こんにちは、今回は【これで教員辞めれます】自己都合退職するまでに準備しておくことというテーマで記事を書いています。
こんな方におすすめ
- 教員から転職・フリーランスになることに興味がある方
- 教員を辞めたいけど、どんな仕事をしたらよいか悩んでいる方
最近、教員を辞めたいという方の話をよく聞きます。
そんな方は、
「僕は教員を辞めて転職をするぞ。」
「私はフリーランスになるわ。」
「とりあえず辞めて次の仕事探すぞ」
などと決心はしているものの、
一体何から準備をしていいのか
今のうちにできることは何なのか
など、わからないところが多いようです。
わからないから、なかなか踏ん切りがつかず、ズルズルと月日が経ってしまう。
そんな方も少なくないでしょう。
実際、教員を退職した私自身もそうでした。
私は2020年3月をもって15年勤めた教員を退職しました。
もちろん、わからないなりに辞めるための準備をしてきましたが、やはり大変な部分もたくさんありました。
そんな私の経験も踏まえて、これから退職の準備をしていきたい方に向けて、お役に立てそうな情報をお伝えしていこうと思います。
少しでも、早く退職の準備ができるように。
教員を辞めて一番の不安材料は収入源が絶たれてしまうことでしょう。
まず、この不安を乗り越えなければなりません。
ここを乗り越えないと退職することはできないからです。
こちらの記事を読んでいただき、心の準備ができた人はさらに進んでいってください。
もくじ
教員を辞めて何をするか
みなさんは教員を辞めて何をするつもりですか。
また、どのようにお金を得て、毎日の生活をやりくりしていきますか。
一度教員を辞めたらどんなことで生活費を稼いでいくか考えてみてください。

面接を終えて採用されているイラスト
転職する?

パソコンで文字を打つ仕事をしているイラスト
フリーランスになってアフィリエイトをする?

カフェをオープンして働いているイラスト
カフェをオープンする?

きれいなオフィスで働いているイラスト
いきなり会社を立ち上げる?
さまざまな選択肢があるでしょうが、これがはっきり決まっていなければ退職はできません。
フリーランスになるなら、自分のやりたいことをやっていくのが一番だとは思いますが、
会社などに属さない限りはすぐに稼げるほど甘くはないです。
仮に転職をしようと考えていたとしても、すぐに見つかるはずはありません。
教員をしていた経験を生かしてもう一度教育に関わるお仕事をするにしてもそれなりに準備期間は必要でしょう。
つまり、どちらにしても
苦しい期間、つまり収入が安定しない期間が続くことを覚悟していた方がいいということです。
その期間を乗り越えるために、どんな風に毎日を過ごしていくのかが、大切なポイントだと思います。
仕事を辞めた時点で収入は0になるし、明確な目標がなく仕事を辞めると、だらけてしまうことも考えられます。

事業計画を書いているイラスト
そこで必要なのが計画を立てておくことです。
これから、私が考えて実行してきた計画をご覧いただき、みなさんが教員を辞めるための参考にしていただけたらと思います。
本業と次の仕事の準備の両立について
転職・フリーランスを目指す教師の人たちが必ずぶち当たる壁
それは、
現在の本業、転職・フリーランスの勉強、家庭の家事や育児、この3つをどうやって同時にこなしていけばいいのか。
結論を先に言いますが、
3つとも全てするというのは現実的ではありません。
ということは、どれかを犠牲にしないといけないでしょう。
そうです。現在の本業の優先順位は3番目に落としてしまうのです。
転職・フリーランスを決断したなら、
本業の仕事を早く切り上げ、次の仕事の勉強に集中しなければなりません。
これくらいの割り切りがないと準備などできません。
時間が足りないは言い訳に過ぎない
よく
「やりたいことがあるけれど、時間がないからできない」
「もっと時間さえあれば、転職できるのに」
「勉強時間をとりすぎると、家族との時間がとれない」
などと言っている方がいます。
確かに、転職したいからといって、本業をおろそかにはできないし、家に帰っても家事や育児で忙しい方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、教師を辞めて転職・フリーランスを目指すと決めたのなら、
時間がないなんて言い訳にはなりません。
