こんにちは、今回は【食糧危機はやってくる】今から備蓄をしておいた方がよい理由というテーマで記事をかいていきます。
最近、ネット上で食糧危機が来るかもしれないという情報が流れているのをご存じでしょうか。
一部の人が危機をあおっているわけではなく、多くの有識者の方が将来の世界情勢を予測し、食料が足りなくなる可能性を示唆しています。
私自身も日本の食糧事情、そして世界の経済との関連などを調べてきて、やはり食糧危機はありうるのではと思い始めています。そして、今からでも備えておいた方が良いなという結論に至り、備蓄を始めることにしました。
なぜ
これだけ食べ物が有り余っている日本で備蓄の必要性があるのでしょうか。おそらく、何の根拠も示せないまま備蓄の必要性を説いても、ほとんどの人に
「ないない、日本は大丈夫だよ」
「食料がなくなるわけがないだろ」
「何を寝ぼけたことを言っているんだ」
とバカにされたり、笑われたりするのがオチでしょう。実際私もそうでした。
しかし、今の世界の食糧事情は私たちが思っている以上に深刻です。早ければ、来年にもスーパーの食料が品切れ状態になる可能性もありえるのです。
それでは、今どれだけ日本の食糧危機が迫っているのか、具体的なニュースをもとに、説明していきたいと思います。もちろん、これらの記事で危機をあおり、混乱させようという意図はありません。
ただ、これを機に、みなさんが何か行動するきっかけになってくれたら嬉しいなと思って書いているだけです。
もくじ
世界で起こっている食糧危機につながりうる出来事
バッタの大量発生
サバクトビバッタは西アフリカ、中東などの砂漠に生息しているのを確認されています。大昔もこのバッタの大量発生が原因で、大飢饉が起こっています。
これまで、2003年、2005年にも大量発生しており、今年の2020年にも、とてつもない数のバッタが現れ、アジア大陸を東に横断しながら穀物を食べ荒らしているという情報を得ました。
1日でなんと40000人分近くの穀物の量を食べつくすのだそう。
バッタの大きさは、日本でもよく見る5cmほどのサイズですが、そんな小さなバッタでも1日に100kmも飛べるのだそうです。
このバッタがより広域に広がり、中国に入ると一気に食糧危機のリスクは上がると言われていました。そして、2020年7月の時点ですでに中国で被害が出始めています。本来このバッタがインド、中国の間のヒマラヤ山脈を越えることは難しいと言われていましたが、どうやら、違うルートで入り込んでしまったのです。
来年度以降も、今年のような大量発生をすることも考えられますし、さらに被害が拡大すると、間違いなく世界の穀物需要に影響を及ぼします。価格が一気に跳ね上がることもあるかもしれません。そして、穀物を輸入している日本も大きなダメージを被ることになります。
そして、気を付けてほしいのは、このような大切なニュースがすぐに日本で報道されない可能性もあり、農業が大打撃を受けてどうしようもない状態になってから、情報が入ってくることも考えられます。
このバッタの大量発生の原因も、はっきりはしていないことから未然防止も限定的であると言われています。
ツマジロクサヨトウが日本に上陸
(出典:農林水産省植物防疫所)
ツマジロクサヨトウはアメリカ原産の農業害虫であり、アメリカでは毎年かなりの被害が出ています。
そして、2019年の夏ごろ、ツマジロクサヨトウが日本に上陸し、広がっているというニュースが流れていました。わざわざニュースで報道するほどのことかと思うかもしれませんが、この蛾、めちゃくちゃヤバいんです。
食欲が旺盛で繁殖力も高く、1年間で何度も世代交代をします。食べては子を産み、またその子が食べては子を産む。これを1年で繰り返すので、あっという間に、数が増えてしまうのです。
ツマジロクサヨトウは寒さに弱く、本来日本の冬を越すことができませんが、異常気象による暖冬や温かい沖縄に身を置くことで、生き延びる蛾もいるのだそうです。
すると、夏に向けて気温が上がってきたら、一気に繁殖してしまいます。
この蛾は特に早期駆除が重要で、駆除が遅れてしまうと、蛾が穀物の内部に入り込んでしまい農薬が効きにくくなります。
この蛾が瞬く間に日本中に広がれば、農家の穀物は大打撃を受け、農作物がほとんど取れなくなるという事態も考えらえます。
