仕事術・働き方 教員・教育関係

30代後半職歴なしニートから教員になる方法は・・・ある!

投稿日:2019年4月8日 更新日:

 

今回は、「30代後半職歴なしニートから教員になる方法は・・・ある!」というテーマでお話していきます。

 

こんな方におすすめ

  • 職歴がない30代の方で、教員をやってみたいと思っている方
  • 転職を繰り返している方で、教員に興味がある方

 

私が知っている情報は、職歴なしで小学校の教員になる方法です。

中学校、高等学校の教員は対象としていません。その点はお間違えないように。

 

 

では、結論からお話します。

職歴がない30代後半の方が教員になることができるか?

 

 

答えは、YESです。

 

 

YESと言い切れる理由は、実際にそういう方がいらっしゃったからです。私の知人で職歴なしで教員になった方がいます。教員は教育公務員ですので、小さな民間企業などと比べて、給料はもちろんのこと、あらゆる面で優遇されています。教員のメリットについて書いた記事がありますので、詳しくはこちらご覧になってください。

教員をするメリットは安定した収入!ボーナスは最強!

 

 

 

職歴がない30代の方でも教員になることができるなんて、信じがたい話かもしれませんが、誰でもなれると断言します。私は教員を十数年やってきていて、教育業界の採用の仕組みなどを知っていることと、実際になった方がいらっしゃいますので、わかります。3年~4年前の出来事にはなりますが、その方と私が実際にやりとりしたことをもとに、その方がどうやって教員になったかを詳しくお話していきます。

 

 

私の知人Aさんの職歴

 

私の知人Aさんは、30代後半まで、職務経験と言えるほどの年数を働いていたということはなく、ほぼ職歴なしと言えるレベルです。ただ、厳密に言えば、1年・2年というように、長く勤めた経験がなく、就職する際に実績として考えてもらえるような職歴ではなかったということです。自分の思いに合った職業に巡り合えなかったのか、1、2か月仕事をやっては辞めて、1~3年休んで、またやっては辞めて、次は2~4年休んで・・・を繰り返していたそうです。ほぼニート状態だったとおっしゃっていました。

 

その中で1番続いたのが、事務のお仕事だったそうで、勤務年数は半年だったそうです。それでも、非正規の社員だったそうなので、

「非正規は職歴にならないだろう。」

ということでした。

 

 

Aさん曰く

「これだけ仕事を短い期間で転々としているので、この歳からちゃんとした会社に入るのは不可能だ。私の人生終わった・・・」

とよく言っていました。こんな職務経歴で雇ってくれるところは、もはやブラック企業しかないというのです。

 

そのです。転職すればするほど、労働条件が厳しくなり、給料も下がってしまう、この問題こそ日本の社会システムの大きな欠点です。特に、10数年前は、リーマンショックの影響で、世界的に大不況に陥り、就職氷河期で就職難民が溢れかえっていました。ニュースでいつも取り上げられるほど就職が厳しい時代でした。

 

その頃は、新卒採用の時期に就職を逃してしまうと、そのあとは、ほぼ良い就職先は見つからないという状態でした。Aさんも新卒採用の時期を逃した一人です。あの頃は厳しかったですね。

 

 

教育業界はチャンス?勇気を持って行動!

 

将来に絶望しているAさんを見かねて、何気に私は話を切り出しました。

「どこの業界もそうだが、特に近年の教育現場は、人手不足の問題が深刻化している。教員免許があったら講師として採用してもらえるかもしれないから、免許取ってみたら?」

と教員になることを勧めてみました。

 

何が何でもという気持ちだったのかAさんは、さっそく通信制大学へ申し込み、教員免許取得に向けて、動き出しました。その時の年齢は、35歳と言っていたような・・・

ただ、決めたらすぐ動く、その行動力と勇気には感心しました。

 

 

あとで聞いた話ですが、免許取得に向けて、勉強をやりながらも、

「本当に教員になれるのか?さらに2〜3年歳を取ってしまうので、教員になれなかった時は、もっと不利になってしまうのではないか」

そんな不安の毎日で、決して希望に満ちた生活ではなかったそうです。

 

それほど、30代半ばに就職活動をすることは、1年、1年が非常に大事なのでしょう。

1歳でも歳をとってしまうと、履歴書に響き、

「もっと仕事がなくなってしまうのではないか・・・」

という感覚になるそうです。

 

免許取得を目指すということは、また2〜3年間、無職の期間が増えてしまい、履歴書はさらに厳しいものになってしまうからです。

もちろん、通信制の大学なので、仕事を探しながら勉強をしていくことは可能ですが、教員免許取得に当たって、現場の実習というものが2つあります。

 