他の人からすれば、そんなことを言っている時点で
「結局、それほどやりたいわけではないだろう。」
「それほど努力したくないんだろう。」
という聞こえてしまうでしょう。
本当にあなたに強い意志があるなら、
時間がないとぼやいている前に、今ある時間を有効に使って、どうすれば勉強時間を確保できるかを考えて行動しているはずです。
例えば、
寝る前のスマホタイムを使う
週末の飲み会を減らす
休みの日の娯楽の時間を減らす
早起きして時間を確保する
使ってよい時間を家族と話し合っておく
など、いくらでも時間は作れるはずです。。
四の五の言わずにやる人は行動します。
言い訳をする人は、まだ始める段階ではないかもしれません。
覚悟を持って行動できる準備ができてから
スタートすることをおすすめします。
学校での過ごし方
私は退職を決めた時、1日のスケジュールから見直しました。私の場合は1年半後に辞めると決めていたので、教員をしながらも次の仕事のことを考えなくてはなりません。
つまり、学校でのお仕事を終えてからフリーランスの準備をすることになります。これは1年半続けてきましたが決して楽ではなかったです。
まず、仕事を早く終わらせなければならないので、無駄な時間を減らそう考えました。
すると、放課後の同僚とのコミュニケーションが少なくなってしまいます。
子どもたちが帰った放課後こそ、同僚とのコミュニケーションを深める最も大切な時間なのですが、この時間を早く帰るための仕事の時間にしなければなりませんでした。
そうなると、人間関係は希薄になってしまうもの。なんだか寂しい気持ちもありましたね。
同僚と仲良くする時間をもっと増やすべきか
退職に向けての時間を取るべきか
そんなことに悩んだ時もありましたが、答えはすぐにでました。
全てをかけてフリーランスになると決めていたのですから、同僚との関係作りはあきらめました。
コミュニケーションが減ったことで、仕事がうまくいかないことも増えました。
同僚との関係がうまくいっていないと仕事を振り分けにくいのです。
本来は、みんなに頼んでもいいような仕事を自分だけですることになったものも少なくありません。
日頃から人間関係作りをしっかりしておけば、仕事もスムーズに進みますからね。
まぁそんな感じで、色々苦労がありました。するべき最低限のことだけやってそそくさと帰っていく。毎日がこの繰り返しでした。
もっと余裕を持って退職をしたいという方へ
教員をしながら時間を確保する裏技的な方法が2つあります。
実際に私が実践したわけではないですが、できる条件に当てはまるならやってもよいでしょう。
1つ目の方法は、退職することを事前に伝えておくことです。
前年度中に、
「来年度に退職しようかと思っている」
と管理職、同僚に打ち明けておくのです。
それに合わせて
学級担任外、もしくは支援学級担任につかせてもらうようお願いをしておくのです。
これらのポジションは学級担任より仕事は少なめであり、
比較的早い時間に帰宅できます。
もし、校内研究部長などの大きな役に当たっているなら、引継ぎと言う名目で
降りておくのもよいでしょう。
管理職としても、
来年度辞める人に大きな仕事は任せられないですし
辞める前に大きな仕事の引継ぎはやっていてほしいと思うでしょう。
2つ目の方法は、育児休暇を取得することです。
これは小さなお子さんがいる家庭に限定されますが、
育休を次の仕事の準備時間に利用するという方法です。
これはすぐに退職と言う方対象ではありませんが、
「3~4年後には辞める」
などと、長いスパンで考えている方にはうってつけです。
もちろん、育休は子どもの世話をするために取得が許可されていることであるので、
副業など、もっての他だという意見もあるかもしれませんが、別に育児をしていれば、それ以外の時間に何をしていても文句を言われる筋合いはないわけです。
まして、副業をして収益を得ているわけでもないならなおさら問題ありません。
子どもが寝ている早朝、昼寝の時間、夜寝かしつけた後の時間などを活用して、
転職・フリーランスの準備時間に使うのです。
そして、育休明けは1~2年現場でしっかり働きつつ、退職に向けての準備をしていくのです。
学校後の過ごし方
では次に、学校後の準備時間の作り方と過ごし方を紹介します。
曜日ごとで予定を決める
まず、曜日ごとで勉強をする日と家庭の時間を持つ日を決めてしまうのがよいです。
