こんにちは、今回は【1週間断食体験記 初日】断食道場入門を決めた理由と心構えについてというテーマで記事を書いていきます。
こんな方におすすめ
- これから断食をしてみようと考えている方
- 断食をしたら体にどんな変化が表れるのか知りたい方
ついに、断食道場に入門し、本格的に断食をすることになりました。
うまく仕事の休みを調整し、5泊6日の平日に断食に行ってきました。
今回、私が体験した1週間の断食の様子をみなさまにシェアしていきたいと思います。どうぞ最後までご覧くださいませ。
断食道場入門を決意した理由
まず、私が本格的に断食にしてみようと思った1番の理由は、仕事の成果を上げるためです。仕事の成果を出すのに、弱い自分に打ち勝たなければいけません。
私の弱点でもある食欲に打ち勝ち、心と体をリセットし、新しい気持ちで仕事に打ち込みたかったのです。
これまで、仕事の効率がその日の気分や体調に左右されることも多かったので、そんな波をできるだけ減らしたいと思っていました。
断食は、一定の期間食事をしないでに過ごすわけですから多少なりとも苦痛を感じます。その苦痛を耐えた先に、経験したことのない自分の体の状態を知ることができるはずです。
一体どんな気分や体調を味わえるのだろう・・・そんな興味もありました。
また、それらを経験することで、今後の食生活の見直しにもつなげたいと思っています。
フリーランスとして仕事をしていく以上、体が資本なわけですから、健康な体を作り、過酷な条件であってもこなしていけるための元気な体も手に入れたいのです。
そこで目をつけたのが、断食だったというわけです。
断食の心構えとは
断食は古くから精神修養のための方法として行われてきました。
断食をすると、今まで味わったことのない空腹感や脱力感などを体験することになります。人によって断食をする動機は様々ですが、自らの意思で断食をするわけですから、その辛さを受け入れ、辛抱しなければいけないでしょう。
断食期間は、心の持ち方が非常に大切だとされています。
「空腹に負けず心身を鍛えよう」
「体をリセットし、病気に打ち勝とう」
などという強い気持ちが必要で、自分自身と向き合う最も大切な時間を与えてくれます。
おそらく、数日もすれば、空腹で食べ物への欲求が高まってしまうこともあるはずです。
しかし、それと同時に、食べ物への感謝の気持ちと、食べることで今まで生きて来られたという実感も感じられるはずです。
断食前は絶好調で元気100倍でしたが、数日経てば、寿司、肉、ラーメン食べたいと喘いでいるなんてこともあります笑。私もこの先どうなることやら・・・
断食によって、今まで眠っていた感覚が研ぎ澄まされ、見えないものが見えるようになったりするようです。水の美味しさ、風の匂い、鳥の声、川のせせらぎなど、これまで感じていなかった自然の美しさなどに気づくことがあるかもしれません。
そんな心の余裕を持ちつつ、穏やかな気持ちで断食を乗り越えたいものです。
信貴山断食道場へ 初日
入門までの流れ
断食道場は全国各地にあります。そんな中、信貴山断食道場を選んだのにはわけがあります。
信貴山断食道場は、断食する期間を自由に選ぶことができるというところです。大抵の断食の施設は期間が決まっていたりします。
詳しくはこちらのサイトを参考にしてください。
私は1週間ほど入門することにしました。
道場に到着したのは午前9時。
受付まで時間がかかるとのことで、大きな部屋で待たされることに。その部屋では、前日から泊まっている方とお話をすることに。
その方はもう何度も入門されているそうです。その日は私以外に4名ほど入門されていました。
受付を済ませ、料金を支払います。5泊6日で40000円弱でした。
その後、財布から現金を全て出すように言われます。なぜ、現金を預けなければならないのか聞いてみると、その施設の方曰く、
「盗難対策で貴重品のお金だけ預かっている」
ということと、
「お金を持っていると、食べ物を買って食べてしまう可能性がある」
とのこと。
盗難対策はわかるけど、食べ物を食べてしまうからって?
