こんにちは、今回は【職歴なしから教員を目指す①】働くためにクリアするべきことというテーマで書いていきます。
こんな方におすすめ
- 転職を繰り返していて、教員に興味がある方
- 無職の期間が長く、どんな仕事をしようか悩んでいる方
- これまでに職歴はないが、教員になることにかけてみたい方
失業中の方は毎年数百万人いると言われています。転職を繰り返している方、長年勤めた仕事を辞めてしまった方、これまでずっと無職だった方、いろんな方がおられ、様々な事情があることでしょう。
特にここ数年、景気が低迷してきていることを考慮すると、そのような方の数はさらに増えていくと考えられます。そんな厳しい状況の中でも、良い仕事に就きたいと思うのは当然であり、だからこそ、この記事を読んでくれていることだと思います。
「仕事探しを始めよう」
「教員を目指してみよう」
そんな強い気持ちを持っておられるのではないでしょうか。
当ブログの究極の目的は、教員になりたい人を応援することです。特に仕事についていない無職の方に、教員になるための情報を届けたいと思っています。私は長年教員をやってきたので、どのような環境からでも「仕事を頑張っていきたい」という気持ちさえあれば、必ず良い仕事に巡り合えると思っていますし、教師はそんな良い仕事の一つだと思っています。
少しでも、みなさんが教員を目指して頑張ろうという後押しができたらいいなと思っています。
まず最初に言いたいことは、本気で教員になろうと思えば、そんなに難しい職業ではないということです。つい人と比べて自分にはできないと決めてしまいがちですが、そんなに簡単にあきらめてしまうほどのことでもないです。もし、簡単にあきらめてしまっているのなら、それはあなたが過去のした経験や失敗が原因かもしれません。
そもそも人間は、誰一人として同じではありません。
ということは、これまでの職歴、現在の年齢、健康面、精神面、性格、見た目、住んでいる都道府県、人それぞれ条件は違うものです。人によって何かしらの差はあるもので、それらのどれか一つにコンプレックスを持っていたとします。
「僕はもう職歴がないから無理だ・・・」
「私には自信がないから教師なんてなれない・・・」
「もう何百社も面接で落とされたので、今から教師になることなんてできない・・・」
そういった思いを持たれることもあるかもしれません。しかし、それらの負の感情を克服していけば、今からでも教員を目指すことは決して不可能ではないということです。
大事なことは、できないことを考えるのではなく、できるようになることを目指して、前向きな気持ちを持ってスタートすることです。
今回お話する段階は、「家から出て働きに行く」という基本的なプロセスにおいて、ぜひともクリアしておいてほしいポイントを順にお話していきます。
今の世の中、これまで仕事を長期間したことがない方や、仕事を辞めてそれからずっと無職になってしまったという方にとって、非常に厳しい社会であると言えます。そんな方が、いざ社会に出て仕事をしたいと思っても、会社がなかなか受け入れてくれません。会社に属していない空白期間がある人はリスクととらえられてしまうのです。詳しくはこちらの記事にも書いています。興味のある方は読んでみてください。
【どうやって復活したらいい?】無職の中高年が増えている問題について
しかし、働きたいと思っても働けない世の中ってなんだかおかしくありませんか。一度でも社会から離脱した人はもう二度と戻ることができない、弱い人間は認めない、順応しない人は受け入れない、などと言わんばかりの扱いです。雇用主もリスクをとりたくない気持ちがあるのかもしれませんが、世の中のために長期的な視点を持って、どんな人でも育てていくという方針は持っていてほしいものです。
しかし、世の中がどうであれ、あきらめてはいけません。私はどんな方でも新たにチャンレジして遅すぎるということはないし、やろうと思った瞬間から未来は変わると思っています。誰にでもチャンスはありますので、今からでも一歩踏み出す勇気と行動力さえ身に着ければ、教員にだってなれます。むしろ、長年無職であったそんな方こそ教員は絶対によいと思います。その理由については別記事でもお話しているのでご覧ください。
もくじ
教師として働くためにクリアすべきこと
今回は長期間、家で過ごす期間が長くなってしまい、外に出ることも難しくなってきたというケースでお話していきます。
家にこもってしまって、外に出られず、途方に暮れているケースが少ないないです。
そんな無職の自分が教師になんてなれるのだろうか、と思われるかもしれませんが大丈夫です。
これからお話する次の5つのことが、今の自分にできるか考えてみてください。この5つをクリアできたら教師としてのスタート地点に立てます。