あなたの考えている転職・フリーランスが1年後なのか、2年後なのかによって準備のペースが変わってくるので
一概に言えませんが、例としてこんなプランを立ててみました。
月曜日
本業終わりに勉強してから帰宅
火曜日
本業終わりにすぐに帰宅
水曜日
本業終わりに勉強してから帰宅
木曜日
本業終わりに少し勉強して帰宅
金曜日
本業終わりに勉強してから帰宅
勉強をしないと決めた火曜日はまっすぐ家に帰って、家事や子どもの面倒を見る時間に専念します。
これだけでも最低限、妻の助けになるでしょう。
勉強は時間の確保も大事ですが、それよりも効率がもっと大事です。
一気に長時間確保したとしても、集中力が切れてしまいます。休憩をはさみながら、短い時間をたくさん設定して取り組むほうが効率は高くなります。
なので、勉強して帰宅し、一通り身支度を済ませ、家族のみんなが寝静まった後に、再度1~2時間、勉強時間を確保するのもよいでしょう。
自分に合ったプランを組む
自分で続けられそうなスケジュールを組むことは大切です。
ついついできる人と比べてしまったり、余裕がありすぎる予定にしてしまったりします。
じっくり自分と向き合い、続けられそうなプランでスタートしましょう。しんどすぎず、楽すぎずのプランが組めたらいいでしょう。
「自分が続けられそうな日数なんてわからない」
という方は、まずは平日週3日から勉強をスタートしてみましょう。
3日しっかり頑張って、後の2日はしっかり家族サービスをしましょう。
そのうち、勉強が習慣化してきて、どんどん体も心も慣れてきます。
すると、それほど負担にも感じなくなります。
ずっと続けていけば、勉強のコツとスキルが上がってくるので、できる量も増やせます。
また、「集中モード」という状態に入れるようになります。非常に集中力が研ぎ澄まされていて、勉強にぐっと入り込めている状態です。
人によって個人差はあるでしょうけど、大体1時間30分くらい勉強したら、大体このモードに入れるようになります。
勉強を続けていれば、そんな感覚もつかめてくるようになります。
自分に合った学習環境を選ぶ
勉強と家庭の両立ということですが、家にいると家のことが気になって勉強がはかどらないということがよくあります。
その人のタイプにもよりますが、思い切って勉強は家でせず外でするという選択もあります。
そうすると、外では勉強、家ではリラックスなど、気持ちの切り替えがしやすいメリットがあります。
外で勉強するとなると、なにかとお金もかかってしまいますし、仕事終わりならお腹が空くので夕食代もいるのでは?と思うかもしれません。
飲み物代はしかたがないかもしれませんが、むしろ夕食は食べない方がいいです。
勉強前に食べると、間違いなく効率が落ちます。
なので、勉強が終わってから、軽い夕食で済ますようにします。
こんな風に、勉強時間を確保しようと思えばいくらでもできるので、
自分の環境に合わせて勉強時間を確保できたらいいのではないかと思います。
気分転換に勉強をする場所を変えてみるのは効果絶大です。
まずは情報発信から始める
では、私が学校の仕事を終えてどんなことをしていたのかについてお話します。
私の場合、自分が教員を辞めるまでに、
どんな力をつけたいのか
どんな収入源を作っておきたいか
をしっかり考えました。
私は将来フリーランスになって起業したいと思っていましたので、それに向けて、何か人の役に立つ価値を提供をしていこうと思いました。
そこでブログを始めることにしたのです。
何を始めるにしても大事なことかもしれませんが、
わからないことがあったら自分で調べて解決することってめちゃくちゃ大事です。
このプロセスで挫折してあきらめてしまう人も多いはずです。
新しいことにチャレンジするということは、
わからない→調べる→わからない→調べる
の無限ループを乗り越えていくことだと思ってください。
ブログの場合も同じで、始めるまでにたくさんのステップをこなさなくてはいけません。
私の目標は、
私と同じように教員になりたい人や、
辞めてフリーランスになって起業したいと思う人を応援する仕事を作ることです。
それを実現するためには、ある程度の地位と実績が必要で当然お金も必要になってきます。
実績ができると集客にもつながり、商品を作っていく準備にも入れます。
まずここまでの道のりを目指して頑張っていくために始めたのがブログなのです。
そもそもブログを始めるメリットは何?
