、家族、友人

2、管理職、仲の良い同僚

3、学校事務職員

4、学年チーム

という順番になるでしょう。一通り学年チームまで報告をしたら、少しずつ職員間の中で、広まっていくことを想定しておいた方がいいでしょう。一部の人にだけ話をして、その他の人には話していないというのは避けた方がいいです。その事実を知っている人が黙っていてくれる保証はないし、黙っておいてもらうのも我慢させているみたいでなんだか気の毒です。早くオープンにさせてあげるのがよいので、管理職へ報告をした時点で、どんどん続けさまに報告していくのがよいと私は思います。

 

 

家族に報告する時期は?

 

一番に報告するべき人は家族であるということは言うまでもないでしょう。では、いつ頃から教員を辞めるという気持ちを話しておけばよいでしょうか。やはり家族には遅くても、前年度中には心の内を打ち明けておいた方がいいです。今年度中に辞めるなどと言うと、来年度からの生活設定が立てにくくなります。妻や子どもがいるなら、より早い時期から報告をしておき、辞めた後の生活プランを一緒に立てておくのがいいでしょう。

 

教員を辞めて何をするのか、生活費は毎月どうまかなっていくのか、ということも考えておく必要があります。家のことを任せている妻にも働いてもらわなければならないという状況になるかもしれません。そんな話し合いを何度も繰り返し、妻の許可が下りてようやく退職に向けて準備を進めていけるようになります。やはりここが一番のハードルだと言えるでしょう。

 

よければこちらの記事もご覧ください。

【辞めるのはやっぱり怖い?】教員を退職する時の心構えとは

 

 

学校に報告する時期は?遅すぎるのはNG

 

では、学校側にはいつ頃から退職の意志を伝えればいいのでしょうか。ここでけっこう悩む方が多いです。早すぎず、遅すぎずのタイミングで、気持ちよく円満に退職できる時期はいつなのでしょうか。

結論から言いますと、退職の意思を伝えるベストな時期は辞める半年前がちょうどよいと思います。学校教員も大抵の企業と同様に、4月から3月までで1年と考え、退職も3月末というのが一般的です。3月の半年前は10月頃になるので10月がベストでしょう。規則に則って考えるなら退職は3ヶ月前でも良いのではないかという声も聞かれますが、それでも半年前の10月がよいということには理由があります。

 

10、11月頃は、来年度に向けて学校内の人事調査が始まる時期でもあり、転勤の希望調査の紙が配られたり、他の市、区、町への異動希望者を募ったりする時期とも重なります。また、この時期から来年度の校内人事の構想(主力となる先生を中心に)を立てていくので、仕事の依頼(教務主任をしてほしい、主幹教諭になってほしいなど)をされることもしばしばあります。同じように教育委員会も教員の希望や勤務年数の書類をもとに来年度の人事異動の構想を作っていきますので、この時期までに退職の報告するのが相手側にとってもありがたいことなのです。こちらの退職の報告が遅すぎると、学校に新しい先生を配置する準備が間に合わなくなり、学校や教育委員会に大きな負担をかけ、次年度の学校人事に大きな影響を及ぼすことになるという点は知っておいた方がいいでしょう。

 

3月末に突然退職をすると言い出す先生がいたという話も聞いたことがあります。もちろん退職は労働者の権利ですので、表立って相手を責めたり、とがめたりすることはできませんが、周りの先生方にとっては大迷惑です。4月からその先生のポジションを決めて準備をしているのに、突然辞められることでそのポジションに大きな穴が空いてしまいます。その先生が大きな役職についているならさらに大変で、誰かにそのしわ寄せが突然やってきます。「4月から学級担任をお願いしていたのですが、管理職をお願いできないでしょうか。」などという有り得ない事態にもなりかねません。まぁこんなケースは稀ですが、突然辞めるというのはこんな事態を引き起こすこともあるということです。「立つ鳥跡を濁さず」です。

 

しかし、だからといって焦って早い時期に報告をすればよいというわけではないでしょう。あまりに早く言いすぎてると、自分の希望通りの仕事ができなくなったり、辞めることを前提で働いていると思われたりで、仕事がしづらいと感じるかもしれません。もちろん、辞めると報告をした後でも、年度内は精一杯働くぞという気持ちは見せておくことが大切です。間違っても、「私は退職するので後のことはよろしくね」というスタンスにならないよう気をつけましょう。

 

できれば、信頼できる先輩や仲の良い同僚などに思いを打ち明け、相談に乗ってもらっておくのもいいでしょう。その結果、退職を思いとどまることになるのなら、それはそれで良いです。思いが変わるというのはまだ退職の準備ができていないということでもあります。誰に相談して何を言われても、退職の思いが変わらず、こうしたいという強い思いが固まっているなら問題はないでしょう。

 

 

管理職・同僚にはどんな風に伝えればいい?