いやいや、
「そんなことするなら最初から道場なんて来ないでしょう?」
と突っ込みたくなりましたが、しぶしぶ、現金を渡しました。ただ、こっそりと幾らかは隠し持っておきました。
実は、先ほどお話していた方に、
「現金はちょっと持っておきなよ」
「その現金で近くの温泉にでも行くといいよ」
とアドバイスをもらっていたのです。助かりました。
危うく全て渡してしまうところでした。笑
その後、館内の説明を受け、部屋に案内されます。
建物は木造建ての古民家で、宿泊専用館が4棟ほどあります。
本当に古く、廊下は歩くとミシミシいい、蜘蛛の巣がいくつもありますw。小学生が宿泊学習で行く林間学校のような感じです。
山なので夏でも夜は涼しいようですが、虫が多く部屋によく入り込んできますので、虫よけを持っていくなど事前に対策が必要です。
冬はかなり冷え込むため暖房機器を持っていかないと寝られないそうです。電気毛布などがあればよいと思います。
幸い、私が入門した時期は、ちょうど良い気候だったので快適に過ごせました。
それから、部屋は決してホテルのようにきれいではないので、抵抗がある方もいるかもしれませんね。その分、安いですからw。
部屋は3畳半ほどの小さな和室です。部屋にあるのは、小さなテーブル、布団、間接照明くらいのものです。
他には何もないので、全て自分で用意しておかなければいけません。もちろん、部屋にトイレも洗面所もありません。
部屋の鍵は外からは、かけられないので、出かける際は貴重品は置いておけません。私はPCを持ち込んでいたので、出かける時はいつも一緒に持ち出していました。
喉が渇いた場合は、廊下に設置している蛇口から水を飲みます。ろ過された川の水と水道局の水を選ぶことができます。
お風呂は1日おきにしか入れません。
洗濯機、乾燥機が1台ありますが、けっこう古いです。
道場でwifiを1日100円で利用することができます。
道場の日課は、清掃、静座(心を落ち着けて仏様の前で座る時間)、ヨガ、講演などが毎日行われているのですが、私が入門した時は、コロナウイルス感染予防対策をしていた時期でしたので、そういう行事がほとんどカットされていました。だから、ほぼほぼ自由時間です。
そうそう、ちょっと面白いことがありました。
トイレに行こうと部屋から出た時に、うっかり内側から鍵をかけたまま部屋を閉めてしまったのです。そこで、施設の方に鍵を開けてもらうようお願いをしに行きました。
当然、合鍵で開けてくれるんだろうと思っていると、施設の方が持ってきたのは針金(笑)
その針金をドアの隙間に入れて動かし、鍵をこじ開けていましたw
「合鍵くらい作っておけよ・・・」
と突っ込みたくなりましたが、昔仕様だから仕方がないかと勝手に納得してしまいました。
なんか、タイムスリップして数十年前の世界に来ているようでしたねw。
ひとまず、今日は部屋で過ごすことにし、ブログを書いたり、本を読んだりして過ごしました。
夕食 就寝
16時から夕食の時間です。入門者が自由に使える娯楽室で食事をします。
なぜ食事?と思われたかもしれませんが、断食に入る前日と、断食を終える前日には食事が提供されます。徐々に体を慣らしていくためなのだそうです。今回いただいたものはこちら。
玄米ご飯、たくわん、しそと麩のお汁、根菜の炒め物。量も少なく、薄味ですが、今日唯一の食事なので美味しかったです。
ここからしばらくは何も食べられないので、最後の食事と思ってゆっくり時間をかけていただきました。
その後、談話室で私より先ほどの方と30分ほど談笑。
色々とここでの過ごし方を教えていただきました。その後、部屋へと戻りました。
山の中の夜は早いです。本を読んでいると、あっという間に外は真っ暗。
何時頃に寝ようかなと考えながらも、いつもの生活のようにネット三昧で過ごしてしまうのでしたw
初日の感想と体調変化について
最初は、断食道場はどんな生活になるんだろうと不安もありましたが、ここで一日過ごせば慣れてくるものです。なんてことはなかったです。
唯一の難点はトイレです。部屋から出て、ちょっと離れたところにあるのと、外は真っ暗なので電気をつけながら行かなければならないことが何気に面倒でした。
夜中にトイレはさすがに行きにくい。ちょっと怖かったですw
体調についてですが、初日ということもあり、正直何の変化もありません。だって夕食いただきましたからね。
それでも量は少なかったので、多少の空腹感はありましたが、我慢できないほどでは全然なかったです。
明日から本格的な断食が始まりますので、今日は暖かくして寝ることで、体調を崩さないよう気をつけました。
ここ重要です。
さて、明日はどんな風に過ごそうか。
ちなみに、一日中ずっと部屋で過ごす人もいれば、あちこちに出歩く人もいるのだそう。
私もどちらかというと、一日家にいる派ですが、せっかくなので明日は散歩と温泉にでも出かけてみることに。体力だけは消耗しないようにと、売店でつまみ食いはしないようにだけは気をつけて楽しんできます。
辛い断食ですが、こうやって楽しみを見つけつつやっていくのがおすすめです。
今回は以上です。
2日からの様子もまた記事にしたいと思います。