こんにちは、今回は【昔は許された教員の不祥事】けつをしばかれたエピソードが面白すぎるというテーマで書いていきます。
こんな方におすすめ
- 教員の不祥事について興味がある方
- これから教員をやっていこうと思っている方
もくじ
教員の不祥事である体罰は昔からあった
今、世間から厳しーい目を向けられている先生方。毎年のように、先生の不祥事が絶えず、
「一体、最近の先生はどうなっているんだ」
などと先生の質が問題視されてきています。
確かに不祥事はよくないですが、これでも、昔の先生よりは、ずいぶんまともになったんじゃないかとさえ思います。
それほど、一昔前には今なら不祥事に該当するようなことが毎日ありました。
当時は黙認されていたことが、今では不祥事として騒がれるようになったというだけの話です。時代の流れです。
今回は、教員の不祥事の中でも体罰にスポットを当ててお話していきたいと思います。
一昔前の教育現場の体罰は、それはそれはすごかったです。みなさんも経験があるのではないでしょうか。
実際に、私が経験した体罰もたくさんありますが、その中でも、なぜか楽しかったエピソードを紹介します。
教員による体罰 恐怖のけつしばきエピソード
これからお話する3つのエピソードは実際に私が体験したことをもとに書いております。
みなさんもぜひ小学生時代の頃を思い出しながら読み進めていただけたらと思います。
当時の私のクラスのルールでは、忘れ物が続いたり、学級のルールを破ったりしたら、罰則としておしりを棒で叩かれることになっていました。
その棒は、厚さ5cmほどのお寺のお坊さんが肩を叩くきょうさくのような木の板です。
簡単に折れてしまわないようテープで何重にも補強されています。
その「けつしばき棒」で先生におしりを叩かれるのです。その罰則は「ケツパン」と呼ばれていました。
もちろん、私も何度かケツパンを食らってきましたが、声が出てしまうくらいけっこう痛いです。
今なら体罰として問題になっているはずですが、当時はこんなことは当たり前でした。
そして、あろうことか当時の私のクラスでは、ケツパンがエンターテインメントになっていました。
これはよくないことなのかもしれないですが、みんなが友だちのけつを叩かれるのを見て楽しんでいるのです。私も叩かれるのは嫌でしたが、人が叩かれるのはワクワクして見ていました。
私が今でもよく覚えている面白ケツパンエピソードが3つありますので順に紹介していきます。
クラスのリーダー女子がケツパンを受ける?
1つ目のエピソードは、クラスのリーダーであり、マドンナ的存在の女の子Aさんが、クラスのルールを破ってしまい、先生からケツパンの罰則を受けなければならない事態になったことです。
確か、男子の誰かが先生に告げ口をしたことで、Aさんのルール破りがクラスで発覚したのです。
それまで、唯一先生からのケツパンを逃れてきたAさんでしたが、ついにピンチがやってきたのです。
男子たちはこれまで、いつもリーダーのAさんに告げ口をされて、先生にケツパンを食らっていて、その仕返しとばかりに
「先生、これはルール破りですよね。」
「これはケツパンになりますよね。」
「俺たちの時はケツパンでしたよ。」
と先生に言い寄っていきます。
先生の本音は、Aさんにはケツパンはしたくないはずです。
Aさんはクラスのためによく動いてくれるし、やんちゃな男子たちの世話を焼いてくれるので、先生としても助かっていました。そんなAさんとは、引き続き良好な関係を維持しておきたいし、ケツパンをすることによって関係が悪化することだけは避けたいでしょう。
しかし、今回は男子たちも黙ってはおらず、ケツパンをするべきだという主張がすさまじく、どうしたものか困っておられました。
そして、しばらく沈黙の後、先生が
「これはルール違反なので罰則です」
と、ケツパンを決断すると、クラスの男子たちは、それはそれは、テンションが上がりまくって、大盛り上がりでした。最低な男子ども(笑)