では5つを紹介していきます。
1、1から学ぶ気持ちを持つ
まず、このブログの中の記事をたくさん読んでみてください。それでかなり力がつくと思います。
「どういうことだ!」
と思われるかもしれませんが、やると決めたら自分から行動していけるかどうかが重要になってきます。読んでもらうのはこのブログである必要はないですが、教師を目指すと決めたのなら自分でわからないことを調べながら進んでいくことができることも重要なことです。
結局、これからお伝えしていく話も自分で学んでいこうという気持ちを持っていないと伝わりません。なぜなら、この記事を最後まで読めませんし、勉強も長続きしません。
これから少しずつ教員になるための手順をお話していきます。
教員になるには、様々な資格が必要になりますが、今回はそういった話をするつもりはありません。ここでお話することは、もっと基礎的な部分である「働き続けることができる」というマインド(思考)を鍛えていく方法です。しっかり働くぞという気持ちが途切れないようにするための方法です。
2、自分の意志で家から出る
長年、家にこもっている方にとっては実はけっこう高いハードルだったりします。しかし、教師になって働きたいと思うなら、自分の意志で家から出られないと
やはり難しいです。
両親の助けなどなく、これまでの過去にとらわれず、今から自分で立ち上がる意思が持てるかどうかがカギです。
家の中の世界だけにいると、家の外の世界、つまり社会についてあまり知らないということがよくあります。働くということは様々な制約を受けることであり、それらの制約を遵守していくことが基本です。
家の中で生活していると、こういったルールに順応するのは、最初は非常に難しく、すぐに挫折してしまうことも多いです。
でも、働きに行くと決めた以上、そこに甘えは許されず、自分の意志で家を出て、社会のルールに従っていくことが求めれます。
家から出ることと教師になって働くということの2つハードルがありますが、最初から2つ同時では難しいでしょう。まずは家から出ることだけを目標にしてみます。
仕事をしたいけど、家から出られないという方もたくさんおられるでしょう。家にいる期間が長ければ長いほど、不安も大きいでしょう。
しかし、そのままずるずると過ごしてしまうと、悪循環に陥り人生投げやりになってしまうこともあります。そして過去の失敗ばかり思い出してしまう。
「今まで職探しをしたけど、採用されなかった、もう自分は必要とされていない」
「仕事のしていた時期、辛い思いをした、そんな思いをもうしたくない」
「うつになった、これ以上悪くなりたくない」
もし、本当に今はまだ休むべきタイミングだと思えば、思い切って休んでください。それはあなた自身が一番よくわかっているはずです。
そんな中でも、もし、社会の中で働きたいという気持ちがあるなら、もう一度少しでも立ち上がって、できることから頑張ってみませんか。
外の社会へ出て働きに行き、頑張っていれば、あなたの頑張りを理解してくれる人が必ず現れます。そんな人にも困ったときは勇気を出して「助けて」と言ったらいいです。
まず一歩家から出て外の社会で生きていく覚悟を決めましょう。
3、外に出る習慣を作る
家から出ることに抵抗がなくなったら、家から出ることを習慣化しましょう。
おすすめは、散歩、ランニングに行くことです。いっそのこと日課にしてみてください。外に出て、歩いたり、走ったりして体を動かすことで、頭が活性化され、些細なことに悩まなくなります。
結局、仕事をすることもこれなんです。なんだかんだ体を動かします。これが心のリフレッシュになってくるんです。
もう一つのおすすめは、家事を見直すことです。一人暮らしの方は家事はしているでしょうが、親と一緒に住んでいる方などは、家事を分担してみてください。例えば、週に1回だけ買い物の担当することを決めるんです。夕食の買い出しや、生活日用品の買い出し、電化製品の買い替えなど、買い物する用事はたくさんあります。そこで、お店の人と立ち話などをして楽しんでみるものよいです。
電気屋の店員さん、床屋さんの店主、薬屋さんの薬剤師さん、役所の担当者などなど。些細なことでもいいのでお話してみるものよいです。こうやって人と話すことも仕事を始めた時のコミュニケーションの練習になります。
こんな感じで、外に出ることの抵抗感をなくしていきましょう。
4、見知らぬ人と話をする
3の外に出る習慣のところでも書きましたが、人と話せるということは非常に大切なスキルです。
家にいる時間が長いと、人と話す時間も少なくなってきます。近年、家の中でもPCごしに人と自由に話ができるようになりましたが、実際に人と会っても、同じように話ができるかどうかということです。
