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【これで授業が静かになる】作業が速く終わった子の待たせ方 

投稿日:2019年3月25日 更新日:

 

こんにちは、今回は【これで授業が静かになる】早く作業が終わった子の待たせ方というテーマでお話していきます。

 

よければ動画でもご覧いただけます。

 

 

こんな方におすすめ

  • これから教員をやっていこうと思っている方
  • 静かにしなさいと口癖のように言ってしまう先生方
  • 作業が終わった子どもがざわざわするのが気になっている先生方

 

子どもの作業時間には個人差があることを知る

 

授業中に、時間を決めて子どもたちに作業をさせることがあります。計算問題、図工の作品作り、作文などなど。作業内容によっては、短時間でできるものもあれば長時間かかるものまでさまざまです。でも、どんな作業をさせても必ず早く終わる子どもが出てきます。始める前に時間は決めてはいても、それでも早い子、ゆっくりな子の時間差は出てくるもので、これは例外なくどのクラスでも起こります。そんな時に、よく起こりがちなことが早く終わった子どもがやることがなくて遊びだしたり、しゃべりだしたりしてしまうことです。

そこで私たち教員がしてしまいがちなことが、子どもをいつも注意してしまうことです。遊んだりしゃべったりすることはよくないなので、注意し続けることは当然だと思う方もいらっしゃるでしょう。でも、いつも注意ばかりするだけで子どもの行動は変わるでしょうか。子どもが遊んだり、しゃべったりしてしまうのは、作業が終わってやることなくて退屈しているからです。

個人個人で作業時間が変わること、早く終わった子がしゃべってしまうことを想定した上で、作業後の過ごし方をきっちり決めてあげることが大切です。きっちり決めておくと、作業が終わった後にも、子どもたちは落ち着いて過ごすことができます。

 

では、早く終わった子どもには何をさせて待たせておくのがよいのでしょうか。

 

 

定番は読書 学級文庫の充実を

 

学級担任が子どもを待たせるときによくさせていることは読書です。読書は、自分だけでできる活動であり、静かに過ごすことにもなるので、他の子の作業のじゃまにもなりません。子どもにとって、字を読むことは、とても大切な学習活動で読みの経験を積ませてあげることは、その子自身の力になり、習慣化することで、高い学習効果が期待できます。

 

しかし、いつも読書ばかりだと、読書嫌いな子どもは嫌になってくるでしょうし、読書好きの子どもでも学級に置いている本はほとんど読みつくしてしまい飽きてしまいます。そんな時は、新しい本を常に用意しておいてあげる必要があります。

方法は2つあります。1つは、子どもたちに家から本を持って来させてあげることです。自分で読みたい本を学校に持って来ることができるのは、子どもたちにとっては嬉しいことです。しかし、持ってきてよい本の種類はしっかり学級で話し合っておく必要があります。例えば、ガはよいのか?スポーツ雑誌どうか?スポーツ選手名鑑なはどうか?イラストが多い本はマンガになるのか?など、「持ってきてよい」 「持って来てはいけない」の明確なルールをクラスみんなで話し合って作っておかなければなりません。日頃、本を読まない子でも、「家からあの本持ってきてみようかな?」などと本を読む意欲につながることもあるはずです。

 

それから、気をつけてほしいことは、学年の先生たちと事前に本を持ってくるということを話し合っておくことも忘れずにしておくといいでしょう。勝手に、自分のクラスだけルールを作って家から本を持ってきてよいということにしていたら、学年の他の先生から「えっ?何も聞いてないけど(怒)?」となってしまいます。しっかり学年で足並みはそろえておきましょう。

 