あの時の男子のニヤニヤした顔は今でも覚えています。
「日頃の俺たちの痛みを知れ!」とばかりに注目が集まります。
もちろん、そういういやらしい感情だけではなく、女の子への好意的な感情もありました。
実はリーダー女子は男子からモテモテで、男子たちは単純に、女の子の嫌がる顔、痛がる姿を見たかったのです。
「どんな可愛いしぐさを見せてくれるのかな」
と。変態です(笑)
そして、男子の注目が集まる中、女の子へのケツパンが決行されます。
「バシッ!」
なんと、叩かれた後の女の子はノーリアクション。
さすがリーダー女子です。
弱みは見せまいと我慢していたのだと思いますが、そんな姿を見てある男子が
「先生、ちょっとケツパン弱くないですか」
「もう1回叩いた方がいいんじゃない」
なんていうクレームも出ていましたね。
ちょっと冗談交じりに意地悪を言ったのでしょうけど、さすがに、先生は受け付けませんでした。
でも、そのリーダー女子がケツパンされたことで、クラスの子ども全員が餌食になったことになりました。これでAも俺たちの仲間だ!と。
私たちバカ男子たちがワクワクし、ちょっとスカッとした瞬間でもありました。(笑)
体操服を忍ばせてケツパンを防ぐ?
ケツパン決行前に、こっそり、おしりに体操服を忍ばせているおバカな男子Bさんもいました。(笑)
確か、何かのルール違反でBさんのケツパンが決まったのですが、お調子者のBさんはニヤニヤと嬉しそうにケツパンを受けに来ます。
「何を笑っているんだ?」
と周りのみんながBさんに視線を送ると、おしりが妙に膨らんでいることに気がつきます。
みんなは口々に
「Bのおしりになんか入れてるぞ」
と笑いながら囁き始めます。
その時、すぐに先生に告げ口をする子はいませんでした。
そして、先生が棒を持ってBさんに近づいていきます。
次は、先生がBさんのおしりに気が付くのかに注目が集まりました。
「えっバレずにそのままやり過ごせるのか・・・」
「先生に言った方がいいの?」
「あれってずるいよな」
そんな声が今にも出てきそうです。
先生は何も言わず、さっと男子のズボンから体操服を取り出していまいます。
そして、ニヤッとしてケツパンを決行。
「バシッ!」
とうに見抜かれていたのです。(笑)
そして不正をしたということで、もう1発お見舞いされていました(笑)
「バシッ!」
クラスが大爆笑に包まれたのを覚えています。
男子はしまったという顔はしていましたが、笑いが起こったことで満足げに自分に席へ戻っていきました。
こんな雰囲気で行われるケツパンなので、本人は痛いはずですが、なぜか周りのみんなが楽しい気持ちになる不思議な出来事です。
ケツパン20回連続叩かれる男子
こんな伝説的な記録を打ち立てた男子Cもいました。
彼は、とにかく忘れ物がひどく、宿題など一向にやってきません。
時々、居残りをして宿題をさせられているのですが、それでも追い付かないくらい宿題忘れをため込んでいました。
ちなみに私も居残りメンバーの一人(笑)
そうやって数人で居残りをさせられて、宿題をする時間も楽しい時もありましたが、さすがに先生もしびれを切らしたのでしょう。
「Cさん、やっていない全ての宿題を〇〇までにしてきなさい」
「この期限を過ぎた場合は、忘れ物の数に応じたケツパンをします」
ついに、期限が決められてしまったのです。
その時点で、すでに宿題忘れは15日分くらいあったはずです。
この噂は瞬く間に学級中に知れ渡ります。
「Cがもうすぐケツパンをされるらしいぞ」
「Cの宿題忘れは多いからすごい数のケツパンになるぞ」
そんな話題で一部の男子は盛り上がっています。
そんな危機的な状況でも、Cはいつも通りケロッとして宿題をやってきません。
そして、ついに約束の期限の日を迎えます。
宿題はもちろんやってきておらず、累計20回の忘れ物がたまっていました。
先生が
「Cさん、ケツパンを20回します」
と宣言し、ついに決行されます。