これは最終的には就職の面接につながったり、同僚の人間関係を円滑にしていくことにつながるわけですが、これを恐れていては会社、学校などの組織で働くことはできません。
人と自然に話をするためには、興味を持って相手の話を聞き、自分の話もできるだけ正直に話すと距離が縮まります。決して、自分を隠そうとしすぎないことです。これまでの自分を自然に話せるようになると、こちらの気持ちが楽になり、すると、相手との距離も縮まり、人間関係も深まってきます。
では、3でお話した所以外で、どんなところで、人との関わりを作っていけばいいかというと、アルバイトやボランティアがおすすめです。必ずしなければならないわけではないですが、とにかく見知らぬ人と話せる環境があることが大事です。
恐れずにたくさんの人と関わりを作っていくことです。
できれば、気が合わないような方と一緒に過ごしておくのもよいです。嫌なことも我慢するという耐性を作っておくことが重要だからです。もちろん無理なくやっていったらいいです。
5、人との約束を守る
当たり前のようですが、これはとても大事なことです。
例えば、人と何かしら約束をしたとします。アルバイトでもボランティアでもいいです。アルバイトなら行くと約束をした以上、必ず行かなければなりませんね。すっぽかしてしまうと大変な迷惑をかけてしまいます。
最初は約束通りアルバイトに行っていたのに、なんの連絡もせず、突然行かなくなる。こういうことはよく聞く話ですが、絶対にしてはいけません。もちろん、ボランティアであったとしても、行くといっているならすっぽかしてはいけません。約束を守らないことは、人との信用に関わることであり、あなた自身の値打ちを落としてしまいます。
守れないことは約束しないことが前提です。約束をしても守れそうにない時は、正直にそれを事前に伝えることです。
これは社会の中で守らなければならない暗黙のルールです。誰も約束は守ってね、なんて言いません。当たり前だからです。
人との約束を守って働くという意思を貫けるかどうかを一度自分自身と問うていただきたいと思います。
すぐに忘れてしまいそうなら、自分の部屋にでも「自分ルール3か条」などと紙に書いて貼っておきましょう。これはけっこう効果ありますよ。
6、3年以上かけて教員免許を取る覚悟を持つ
もしかしたら、これが一番のハードルかもしれません。3年かけてでも教員免許を取って教師になるんだという覚悟があるかどうかです。
これから教員免許を取るなら、通信制の大学に通うことになると思いますが、けっこう費用と時間がかかります。大学を卒業をしていないという方ならさらにかかります。大学の卒業資格から取るとなると、ざっと50万~100万くらいはかかるかもしれません。他に方法はないわけではないですが、免許を取って教員を目指すのが王道だと思います。その他の方法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
こんなに時間もお金もかかるならやめておこう・・・そうなってしまう方も多くいるでしょう。しかし、努力をすることを最初からあきらめてしまったらもう先には進めません。
免許さえあれば、教員として働くチャンスが出てきます。常勤講師(契約社員)でも非常勤講師(アルバイト)でもかまいません。働きに行けば、教員がまだまだ優遇されている環境だということがわかります。民間企業で働いていた方なら特にそう感じるかもしれません。
教員として働くことさえできたら、正規社員である教諭になることも目指せるようになります。こうなれば収入面で心配はなくなるでしょう。その道を目指して頑張ってみませんか。
後はやるだけの問題
はい、いかがだったでしょうか。おそらく
「こんなことで本当に教員になれるの?」
とか
「こんなこと簡単すぎるのでは」
と思った方がいるでしょう。もちろん、難しいと思った方もおられると思いますが。
今回は、まず無職の方が一歩踏み出してみるという観点で記事を書いているので、予想していたことと違った部分があったかもしれません。もしかしたら、バカにしているのかとさえ感じた方がいるのかもしれません。でも、できるならそれでいいことだし、次の課題を見つけてやっていけばいいことです。
どうであれ、仕事をしていく以上、これまで書いたことは必要になる部分です。できていると感じるなら自信にしてもらいたいし、できていないなら少しずつやっていってもらいたいと思います。
また、これからも教師になるためのプロセスをスモールステップで一つ一つお話していこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうござました。