子育て

【今と昔はこんなに違う!】外遊びができない子どもの現状!

2019年2月20日

 

今回は、【今と昔はこんなに違う!】外遊びができない子どもの現状!というテーマで話をしていきます。

 

こんな方におすすめ

  • 子どもが安全に外遊びをする方法を知りたい方
  • 教育に関心がある方

 

外遊びは人とつながる力を伸ばす

 

子どもの外遊びへの関心が向いてくるのは、4歳~6歳くらいの時期からです。子どもたちは、外で色々な遊びをしながら、人と関わり合ったり、自然と触れ合ったりすることで、たくさんのことを獲得していきます。

 

私の体験を通して少しお話します。私も子どもの頃は、よく近所でたくさんの子どもたちと一緒に原っぱや公園で遊んでいました。年上のお兄さん、お姉さんが、一緒に遊んでくれたり、面白いお話をしてくれたりしました。また、知らない大人が突然来て、地域の昔話をしたり、自然の中の生き物のことを教えてくれたりして、私たちを楽しませてくれました。たくさんのいろんな人たちと一緒に過ごす中で、ふざけて笑い合うこともあれば、いがみ合って、けんかになったりすることもありました。

 

このように、いろんな年代の人たちとの外遊びを通して、たくさんの遊びを知り、いろんな人との関わり方を学ぶことができました。そして今度は自分がお兄さん、お姉さんになった時に、年下の子どもたちと遊んであげ、たくさんのことを教えてあげるのです。

これらの出来事は、何物にも代えがたい貴重な経験になったと思います。決して家の中で机に向かって学習をしているだけでは得られないものでしょう。自然と触れ合いながら、地域の人たちと関わり合う力、つながり合う力を培うことができたと思っています。

 

このように、自然の中で子ども同士で遊ぶことは、社会性をも育んでいけるというメリットがあるのです。現代の子どもたちにもぜひとも経験させてあげたいことです。

 

 

現代の子どもたちの外遊びができない理由

 

治安の悪化

 

残念ながら、今の子どもたちは自由に外遊びがしたくてもできない環境になってしまいました。不審者の児童誘拐事件などが社会問題になり、日本の治安が徐々に悪くなっていきました。もう昔のように、安易に一人で子どもを外に遊びに行かすことができなくなってきたのです。親は子に、

「しらない人に近づかない」「何を言われても付いていかない」

などを教えなければならなくなりました。

 

外で遊ぶ子どもはたちは、常に不審な人がいないか気にかけておかなければいけません。地域の大人たちも、もう安易に子どもに近づくことができなくなってしまいました。善意でいろんなことを教えてあげようと思っていても、子どもは警戒して近づこうとしませんし、こちらから下手に近づくと不審者扱いされるかもしれないからです。

このように、地域の人たち同士であっても、お互いに関わり合えない世の中になってきてしまったのです。

 

 

遊ぶ場所が少ない 学校でも制限がある

 

一昔前は、広い原っぱや田んぼなどがたくさんあり、そんなところでよく遊ぶことができました。しかし、今はそのような場所は激減し、そのほとんどが住宅や道路に変わってしまいました。そして、最後の遊び場所として残っているのは、草がボーボーで、色あせた遊具が少しあるだけの小さな公園くらいです。広くて、見晴らしのよい安全な遊び場所は本当に少なくなりました。当然、草原や林なども減り、生き物を見かけることも少なくなったように思います。昔は本当にいろんな種類の生き物が生息していましたから。

 

それでは、小学校の運動場で、思い切り遊ばせてあげればいいんではないか。

そう思われるかもしれんが、それができない小学校もたくさんあります。子どもの人数に対して運動場が極端に狭い学校や、マンモス校と言われる児童人数が非常に多い学校などがそうです。そんな条件の学校で休み時間に全校児童が運動場に出ていったら大変なことになるので、安全のためにも、運動場の利用を制限しなければなりません。曜日によって、運動場を使ってよい学年が決まっていたり、ボール遊びができないなど、遊び方が決まっていたり、子どもたちにとっては窮屈なルールが設けられています。

 