 

学校の中で一番最初に報告する人は管理職の校長、教頭です。まず、校長の時間の都合を確認し、ゆっくり話を聞いてもらえそうなタイミングで話を持ちかけましょう。やや緊張した面持ちで「大事なお話があります。」と声をかけると、校長室に通されますので、これで準備OKです。その後すぐに話を切り出し、「今年度で辞めさせていただきたいと思っています。」という感じで伝えます。その際に、「どうして辞めるのですか。」などと必ず聞かれますので、しっかり答えられるようにしておきましょう。

 

きっちりと理由があって辞めるのであれば言葉に迷うことはないかもしれませんが、あまりマイナス的な発言をしないように気をつけましょう。「教員がこんな仕事だと思わなかった。」「もっと自分のしたいことができると思った。」などの発言をしてしまうと、後味の悪い印象を与えてしまうかもしれません。また、「今の仕事がしんどいから。」「同僚の〇〇さんと合わないから。」などと外的な要因で辞めたいと発言をしてしまうと、「それでは、それを改善したら続けるの?」という話になり、引き止められる可能性も出てきます。重要なポジションについているような立場の先生ならなおさらです。気持ちよく辞めたいと思うのなら、「教員を辞めて〇〇がしたい。」「〇〇の仕事に転職をしたい。」などという前向きな発言を心がけましょう。きっと相手にも好印象を与え、引き止められることなく、受け入れてもらいやすくなるでしょう。校長ならきっとあなたの夢を応援してくれるはずです。

 

 

管理職に伝えたら次は学校事務、同僚に打ち明けていきましょう。学校事務の先生には、手続き上、早めに知らせておかなければならないので、その後の必要な手続きなども一緒に確認しておくとよいです。同僚に打ち明ける時は、基本的には管理職の時と変わりませんが、一緒にやってきて良かったということと、感謝の気持ちは伝えるようにしましょう。

 

 

職種によっては副業を疑われる?

 

もし、仕事を辞めて起業をしたいという場合は、そこまで言ってしまってもよいものでしょうか。

 

もちろん大丈夫です。きっと、驚かれることだと思います。

「どんなことをするの?」と聞かれるので、そこは正直に話をして大丈夫です。私の場合は起業をしたいということで辞めたのですが、もちろんインターネットのビジネスと言っても、幅広く、どんなことをするのかわかりません。やや怪しげなイメージを持たれる可能性もあります。

 

校長に報告をした数日後、再び校長室に呼び出されるということがありました。

「今、副業はしていないよね?」と確認されたのです。教員がネットのビジネスをして副収入を得ていて、それが学校側にばれてしまったという事案がよくニュースなどでも報道されています。そんな時代背景もあり、即、私も呼び出され確認をされたわけです。ちなみに私はまだネットで一円も稼いでいませんので、堂々と

「はい、やっておりません。」と言いました。こんなことを言われるのは気分がよいことではないですが、校長も仕事なのでしかたがないことですね。仮に副業をやっていたとして、「実は私もやっています。」という人がいるのかどうか?という話ですけどね。(笑)

 

 

校長・同僚に口止めは必要か?

 

さてここで問題になるのは、教員を辞めるという事実を校長・同僚に口止めをしておいた方が良いのかどうかということです。口止めをしていないとその事実が瞬く間に教員間で広まってしまうこともあり得ます。もちろん、そんなことはペラペラと話すことはないですが、校長から事務職員や教育委員会に報告はいくはずなので、知らないところでその事実が広まっている可能性は否定できません。そういったことが気になるという方は、「絶対に広めてほしくない」ということを一言言っておいたらいいでしょう。ちなみに、私はむしろ学校内でどう広まっていくのかを見てみたかったので、口止めはせず、「誰かさぐりを入れてくるのかな?」なんて思いながら、報告後の学校生活を楽しんでいました。まぁ結果は誰も何も言ってこなかったですけどね。(笑)まぁ正直言うと、人の人生にどうこう干渉するほどみんな暇じゃないんですよ。みんな自分の人生で精一杯です。だから、周りのことなんてそんなに気にする必要はないと私は思います。

 

 

退職届について

 

12月中頃、退職届を提出しました。なんとも味気ない手続きでしたが、一身上の都合により退職いたします。と書き添え、印鑑を押して終了です。このタイミングで最後の確認をされたのを覚えています。

「もう引き返せないよ・・・」

「もちろん大丈夫です。」

と答えた記憶があります。

 

これからますます教員離れは進む

 

教員を辞めるという話をするのは勇気がいることです。でも、世の中の仕事は教員だけではありません。いろんな仕事を経験しておくことは今後の人生にきっと役に立つはずです。

 

これからは教師受難の時代と言われており、教育現場には、学力低下、いじめ、不登校、被虐待問題などたくさんの問題が山積しています。ますます私たち教員が働きにくい環境になってきていて、真面目で良い先生ほど体を壊したり、病気になったりしてしまいます。また、そんなできる先生ほど見切りも早く、次なるステップを目指して辞めてしまうことも少なくありません。人材流出もこれから問題になってきそうです。

 

しかし一方で、一度教員になってしまうと辞めるのが惜しいと考える人も多いようです。教員を辞めて違う仕事をしたいと言う思いはあるものの、教員のまま我慢して働き続けるというケースです。もちろん人生人それぞれであり、いろんな生き方があっても良いと思いますが、やはり自分が輝いて働ける仕事をしていくことが大切だと思います。やりたいことをやってみて、ダメだったらまた教員に戻ってきたらいいのですから。きっと戻ってきたときは視野も広がりさらにレベルアップしているはずです。

 

教員を辞めようと考えておられる方は、次のステップに進むチャンスでもあります。

勇気を持って一歩踏み出してみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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