という疑問を持つ人もおられるかもしれませんので簡単に説明をしていきます。
ここからはブログに興味がある方だけ読んでください。
ブログは、自分の生活スタイルに合わせながら稼げる可能性があるというのが大きなメリットです。
ブログを書いている人の中で、稼げるからという理由が書いている人が圧倒的に多いでしょう。
でも、どうせお金稼ぎをするなら自分の都合で書きたいときに書くことができる環境だった嬉しいですよね。
ブログなら、毎朝、早起きして書く必要もないし、ここからここまで書きなさいと決められるわけでもありません。
全て自分で自由に決めて仕事ができます。
もちろん文章を書くということは、読み手がいるのでその人たちのことを考えて文章を書いていくことはとても大切な視点です。
役に立つこと、驚きや発見を見つけてもらえるように意識して書いていく必要はあります。
また、自分の好きなこと、得意なことを自由に発信できます。
私は15年間教員として勤めてきましたので、そこで培ってきた知識、経験はたくさんあります。
それらを発信しくと、これから教員を目指す人、子どもと関わる機会がある人にとって、役に立つ情報もあると思います。
現場の生の声というのは貴重なものです。
私自身、それを伝えるのは楽しいですし、それを聞いて良かったと感じてもらえるのは大きな喜びでもあります。
そして、教員を辞めたいと思っている人にも、私のように自由に自分の人生を生きていくこともできるということを伝えていきたいです。
このあたりはまだ説得力がありませんが、大きく力をつけたときに、みなさんのお役に立てるのではないかと思っています。
ブログは、自分の努力次第なのです。
今まで学校という組織の中で過ごし、決められたルーティンをこなす毎日。
決められた時間に出勤し、決められた授業して決まり切った長ーい会議をして、時間になったら帰宅する。
少々オーバーな言い方ですが、サラリーマンはルールを守っていれば、給料がもらえるし努力しても、しなくてもほとんど同じ待遇ですよね。
それが組織の良いところであるとも言えますが、なんとも言えない物足りなさは常に感じていました。
子どもたちをよりよくしていこうという思いで、日々悪戦苦闘していましたが、結果もそれほど求められているような感じはないので、(むしろ問題は起こさないように)緊張感、危機感というのは薄かったような気がします。(学級崩壊の危機感は常にありましたが)もちろんずっと、それが毎日続くとしんどくなるので、程度にもよりますが。
ブログを書いていくことは、一日一日が勝負だという感覚を磨けるし、結果出さなきゃいけないという意識を持って過ごせます。
書き続けてさえいれば、伝えられる情報の質も上がっていきます。
まさに自分次第で仕事を生み出していくことができるようになるのです。
厳しい世界ですが、全ては自分次第であり、やればやるだけ結果も出てくるので非常に良いです。
ブログで有益な情報をたくさん発信していくと、自分が常に成長できる環境が出来上がっていきます。
アウトプットをすることで人は成長します。ブログを書いていくと、自分の頭の中が整理され、これから先の仕事でやりたいことも明確になっていきます。
人の脳が最も活性化されるのは、話しているとき、書いているとき、つまりアウトプットしているときです。
ブログを書いていくことは、自分が賢くなって成長し続けられるということです。
また、より良い情報を発信できるとより良い情報を得やすくもなります。良い情報の元にこそ、良い情報はめぐってくるというものです。
だからこそ、常に新しいこと、ためになることを発信し続けていきたいことはとてもメリットが大きいと考えています。まさに情報の等価交換です。
以上のことから、私はこれからブログを通して情報発信を頑張っていこうと決めたのです。ぜひ、まだ始めていない方にはおすすめしたいです。
次の仕事の準備時間は?