一昔前は、これほど学校内でいろんなルールはありませんでした。怪我をするということに対して、社会が今ほど過敏ではなかったですので、ある程度のことを学校も許容できました。子どもたちに任せて自由に遊ばせていました。放課後に学校の運動場で遊べるということも普通でしたよね。しかし、ここ最近は、防犯上、管理上、安全上の問題でほとんど学校で禁止されています。怪我やトラブルが起きることを防ぐためには、しかたがないことなのです。学校外で遊ぶ場所が少ないのに、学校でも自由に遊べないという環境にあるのが今の子どもの現状なのです。

 

 

習い事で忙しい

 

1週間のうち、ほとんどの曜日に習い事をしていて、友だちと遊べないという子も結構います。プール、そろばん、読み書きの塾、ピアノ、サッカーなどなど。毎日、なにかしらの習い事に行っているというのです。子どもがずっと家にいても、あまり子どものために良くないと思って、出ていくというのは良いことでしょう。習い事に行くと、そこには同じ年代の子どももいるでしょうから、関わり合えるチャンスにはなります。

 

もちろん、いろんなことを専門的に学べるので、それはそれで、子どもにとってはプラスになるはずです。子どもが好きで行っているならまだよいですが、お家の人に決められて行っている場合は、あまり身にならないでしょう。小学校が終わって、

「友だちと遊ぶ時間がほしい」

と子どもが思っているなら、しっかり話し合って習い事を決めたほうがよいかもしれません。それから、習い事で運動をしているから、外で遊ぶ必要はないというような話ではありません。後ほど、詳しくは書いていきます。

 

 

その他 異常気象、ゲームの普及

 

子どもたちが存分に外遊びができる時期と言えば、何と言っても夏休みでしょう。しかし、近年、夏は異常な暑さになってきています。異常気象と言われるような気候が毎年のように繰り返されています。気温が35度を超えるなんて日がずっと続きます。そんな暑さの中では、外で遊ぶことなんてできません。外で10分も遊べば汗びっしょりになり、無理をしていると熱中症で倒れてしまうでしょう。

今の子どもは暑さに弱いんだ」「涼しいところで過ごしすぎているだけだ」

などと言う意見も聞こえてきそうですが、ここ近年の夏の暑さは異常です。一度外に出て遊んでみてください。遊ぶなんているレベルの暑さではないですから。もう気候も昔とは違ってきていると言うことです。

 

もう一つ、違う視点で外遊びができない理由を書いていきます。

 

ズバリ、

外遊び以上に家遊びが面白くてなっているということです。

ご存知ように、家庭用ゲームの普及です。もはや家にゲームがない家庭はないでしょう。ゲーム機がなくても、スマホかタブレットが1台あれば、無料でいくらでも遊ぶことができますよね。外でする遊びは、今も昔もそんなに大きく変わっていません。鬼ごっこ、野球、サッカー、虫取り、お菓子を食べながらおしゃべり、などなど。

 

しかし、家遊びはどうでしょう。ゲームがなくても、SNSでいろんな人とつながることができ、

「わざわざ、外に行って遊ぶ必要なくない?」なんて思っている人がほとんどではないでしょうか。子どもは外で遊ぶということが当たり前ではなくなりつつあるのです。

 

 

普段運動していたら外遊びはいらないか?

 

「運動の習い事などをしていたら、外遊びなんていらないのではないか?」

と考える方もおられるでしょう。

体を動かすこと、子供同士が関わり合うことどちらも習い事でできますからね。

 

しかし、私は外遊びが必要ないとは思いません。大人の監視下に置かれた状態・安全な建物という決められた場所の中で、学べることは限定的だと思います。専門的な知識や技術を学べるのは間違いないですが、自然の中で遊ぶからこそ、学べることもたくさんあると思うのです。

 

生き物の生態・自然の面白さと恐ろしさを知ること

生き物に興味を持つのは、図鑑やテレビだけでは不十分でしょう。やっぱり実際に見つけて、触ってみないと。その中で、新しい気づき、発見をしていくのです。時には、「指を噛まれた、挟まれた!」などの痛い思いや恐ろしい体験もするでしょう。その全てが生きた経験となっていきます。

 