1つ目は教育実習です。自分の出身の小学校へ1か月ほど通って、勉強しなければなりません。それが、免許取得の単位になるのです。

2つ目は、介護実習です。これは、老人ホーム、障碍者作業所等で、2週間ほど、実習に行きます。こちらも単位取得のための必ず行かなければなりません。

この2つの実習があるために、仕事に就いたとしても、実習のため仕事を休まざるをえなくなります。当然、1か月も2週間も休みをくれる会社などありませんので、仕事をしながら教員免許を取るのは実質不可能と言えるでしょう。教員資格認定試験という方法もありますが、難易度はぐっと上がります。確実なのは通信制の大学で単位を取って免許を取るのが近道かもしれません。

 

 

晴れて免許取得、果たして現実は?

 

3年の期間を費やし、Aさんは小学校の教員免許を取得することができたそうです。年明けの1月頃にさっそく、教育委員会に講師の申し込みをし、依頼の連絡を待っていたそうです。

 

講師登録の流れについて詳しく知りたい方は、別記事で書いていますので、こちらを読んでください。

教員(常勤講師)をしたい時は、直接 教育委員会へ行くべし

 

講師の採用を決める教育委員会は、新年度の4月に向けて、新しい人材を探します。講師登録をしている人の中から順次、良さそうな人材に声をかけていきます。

委員会からの講師の依頼は、早い方で年明けの1月頃に連絡があるそうです。また、遅くても3月下旬には来るものです。

 

 

Aさんは、講師依頼の連絡を心待ちにしていたようですが、1月、2月は、来なかったようです。未経験の方は、後回しになっていたのでしょう。

 

 

なかなか来ないなぁと思っていた矢先、3月中旬に3つほどの教育委員会から面接をしたいとの連絡が入ったそうです!

「キターーー!」

と喜びをかみしめ、数日後、履歴書を持って、面接に向かったそうです。

無難に面接を済ませ、後は講師採用の結果を待つだけ。そして結果は・・・

 

 

 

 

3つとも不採用・・・(泣)

 

 

 

厳しい現実・・・

なぜ、人手不足にも関わらず、採用されなかったのでしょうか。

 

 

理由は、わかりませんでしたが、Aさん曰く、

「仕事をしていなかった空白期間が多いため、履歴書で落とされたのだろう・・・」

とのこと。

 

 

絶望?教育現場は実務経験者が優遇される

 

教育委員会が、講師を採用するにあたり、最も重視するとされるポイントは、実務経験です。

どんな仕事にも言えることでしょうが、全くの未経験者よりは経験者が選ばれやすいということです。特に他業種からの教員を採用する時、教育委員会としては、その人がこれまでどんな仕事をしてきて、どのくらいの期間やってきたのかを知りたいでしょう。それが、Aさんの履歴書を読んで、職歴がほとんどないということなら、やはり講師としての採用もできないというわけです。

 

 

それでも、4月に入っても、ちょこちょこ講師の依頼はあるものの、何度面接を受けても、採用されることはなかったそうです。

 

 

「私が教員免許取得に費やした3年は何だったんだ・・・」

「貴重な3年間を無駄にしてしまったのか・・・」

「私の人生は詰んだ・・・やはり一発逆転なんてあり得ないんだ・・・」

 

その時は、もう絶望しかなかったと話していました。つらい現実です。

 

 

教員としての経験は何より大事

 

 

しかし、私は簡単にあきらめる気持ちになれませんでした。Aさんの気持ちが折れてしまいそうなところを見かねて、再度私からアドバイスをしました。

 

「諦めるのはまだ早いです。教育現場は即戦力が欲しいわけだから、教員としてのスキルを上げて、実務経験を積めば必ず採用されるはずです。」

 

Aさん

「採用されないのに、どうやって経験を積んだらいいですか?もう終わったんです・・・もういいんです・・・」

 

絶望の淵に立たされた中のAさんには、私の声は届いていなかったのだと思います。しかし、冷静になって考えてみると、すぐに講師として採用されなくても、実務経験を積む方法はあります。

それは、教員のボランティアです。

どの教育委員会も、教員のお手伝いをするボランティアスタッフを募集していることが多いです。学校は人手不足なので、少しでもボランティアの方に来ていただきたいのです。

そこで、経験値を積めば、職歴がなくても、熱意と情熱を認められ、講師採用される可能性は十分あります。

 

 