2つ目の方法は、私がやっていたことなんですが、2か月に1回くらいのペースで、古本屋さんに足を運び100円で売られている中古の本を大量に買って、学級文庫にしてあげることです。お金も手間もかかりますが、子どもたちを読書好きにさせるならおすすめです。ほんの数か月、学級の子どもたちが読書をしている様子を見ていると、どんな本が好きで、どんな本が人気なのかがわかってきます。そんな人気のあるジャンルのものを選んでたくさん本を買ってきてあげるのです。「次はいつ新しい本が入ってくるのかな?」と子どもたちは楽しみに待っていました。新しい本を入れてあげた時は、みんな大喜びで本の取り合いをしていました。(笑)

それから、読書嫌いの子どもが読めそうな本も何冊か用意しておいてあげるといいでしょう。読書嫌いでもイラストや絵が多い本や、その子の興味のある本を選んで買っておいてあげると手に取って読んでみようという気持ちになるかもしれません。ぜひ、子どもたちの実態に合わせて学級文庫の充実を図っていきましょう。

 

 

算数の時間におすすめ、数の組み合わせ計算

 

算数の時間に作業が終わった子を待たせておくよい方法があります。算数では、授業中に計算問題をさせて、その後、みんなで答え合わせをすることが多々あると思います。計算をするのも個人差があり、計算時間を10分とっていても、3分とか、5分で終わらせてしまう子が必ずいます。「まだ計算している子が多いので、後5分は静かに待たせておきたい。」「でも、読書させて待たせるほど時間もないし・・・」などという時もあります。

 

そこで今回紹介するのが、計算数当てゲーム。ルールは、まず黒板に数字を5つほどかいていきます。あとは、指定した答えになるように、その5つの数字を足したり、引いたり、かけたり、わったりして計算させます。例えば、7・4・3・9・5の数を足したり、引いたりして答えを10になるようにします。数の入れ替えもOKとします。この場合は、4×9-3×7-5=10となります。答えは1つではないので、1つできたらどんどん2つ目、3つ目と計算させましょう。これ結構、頭使いますよ。そして、計算の答え合わせが終わった後にでも、おまけでできた人に発表させてもよいでしょう。

「終わった人は、この〇つの数字を足したり、引いたり、かけたり、わったりして、答えを〇にしてみよう。」などと指示を出しておきます。算数の時間なので、計算をする力も伸ばせるので一石二鳥です。ぜひ、やってみてください。

 

 

お楽しみプリントを用意する

 

事前に、少し準備はいりますがお楽しみプリントを大量に印刷しておくのもいいです。例えば、点つなぎの題、ちょっと難しいクイズ、クロスード、間違い探しなどです。

 

 

これらのお楽しみプリントは、「課題が早く終わった子のお楽しみ」としてさせてあげたらいいです。もちろん、時間がなくて、できなかった子にも後であげたらいいです。このお楽しみプリントをすることでも、ビジョントレーニングになったり、集中力を養ったりと学習効果も期待できます。どんどんさせてあげて損はないですよ。

 

お楽しみプリントを用意する時に気を付けてほしいことがあります。計算や漢字のプリントなどを準備するときに、それらのプリントの裏面にお楽しみプリントを印刷しないようにしてください。それらのプリントの裏面にお楽しみプリントを印刷する方が、プリントを取りに行ったり配ったりする手間が1つ省けるので便利だと思うかもしれません。しかし、お楽しみプリントは、それだけで印刷した方がいいです。

 

理由は、本来は計算や漢字の時間であるので、しっかり取り組み、終わった子が見れるように楽しみを取っておいてあげた方がよいからです。また、裏面が気になって、学習に集中しにくくなることを防ぐためです。お楽しみプリントがしたいがために、その前の学習がおろそかにならないように、ていねいに取り組むように声かけを事前にしておくことも大切です。

 

 

教室のテレビに問題を映す

 

お楽しみのプリントの準備などがあまりできない場合は、教室のテレビを利用するのもいいです。テレビにスマホをつなぎ、大きなテレビ画面で、スマホにとっておいたアプリや、クイズの本などの映してあげるのです。テレビ画面なので、1つの問題しか映せませんが、だからこそ、少し難しい頭の使う問題を出してあげるのがよいでしょう。例えば、おすすめなのが、脳トレクイズです。写真を参照にしてください。

東大ナゾトレの本。結構人気のある本なので、知っている方も多いのでは?こちらの本は、電子書籍で買うと、テレビ画面に映しやすいかも。

 

多湖輝先生の本です。けっこう古い本ですが、頭を使うよい問題がたくさんのっているのでおすすめです。本を写真にとって、テレビに映してあげるといいでしょう。かなり難しいかもしれませんが、じっくり考えさせるにはちょうどよい問題です。でも、難しい分、答えを導き出せたときの喜びもひとしおです。気分スッキリ間違いなしです。

 

「〇〇さん、この問題できたんだって。」「どうやってするのか教えて。」「〇〇さん、すごいねぇ。」などとみんなからもほめたたえられるでしょうから鼻高々です。また脳トレやりたい!」と絶対になりますし、できなかった子も「次は絶対解いてやる!」と闘志を燃やしてくれるはずです。本来の授業内容ではないですが、このような気持ちで問題に取り組むことは非常に大切です。そんな「次は頑張るぞ」という意欲こそ学ぶ力の源になります。

 

このように、テレビをうまく活用すると、先生側の準備の手間はほとんどいらないので便利です。しかし、まだ課題が終わっていない子どもにまで見えてしまうのは欠点でもあります。そのあたりのことも考慮して、ぜひ学級で取り入れてみてください。

 

教え合いタイム

 

作業を早くやってしまう子どもは、学習ができる子が多いでしょう。そんな子どもをうまく使って「教え合いタイム」という時間を作ってみてもいいでしょう。特に算数の時間におすすめです。できた人は、まだ終わっていない子のところを回らせて、順に教えに行かせるのです。

これは、教える側、教えられる側のどちら側にもメリットがあります。まず、教える側の子どもは、自分は人に教えらえるほどできるようになったんだという自信が持てるようになります。わかったことを人に伝えられるのは楽しいことであり、相手がわかってくれた時は、嬉しい気持ちにもなれます。また、実際に教えてみると、相手にうまく伝われず、教える難しさも体験することができます。理解することと教えることが別物であることがわかるでしょう。どういう言い方が相手には伝わりやすいのか、わかってもらえるのかを自然に考えることができるのです。

教えられる側は、友だちに教えてもらえることで、「わからない」ということが先生より言いやすいかもしれません。教えてもらってわかった時は相手に対して感謝の気持ちも生まれるので、お互いに嬉しい気持ちになれます。何よりわからないことを放っておかないというのがよいことでしょう。

 

このように、教え合いタイムを作るとさまざまなメリットがあります。先生の本音を言えば、早く終わった子どもを待たせておきたいというものですが、退屈になる子どもを作らないために、子どもをテキパキと動かしてあげることで学級により良い効果をもたらしてくれます。

 

 

静かに待つ力も育てよう

 

最後に、もう1つ付け加えておくと、いつも待つ時間があれば「楽しい課題ができる」という風に子どもたちが思ってしまうのもどうなのでしょうか。楽しい課題がなくても静かに待てるということは大事ではないでしょうか。どんな状況であれ、静かに待つことができるようにしていくことも忘れてはいけないことだと思います。

 

もちろん、私たちが早く終わった子どもを待たせるための事前準備をたくさんしていくことで、学級の子どもたちの様子も変わってきているでしょう。子ども自らが作業が終わった後に何をして待っておけばよいのかを考えることができるようになってくるのです。遊んだり、おしゃべりしたりすることなく、「残り時間は〇分だから〇〇しておこうかな。」などといろんなバリエーションを覚えていくでしょう。自分で考えて行動させることは何より大事ですからね。そのためにも、こんなことをして待つんだよ、という方法をたくさん教えてあげることが大事なのでしょう。ぜひ、みなさんの学級でも参考にしてみてください。

 

 

それでは、今回はここまでにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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