2019年に、日本政府がアメリカから大量のとうもろこしを購入したというニュースがありました。アメリカが余ったとうもろこしの持って行き場に悩んでいたところ、日本が大量購入してくれるということになったのです。アメリカから大変感謝されたそうですが、国民からは「そんなにいるのか」という声もちらほらあがっていましたよね。
実は、日本政府が大量に買ったねらいには、この蛾による大きな被害が出ることを見越してのことだったと考えられます。
幸い、昨年度に大きな被害を被ったというニュースは聞きませんでしたが、一部の都道府県で甚大な被害が出ている可能性も否定できません。
どちらにしても、今後もこの蛾の脅威に脅かされることになるのは間違いないでしょう。
中国の農作物の不良による買い込み
バッタや蛾の大量発生とも関連がありそうなことが最近多い異常気象です。
異常に強い台風、大雨、過去に経験したことがないような異常気象が続いているんです。
中国も例外ではなく、何十日も雨が降り続いていて、農作物に深刻な被害がでています。
2020年は特に被害が大きく、中国国内だけでは中国人全ての食料をまかなえないのでは?という話もあるくらいです。
そして、巷でささやかれているのが、中国人による日本に食料品の大量買い込みが起こっているということです。中国の農作物の減少をまかなうために、食料を確保するために、日本にやってきて日本の農作物の買い込みを始めたのです。
また、買っていく農作物量の規模も並大抵ではなく、通常より高い価格で購入していってくれるので、農家の方もどんどん売っているようです。経営者である以上、断る理由はないし、利益優先は当たり前ですよね。
でも、長期的に考えると、本来、日本人に売るはずだったコメや野菜がなくなっているということです。日本の食料がどんどん中国に渡ってしまっているということです。
中国人はおよそ14億人います。その中国で食糧危機が起こっているとすると、国外で食糧を確保しようと動くのは当たり前です。
そして、隣国の日本から米などを大量に買っていこうと考えるのは当然です。
「いやいや、さすがに日本政府もそんなことわかっているんじゃないか」
もちろん、わかっているでしょう。
しかし、日本政府がちゃんと備蓄してくれているからなんて大丈夫と思っているのはちょっと危険です。
米の備蓄量は、実はそれほど多いわけではなく、一人当たりのお米の量にすると、2~3日分だとか。これじゃあ、全然足りていませんよね。
コ〇ナによる世界的な輸出制限
中国など農業に力を入れている国で輸出を制限しています。作付けや収穫できる農作物が減っていることから、国民を飢えささないために輸出を制限しています。
中国では備蓄指令なるものが出ており、
「食べ物を残さないように」
「食べ物を備蓄しておくように」
という指令があったそうです。
もちろん、ロックダウンによる人手不足で食料生産が追い付いていないという話もあります。
国連の組織も食糧危機の警鐘をならしています。
今後また、ロックダウンなどの移動制限が行われると、農業経営者は労働者を確保できず、適切な量の農作物を確保できなくなります。
それが出荷にも影響を及ぼします。また、穀物が育たないとなると、その穀物を食べる家畜を育てることもできません。
つまり、食料品の生産、加工、流通、販売など、これらのサプライチェーンを維持し続けることができないということです。今後またコ〇ナの感染拡大が広がれば、どこかがストップしてしまい、食料が私たちまで届かなくなるということが起こりえるのです。
食料が手に入りにくくなるということは、食料の価値がお金の価値より上がってしまうインフレをも意味します。
食料を手に入れるためには、法外な金額を出さなければ手に入らないという事態もあり得ます。コ〇ナの時のマスクのように・・・
短期間で解決できればよいですが、どうもそんな楽観的な結果になるとは思えません。
豚コレラの発生
アフリカで流行している豚コレラが中国に入り、中国の街から豚肉が消えたというニュースが流れていました。
2020年、8月の時点で、豚肉の価格が異常に上昇しており、庶民は購入することができない事態になっています。
中国内の豚肉が疫病によって生産できなくなっているということは、間違いなく海外から輸入しようとするはずで、日本の豚肉が大量に購入される可能性があるということです。