Cも嫌そうな顔をしつつも、抵抗することなく受け入れます。
さすがに30回連続で叩かれた子はいないので、誰も想像することはできないような状況です。
もちろん、お祭りのように騒ぎ立てる男子もいて、クラス全員で30までカウントをやり始めます。
1 「バシッ!」
2 「バシッ!」
3 「バシッ!」・・・
大笑いしている子もいれば、目を細めて見守っている子もいました。
これまでに、それだけの回数を連続で叩かれた子はいなかったので、さすがにみんなも最後の方は、心配そうに見ていました。
先生は淡々と叩いていきます。
Cさんもさすがにその時は、険しい表情で、体はどんどんのけぞらせて、耐えていました。
ようやく20回が終了。
Cさんの罰則が終わったあと、全員が
「こうはなりたくない・・・」
と思ったに違いありません。
Cさんも、その時はさすがに恥ずかしそうな表情をしていました。
そして、次の日に奇跡が起こるのです。
なんと、Cさんが宿題をやってきたのです。
先生は驚き、みんなの前でCさんを褒めたたえました。嬉しそうな表情のCさん。
おそらく、ケツパンがCさんの心を変えたのでしょう。
「もうみんなの前で叩かれるのは嫌だ」
という理由も大いにあったとは思いますが、それでも自分で宿題をやってきたのです。
それから、しばらくは宿題をやってきたそうです。
数日して、私はCさんに2つ聞いたことがあります。
1つ目は、なぜ宿題を一向にやってこないのか。人のことを言える立場ではなかったですが、それでも20日分もためてしまうCさんが当時の私にとっては不思議だったのです。Cさんの答えは至って普通でした。
「やらないといけないことはわかっているけど、できないんだよ」
だそうです。
2つ目は、ケツパン20回連続は痛かったか。これも最低な質問ですが、Cさんは真摯に答えてくれました。
「まぁ痛かったけど、どうにか我慢できた」
だそうです。世の中、すごいやつがいるもんだなと、その時痛感したのを覚えています。(笑)
私たちのクラスに笑いと伝説を残してくれたCさんのお話でした。
体罰が許された背景にあるもの
当時の担任の先生は
「正しい行動を覚えるためには痛みも必要」
と言っており、決して体罰が悪いものではないという考えを持っていました。
また、
「罰則を受けるなら、みんなで楽しく受けよう」
という雰囲気も上手に作っていました。痛みと楽しみをうまく織り交ぜながら、ケツパン制度を作っており、それがきっちり機能していたからこそ、子どもたちからも支持されていたのだと思います。
当時、私たちが受けた体罰には愛がありました。
その先生はケツパンはするけど、しっかり私たちのことを見てくれていました。本当によい先生でした。だからクラスのみんなからも愛されている先生だったのだと思います。
罰則として痛い思いはさせられるけれど、自分が悪かったからしかたないとみんな納得してきたのです。納得できたからこそ、先生に対して反抗的な態度を取ることはなかったのです。
叩かれる痛さ以上に楽しくてしかたがない学級でしたので、みんな幸せな気分で過ごせたのではないかと今でも思います。
体罰をする=悪い先生という現代の考えには到底当てはまらない先生だったと思います。
もちろん、体罰にもいろんな体罰があるので、受けた人によって印象は違うことでしょう。私も体罰を受けてきましたが、心身ともに傷ついたという経験がないのは幸運なのかもしれません。
中には、辛い経験をしてきた人もいるので、今後そういう人を出さないためにも体罰は許されることではありません。
今回の記事は、あくまでもエンタメとして書いたものであり、体罰を容認する意図で書いたものではないことをご理解ください。
一昔前の小学校の体罰事情について、少しは知っていただけたでしょうか。
みなさんもよければ過去の思い出に浸ってみてください。
今回はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。