しかし、その時点で、Aさんがボランティアをするなど、考えられないことだったでしょう。

そりゃあそうですよね。

 

 

仕事がなくて収入がないのに、ボランティアをする心の余裕なんてあるはずがないのですから。

普通ならそうです。

 

 

しかし、Aさんは、なんとボランティアをするというのです。実際にやったのは、夏頃で、週に1、2回だったそうですが、実際にまた行動したのです。

やっていたお仕事は、学級担任のサポートや体育の準備のお手伝いだったそうです。とにかくがむしゃらに頑張ったそうです。もちろん、ボランティアと言っても全く報酬がないわけではなかったそうです。数千円いただいていたと聞いています。

 

 

それから、程なく依頼の声がかかり、めでたく非常勤講師で採用されたそうです。(非常勤講師とは、時給で雇われているアルバイトのような位置づけです)

そのやる気と意欲を認めてもらえたのかどうかはわからないですが、非常勤講師から教壇に立って、教員としての経験を積むことができれば、いずれ、1年契約の常勤講師になることができます。

 

1年常勤講師として勤め続ければ、これまでの職歴など関係なくなります。

これまでどんなことをしていたとしても、教員を経験しているという実績は、教育業界では何よりも強いのです。

 

 

おそらく、次の年の常勤講師の依頼も受けられるでしょうし、さらに常勤講師を3年ほど勤めることができれば、教員採用試験に合格することも可能になってくるでしょう。

そうなれば、晴れて教諭になり、よほどのことがない限り、定年まで仕事を続けていくことを約束されます。

 

 

覚悟と行動力があればどうにかなる

 

もしかしたら、今回のケースは珍しいことかもしれません。しかし、職務経験が全くなくても、Aさんのような覚悟と行動力がありさえすれば、何とかなるということです。

「もう就職なんて無理だ」

「どうせ自分にはできない

などと諦めている人が実は多いのではないでしょうか。

 

今のご時世、どこの業界も人手不足です。職歴がないのは不利であることは変わりませんが、それでも、

「何が何でもやってやろう」

という強い思いと、

「仕事にしたい」

という気持ちががあれば、それは叶えることができるのではないでしょうか。収入がない人、収入が少ない人は、普通ならボランティアなど絶対しないでしょうし、30代半ばの年齢から教員免許を取ろうと思う人も珍しいでしょう。そういったAさんのやる気と頑張りが、これまでの実績や年齢は関係がないと証明してくれたのです。熱意と行動力が今回の常勤講師採用までにつながったのだと思います。

 

Aさんは、今でも毎年、継続して採用されているようで、今年度も常勤講師としてバリバリ仕事をされているそうです。(2020年4月現在)

学級担任も任されるようになり、頼りになる存在になりつつあるようです。

 

 

もし、

「30代で職歴がないから就職は無理だ」

「教員をしたいけどなれない

と諦めている人がいるなら、とにかくなんでもいいので、やりたいと感じる仕事に関わってみてください。

 

 

教員がしたいなら、まず教育業界に関わる仕事をなんでもやってみましょう。私は教育業界しか知らないので、それ以外の業界のことは言えませんが、きっとチャンスはあるはずです。

ボランティアでも、アルバイトでもなんでも。きっと、未来が開けてくるはずです。

 

 

みなさんが、自分もあきらめなければ、できるかもかもしれない」とそう思ってもらえたら幸いです。

もし、教員をしたいけど、どうしたらいいかわからないという方がいらっしゃったら、ご相談を承っています。まずは一歩踏み出してみましょう。

 

 

よければ、こちらの記事も参考に読んでみてください。勇気が湧いてくるかもしれません。

【自分は教員に向いてない】と思っている方に伝えたいこと

こちらの動画もよければご覧ください。

 

 

 

 

今回はここまでにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

こちらの記事はよく読まれています

1

  こんにちは、今回は【これで学級運営がうまくいく】一人一役システムを紹介します!というテーマでお話していきます。   こんな方におすすめ これから小学校教員をやっていこうと思って ...

がっかりしているイラスト 2

自分には教員には向いてないと思っている方、実際に勤務して教員は勤まらないと感じている方へ。適切な対処法と私の経験談を読んでいただき「まだまだ大丈夫だ!」という元気と勇気をお届け致します。

3

教員として勤めていくと、どのように出世していくのでしょうか。その仕組みと出世するための働き方をご紹介いたします。

-仕事術・働き方, 教員・教育関係
-, ,

Copyright© 教員のための精神と時の教室 , 2020 All Rights Reserved.