場所に応じた遊び方を試行錯誤すること

公園が必ずしも広いとは限りません。人数がいつも多いとは限りません。人によって得意、不得意もあります。でも、このようないろんな条件があっても、子ども同士で話し合い、どうやったら楽しく遊べるのかを考えていくことは何より大きな学びになります。考える力が大きく伸びますよね。

 

一方で習い事では、全て揃っています。「○○がないからどうしよう・・・」という経験はすることがないでしょうね。そういったい意味でも外遊びが重要です。

 

けんかになった時にみんなで解決すること

学校や習い事で、けんかが起こったら先生やコーチが仲裁してくれます。きっと上手に仲直りの流れを作ってくれるでしょう。でも、外で遊んでいて子どもたちだけならどうでしょう。きっと、ほとんどの子どもが、けんかをしたもの同士の間に入って、仲裁するはずです。大人がいなくても、自分たちでなんとか話し合って解決しようとすることも大事な経験の一つです。なんでも困ったら、いつも大人に頼ってしまうのも、良いとは言えませんよね。一番良いのは、自分たちで解決していく力をつけることなのですから。

 

自分たちの裁量で物事を決めて進めていくこと

外遊びはまさに自由の世界です。自分たちのしたいことをしたいだけできます。やりたいことをとことんやるという意味でも、非常に有意義な時間になるでしょう。それを友達と共有できるのも良いですね。

 

外で遊ぶマナーを知ること

ゴミを捨てない、木の枝を折らない、してはいけない遊びをしないなどのルールはあります。それを自分たちで守っていくのです。自分たちで自分たちを戒める力にもなります。友達の誰かに言われて、初めて、ルール、マナーを守れたということもあるかもしれません。ルール、マナーを守れなくて、地域の方に叱られたり、次の日、学校で呼び出されたりした経験の方もいらっしゃるかもしれません。

 

地域の人との関わりあうこと

何度も同じ場所に行っていると、顔なじみの人ができてくるものです。地域の年配の方、犬の散歩をしている方、ランニングをしている方。そんな方達と関わりを持つことができるかもしれません。お互いが公園のベンチに座っていると、おしゃべりをする機会ができても不思議ではありません。きっと楽しい話が聞けるはずですよ。そんな関わりを広げていけたら最高ですね。

 

 

このように、

自然の中で子ども同士で遊ぶという経験は、習い事では決して身につけられないものです。

 

私は外遊びは絶対必要だと思います。

 

 

安全に子どもが外遊びをするために

 

地域とのつながりを作り、安全に遊べる環境を作る

 

ここまで書いてきたように、さまざまな要因が重なり、外遊びができないという環境になってきました。子どもたちのつながりを作るのは、主に幼稚園・保育園や小学校くらいになってしまったのかもしれません。なんとも悲しい時代になってしまいましたね。一体どうやって、もう一度昔のような子どもたちが元気に外で遊べるような環境を取り戻すことができるのでしょうか。

 

私はもう一度昔の環境を取り戻したいと思っています。

では、どのようにして、子ども同士で外遊びができる環境を作ってあげたらよいか。私たちができることはないのでしょうか。その答えはずばり!

地域の大人同士のつながりを作ることです。

地域コミュニティを強化し、地域の子どもを地域のみんなで育てていけるような環境にするのです。そのためにも大人同士の関わりは欠かせません。しっかりとコミュニケーションをとってお互いに支えあえる基盤を作ります。このような取り組みをしていくことが、子どもの安全を守る環境を作ることにつながるです。

よーし、さっそく地域の行事にレッツゴーだ!

 

子ども見守りGPSを活用する

 

子どもと一人でお出かけさせる時は、絶対持たせてほしいものがあります。それは子ども見守りGPSです。GPSとは、全地球衛星測位システムのことで、グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)のことで、地球上のどこにいてもその場所を把握できるシステムのことです。

 

例えば、休日に広い遊園地やショッピングモールに行くと人がたくさんいますよね?うっかり目を離し子どもを見失ってしまい、ヒヤっとした経験はないでしょうか。

「誰かに連れ去られたのではないか」

などと考えただけでも恐ろしいですよね。このご時世、何が起こるかわかりませんからね。でも、そんな時に、子ども見守りGPSを持たせておくと、子どものおよその居場所がわかり安心です。ここ最近の子ども見守りGPSは非常によくできています。アプリと連動していて、親のスマホでアプリを開くと、すぐに子どもの居場所を確認することができます。一種のお守りみたいなものですが、持たせている、持たせていないでは、こちらの気持ちの持ちようが全然違います。