さて、話は戻って、仕事終わりにする作業時間について触れます。
まず1週間の予定を立てました。先に時間だけお伝えすると、私の場合、1週間でざっと25時間は確保していました。
多分少ない方でしょうね。
でも、1年半でトータル1700~1800時間くらいは費やしている計算です。あんまり覚えていませんけど(笑)
月、水、金は学校の仕事終わりにブログ記事作成をする。火、木は、学校の仕事が終わると家に帰って寝る前にブログの勉強をする。
これは決まり切ったルーティンになっていました。
さらに、これだけでは時間が足りないと感じていたので、朝早起きして1~2時間作業していた時期もありました。
慣れてくると生活リズムができてきます。
月、水、金は、平均18時に仕事を終えて、そこから仕事場にしていたネットカフェに移動します。
そこから3時間ひたすらブログを書いていました。
ネットカフェは静かですので、お金がかかっているということもあり作業がはかどるのでおすすめです。よければこちらの記事も参考にしてください。
【もう他の場所でできない】ネットカフェで勉強するのが最強な理由
得られるようになった収入について
みなさん、気になる収入の話ですが、1年半やってきてどれくらい稼げるようになっていたかですが、
ブログのアドセンス収益だけで月1諭吉でしょうか。
「それだけやって、たったそれだけ?」
と思われたかもしれません。
もちろん、しっかり読まれる記事を書いていたらもっと収益は出ていたはずです。
私の場合、平均より下です。(笑)
ブログのセンスは継続力とセンスがものをいう世界ですので、もっと稼いでいる人はいくらでもいます。
なのであまり目先の収入にはとらわれずに1日、1日を過ごしていくのが大事ではあります。
ざっと収益の目安をお伝えすると、
ひと月、50000PVで、グーグルのアドセンス収益は1諭吉~2諭吉前後になるのではないかと思います。
退職後の必要経費についてFPに相談に行っておく
次に退職をする際、必要になる経費についてお話していきます。
実は、ファイナンシャルプランナー(FP)の方に相談をしに行き、保険料のこと、税金のことなどをアドバイスいただいたことがあるのでその内容を書いていきます。
これまでの正社員とは違い、一定の給料が入ってこなくなるので、フリーランスになるなら自分で収入を得るすべを身に付けなければなりません。
しかし、一定の収入を得られるようになるまで時間がかかります。
まして、インターネットを使ったビジネスはすぐに結果が出るわけではないです。
やはり、1年~2年くらいの生活費は確保しておくべきでしょう。仕事を辞めても必要になる経費についてFPさんに教えていただいたことをまとめていきます。
健康保険の負担を考えておく
健康保険に加入しておくことで、万が一けがをしたり、病気にかかった時に、医療費の負担を3割ですませることができます。
また、高額な医療費がかかる時にも上限があり負担を抑えてくれます。
健康保険に加入すると、保険証をもらいますよね。あれが証明です。
病院などに行くと、いつも提示させられますよね。実はとても大事なものだったんですね。
では、仕事を退職したらどうなるか。もちろん権利は消失します。出費は厳しいですが、引き続き健康保険は、絶対入っておかなければならないでしょう。
そして、
健康保険の加入を考える時の選択肢は2つ。
1つ目は、職場の健康保険を継続すること。
2つ目は、国民健康保険に加入すること。
順に説明していきます。
おすすめは職場の任意継続被保険者
まず、職場の健康保険の任意継続についてです。
これは最長2年加入することができます。
前年度まで教員だった人は、任意継続被保険者として2年継続することができるようです。
その仕事自体を2ヶ月未満で退職してした場合は任意継続はできませんので、国民健康保険への加入を選択することになります。
職場の健康保険の任意継続の手続きは、退職日の翌日(資格喪失の日)から20日以内に任意継続の加入の申請をしなければなりません。
国民健康保険の場合は、各市町村窓口で退職日翌日から14日以内に手続きすることになっています。忘れないよう要注意です。