また、ここ最近、日本の養豚場で、子豚の盗難が相次いでおり、これも豚コレラによって、豚が少なくなっている影響なのでは?と勘ぐってしまいます。
今後ますますこのような事件が増える危険性も否定できません。
三峡ダム決壊の可能性
これは私自身一番心配していることですが、またまた中国の話題です。
中国の西から東にかけて流れる長江という河川をご存じだと思います。この河川には、世界最大級の三峡ダムと言うダムが30年ほど前から建設がされています。
この三峡ダムは、水力発電、水害から市民を守ること、技術力を誇示し国民をまとめるというねらいを持って建設されました。
しかし、これまでにダム建設の影響で、水害が起こり、たくさんの人がなくなっていて、このダムが水害を防ぐ役割を果たせているのか疑問視する声が増えてきたのです。
そして、今年に入って、異常気象で雨が続き、ダムの貯水量の限界が近づいてきているのです。もし、このダムが決壊でもしようものなら、とんでもない被害が出ると言われています。
中国で3~4億人ほどの食料が不足してしまうという事態が起こるのです。これは間違いなく全世界に影響する大食糧危機に見舞われることでしょう。
ダムの水を溢れさせないために中国政府も色々と対策を打っているようにですが、まもなく危険水域に達するようなのです。なんとかしのいでほしいものですが。
間もなくやってくるミニ氷河期
今、地球の温暖化が問題視されていますが、実はあと10年ほどでミニ氷河期が来ると言われています。
これは実際に研究者たちが発表したことであり、太陽の活動が低下し、地球の寒冷化が進むということです。
ミニ氷河期なので氷河期とは違いますが、それでも地球全体の気温が大幅に下がってしまうのは想像できることでしょう。
氷河期は数万年周期と言われていて、ミニ氷河期は数百年周期で訪れると言われています。
その周期が再びやってきたのです。
もし、ミニ氷河期がやってきたら私たちのくらしはどうなるのでしょうか。
一番の問題は食料でしょう。今まで農作物ができていた地域の気温が下がり、農作物が育たたなくなる。これが世界中で起こるでしょう。
そして、気温が比較的高いところに富が集中してゆくでしょう。
私たち庶民は少ない食料で生き延びていかなければならない?なんてこともまんざら嘘とも言えません。
ミニ氷河期が来たら、それこそ備蓄をしてどうこう問題ではなさそうですが、それでもないよりある方が断然ましでしょう。
備えておいて損はない
今の日本に住んでいる以上、食べ物がなくなるなんていう事態は想像できないと思います。ただ、上記で説明した内容を読んでも備えがいらないという思えるでしょうか。
自分でしっかりと調べた上で、
「自分なりに調べてみたが、まだ備蓄の必要性を感じない」
と判断するなら、それはよいと思います。
しかし、自分で調べもせずに、
「そんなこと起こることはずがない」
「ニュースで報道されてから買いに行けば間に合うだろう」
と判断して、備蓄をしない選択を取るのはちょっと危険です。
上記の二つの例の明確な違いは、自分で考えた上での行動なのかどうかということです。一度でも自分で考えているなら、いざ食料が足りないということになっても自分で考えて行動することができるでしょう。
しかし、自分で考えずに何もしなかった人は、本当に食料が足りないとニュースが流れたと同時にパニックになって、慌てて不要な買いだめに走ってしまうでしょう。もうその時点では手遅れなのだと思いますが。
そして、さらに最悪なのは、意味のない政府批判をしたり、怒りに身を任せて店員さんに八つ当たりをしたりして憂さ晴らしをしてしまうのです。
そのようなことにならないよう気を付けたいですね。
中には食糧危機など起こらないという研究者もいますが、備えておくことに何の損があるのでしょうか。最悪の事態が想定されるなら、一応はそれに備えておき、もし、危機が来なかったら、
「食糧危機にならなくて良かった」
と思って備蓄しておいた食料を少しずつ消費していけばいいだけです。捨てさえしなければ無駄にはならないです。
悲観的に備えておくことで、楽観的に危機を乗り越えることができるはずです。
次回には詳しく備蓄しておいた方がよいものを紹介していきます。
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。