 

子ども見守りGPSは、たくさん出ていますが、一番コストパフォーマンスが高そうだった我が家で重宝しているGPSを一つ紹介します。

おすすめは BsizeGPS BoT名前は、BsizeGPS BoTという製品です。

 

 

サイズは縦横ともに5センチほどで、幅も2センチくらいの大きさです。これまでのGPS見守りのサービスは、親が手動で子どもの場所を確認しなければなりませんでした。「今どこかな?」などといつも手動で、子どもの場所を画面で見続けなければなりません。しかし、このような見守り方法では、保護者の負担が大きすぎて、見守りを続けていくのは難しいと言わざるを得ません。

 

このBsizeは、なんと子どもの現在地をずっと確認し続けてくれます。BoTの人工知能が常時、現在地を把握し、何か異常と判断されればスマホにお知らせの通知をしてくれるのです。また、子どもの生活パターンも学習していってくれます。自宅や学校を特定してくれたり、週に何度か通う習い事の場所まで覚えてくれます。

 

学校や習い事が終わり、帰り始めたら、通知をして知らせてくれるのです。もちろん、いつもと違った行動をし、違う場所に行った時にもお知らせしてくれます。使うたびに学習していってくれるなんてすごいですよね。また、複数での見守りも可能なんです。父、母、叔母、叔父の複数で見守りができちゃうわけです。

 

値段も良心的で、端末料金は、5000円ほどでずっと使えます。月々の料金はなんと500円。破格の値段ですね。これで子どもの安全が守られるのなら、安い買い物です。また、契約手数料なし、利用年数縛りなし、解約料なし、スマホのキャリアの指定なし、アプリ利用料なし、位置確認利用料なしという優秀なサービス。

 

私がこれを購入した決め手になった機能が、現在地の更新頻度です。なんとこれ、1〜2分に1回の現在地更新をしてくれるのです。子どもが歩く速さでも、5分するとずいぶん進みます。なので、5分更新くらいでは正確に子どもの場所を把握できないです。やはり、2分以内の更新頻度はほしかったのですが、Bsizeはそれを実現しています。使ってみた感想ですが、子どもの位置は10メートル以内の誤差はあるもののほぼしっかり位置を把握してくれています。移動軌跡もわかるので、どこからどこへ向かっているというのが検討つけやすいのです。

 

可能であれば、料金割り増しで、何かあった時の駆け付けサービスを追加できたらありがたいなと思います。

 

 

問題は山積みです!

 

私の住んでいる地域では、過疎化が進み、ポツポツと空き家もあり、そこに住む人口が減ってきています。高齢化も進み、地域コミュニティを支える若い人材が不足しています。町を活性化させるには、若い人材は必要不可欠ですからね。それから、もっと様々な機関と連携していかなければならないでしょう。町の安全、防犯への意識を高める取り組みをどんどんやっていくべきです。

 

自分の子どもの頃と比べて、人とのつながりが希薄になっています。色んなことが便利になり、システム化されたことで、住民同士が足を運んで、地域のために活動しなくてもよくなってきました。良い面がありますが、一方で、住民一人ひとりの地域とと関わりや関心も低下しているように感じます。私は子どもがいるので、もっと地域とのつながりを大事にしたいと思いますが、子どもがいない人にとっては、「人とのつながりなんていらない」と思っているのかもしれない。なんだか寂しいですね。

 

本来は、子ども見守りGPSなどなくても、地域の人たちが顔見知りで、協力し合えていれば、助け合えるはずです。人とのつながりこそが一番の防犯対策になります。

 

人のつながりの希薄化という問題をどう解決していけるか。難しい問題ですが、私は子どもが地域の中で、楽しく過ごせるために、何かやれることを見つけてやっていきたいと思っています。

 

 

この記事を読んで、何か良い案がある人はぜひ教えていただきたいです。今回はここまでとします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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