そして、私がFPから話を聞いて
「これはよいな」と思ったポイントは
任意継続なら扶養家族の保険料負担がないことです。
養っている家族が多い場合は任意継続しておく方が安くなるかもしれません。国民健康保険にはないメリットです。
それから、傷病手当金という制度があるそうです。
これは、病気やケガで仕事を休んだときにお金がもらえるそうで、大体給料の3分の2くらいもらえるそうです。
万が一のことを考えると絶対あった方がいいです。これは大きなメリットですね。
もし仮に、2年目は国民健康保険の方が安いかも!ってなったときに、いつでも脱退できるそうです。
結局、その人によってどちらが安くなるかどうかは変わってくるようなので、一度自分で調べてみる必要はありそうです。
参考に
年齢40代前半 職場の任意継続を選択した場合
前年の月々の給与額の10%くらいかかるの計算でした。
こちらの保険料は、私は一括で支払いをしましたが、確か50万円ほど支払らいました。うる覚えですw。けっこうきつかったです。
厚生年金から国民年金へ切り替え
国民年金は「基礎年金」とも呼ばれる20歳以上60歳未満の国民全員が必ず加入することになっている年金です。
国民年金の保険料は定額で大体月額1万7千円くらいです。
厚生年金保険は、国民年金に上乗せされて給付される年金です。今まで会社勤めをしていた場合は、厚生年金に加入し、給料から天引きされていたでしょう。
厚生年金は会社が半分負担してくれているので、会社負担がなければ支払い額は現在の2倍になるということなんですね。これは結構知らないこと多いです。
しかし、退職をすると、厚生年金がなくなり、国民年金へと切り替えなければなりません。
国民年金に変わることで、まず、妻が扶養から外れてしまい、各自、国民年金を支払うという形に変わります。
厚生年金がなくなるということで上乗せされていた年金もこれからはなくなるということです。
(もちろん、今まで支払った分は多少上乗せされるようですが。)
参考に
年齢 40代前半 現在 厚生年金の月額4万円
国民年金に変わると、私1万7千円、妻1万7千円の計3万4千円なり。
将来の受取額予想
老齢厚生年金 15万くらい 老齢基礎年金 6万5千くらい
どひゃーーー!差がありすぎ(笑)
厚生年金優遇されているなぁ。
見てのとおり、年金については、厚生年金と国民年金では支払う額は対して変わらないのに、受け取れる年金額がかなり変わってきてしまうようです。厳しいですがしかたないですね。
こりゃあ「国民年金基金」や「iDeCo」というやつも調べてみなくては!
次年度の住民税を覚悟せよ
最後に住民税についてです。
こちらの額についても給与所得に応じて支払い額が変わってきます。
今までサラリーマンをしていた人は、自分の住民税など詳しく知る機会がなかったでしょう。
実は、1年に1回職場から住民税の決定通知書のような紙をもらえるはずなので、その紙を見ると毎月の住民税の額がわかります。
今までちゃんと自分で見ていなかったことを反省w。
この住民税の金額が退職した私たちの家計を圧迫します。
もしかしたら、一番つらいのはこれかもしれません。
なんと住民税は、前年度の給与所得に応じて算出されるため、
辞めて無職になっても、1年間は働いていた時と同様の金額を支払わなければなりません。
支払い期間は、4月から翌年の5月までのおよそ1年間。
ざっと計算してもらったのですが、私の場合は、月々3万円。
無職の人やフリーで仕事をする人にとっては非常にきついです。
健康保険、国民年金もかかるのに。
ただし、翌年の6月からは、前年度稼いでいた額にのみ住民税がかかってきますので、1年の稼ぎがおよそ100万弱だと課税されません。
まぁそんなことはないとは思いますが、いやあるかも。(笑)
国民年金は免除を希望せよ
こうやって見てみると、フリーになった時に月々どのくらいの費用が必要なのかはっきりしてきます。
人によって違いはあるものの、保険料や住民税の納付は避けては通れない問題で、これだけでも月に10万円以上はかかってきそうです。
それ以外の生活費もざっと10万以上は必要でしょうね。
厳しすぎる現実!
しかし、今の内から計画的にお金のやりくりのしかたを考えておいて、フリーになった時に、慌てないようにしていただきたいですね。
あまりお金のことなど考えずに作業に集中したいですからね。
私の場合は、やはりあてにしているのは退職金です。
大した額にはなりませんが、1年間ならなんとかなるかもしれません。
ただ、最初からどんどん退職金に手を出すのはおすすめしません。
できるだけ自分の貯金を切り崩しながらしのいでいくのがよいかと思います。
退職金で、健康保険、国民保険、住民税全てを支払ってしまうというのはおすすめしません。
退職金は温存しておくのが手です。
そんなお金のやりくりが厳しい方へ、おすすめの方法を書いていきます。
健康保険と住民税はなんとか貯金で支払いますが、
国民年金は免除してもらうのです。
そもそも国民年金が免除できるというのを知っている人は少ないのかもしれません。
国民年金を免除できる人は、公務員を退職した方、もしくは収入が少ない方です。
収入が少ない方は免除できるのは理解できますが、なぜ公務員を退職した方にも適応できるのかというと、
公務員は、失業手当てがもらえません。
民間を退職した方なら半年分の失業手当がもらえますよね。でも公務員にはないです。(退職金はありますけど)
なので、公務員も1年間だけ国民年金免除の対象になるのです。
でも、国民年金を免除しちゃったら、将来の受け取り金額が減っちゃうんじゃない?と心配する方もいるかもしれません。
はい、もちろん減ります。
でも、免除をすると本来支払うべき保険料の半分は税金で賄ってくれるため、保険料の半分だけ支払っていないという形になります。
つまり、自己負担0で国民年金の保険料の半分だけ支払ってくれていることになる。
これはかなりお得だと思いませんか。
私の場合は本当に支払いがきつかったので、役所に免除申請に行ったのですが、
そこで初めて、免除でも半分は税金で負担してくれるという話を聞きました。
フリーランス1年目の方などはやはり経済的に厳しいので、この制度は利用するのが良いかと思います。
もちろん、免除申請をしていても、余裕が出てきたら、さかのぼって保険料を支払うこともできるので、その辺はご自身の収入に合わせて判断したらよいかと思います。
まぁ年金と言えど、将来に受け取る積立金みたいなものなので、計画的に貯金や投資などをして資産を作っておけば、年金なんていらないという状況も作れます。
私もそれを目指しているがなかなか道は険しいですが(笑)
ともかく、退職を考えるなら、まずはFPさんに相談を行くようにしてください。
教職員のうちに色々利用できるサービスを使って情報を集めていきましょう。もちろん相談は無料です。早めに動いておくと準備もできます。
目標達成には継続が必要

走り続けているイラスト
それでは、みなさんにフリーランスの生活をイメージしてもらうために、
私が教員を辞めた後の生活のスケジュールを公開します。
7時 起床
7時半 自転車で仕事場へと向かう
8時 作業開始
13時 休憩、昼食
14時 作業開始
18時 休憩、夕食
20時 帰宅
23時 読書しながら就寝
まだまだだなと思いながらも、こんな感じです。
最後に1番大事なことを伝えます。
ペースはどうであれ、
毎日作業を続けることです。ともかくこれに尽きます!
特に、転職・起業に向けての勉強は、仕事が終わってからになるので、仕事が遅くなった場合は疲れも出てきます。
最初はどうにか頑張れるものですが、必ず挫折しそうになることがあります。
そしてつい
「今日は遅くなったからやめておこう」
という思考に陥りがちです。
しかし、これではだめですね。
「今日だけしんどいから休もう」
「明日はしっかり頑張ろう」
ではなくて、
「今日だけ頑張ろう」
「明日のことは明日考えよう」
まさに、今日だけを頑張るのです。今日だけ頑張れた人に明日が来るのです。
もちろん、心身ともに限界がきて、やる気がプツンと切れてしまっては元も子もありません。
自分のストレス耐性を知りながら、
「今日はこれ以上したらやばいな」
「今日はもうちょっとできそうだ」
などとその日の調子も見極めつつ、そういう感覚をつかんでおくことも重要です。
このように、自分の心と体の状態に気を付けながら進めていくのみです。
1日1つでも成長できることを見つけ、大切に過ごしていきたいです。これこそが成功への道です。
努力を続け結果が出ることを信じて頑張りましょう。
今回の記事が転職・起業を目指している方の励みになっていましたら嬉しい限りです。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
よければこちらの記事もご覧ください。