今回は、【必ず差が出ると断言します】小学校教員の賢い働き方を紹介というテーマで記事を書いていきます。
先の長い人生を考えた上で、
自分の夢を実現したい!
心豊かな生き方をしたい!と思っている小学校教員の方々へ
これから「していた方がよいこと」
これから「しない方がよいこと」
をお伝えしていきます。断っておきますが、私一個人の考えであるということを付け加えておきます。ぜひ最後までご覧ください。
こんな方におすすめ
- これから教員を目指そうと思っている方
- 現在小学校教員をしている方
- 小学校教員からの転職、独立を考えている方
もくじ
教員でも危うい時代に突入
現在の教育現場の現状をお伝えします。
今日の小学校現場は、教員年齢構成の不均衡問題があり40代の教員が極端に少ない年齢構図になっています。
データ元:「平成 28 年度学校教員統計調査 公立学校における本務教員の年齢構成」より引用
40代の中堅の教員は、実質的な仕事の中心を担いながら若手教員に仕事を教えたりする役割があります。ところが、現在の学校現場では40代の教員が少なく30代の教員が一気に管理職に押し上げられてしまうという事態が起こっています。まだまだ実績、経験共に少ない30代ですから、仕事も効率的に進めることはできずその結果学校現場が多忙になってしまっています。
また、ベテランの先生が一斉退職してしまったため(おそらく次の統計調査では50代も少なくなっていくと思われます)、本来ベテランの先生と一緒に分担しながらやっていたような仕事が、全て中堅の先生に押し寄せてきてしまっています。それによって、若手教員への日常的な指導技術の継承がされず、若手教員はしっかりと教育されないまま孤立してしまうことも多いです。これが現在の教育現場の現状です。
この現状を見て、いつまでこの仕事をしながら心と体が元気でいられるのか・・・将来が不安になってくる方もおられるはずです。一昔前は、聖職として尊敬されていた教員ですが今や体罰の問題、わいせつ行為などでつかまるというニュースが数多く報道され、世論の教員への風当たりはますます強くなってきています。
保護者の中には教員に対して厳しい態度で接してくる方も増えてきています。経験の浅い教員ではうまく対応できないこともあり、しんどい状況を脱却することができずに教員を辞めてしまうというケースも多く起きています。もはや地位も名誉も失いつつある教員たち。
そんな状況に合わせて、世の中の不満やストレスなどが一気に学校に押し寄せ、その受け皿になっているのが学校現場。子どもに何か問題が起こったら全て「学校がなんとかしてくれよ」というわけです。そんな状況でも先生方は、特に厳しい家庭環境の子どもや、学力的にしんどい子にしっかりとした支援ができるように日々努力されています。
しかし、現実は厳しく、しんどい子どもは切り捨てられるような政策が推し進められています。子どもの学力を伸ばすことだけでなく、子どもの心も育てていく仕事をしている私たちに対して、上の人たちはできる先生、できない先生などと線引きをします。見えない力を伸ばすことも私たちの立派な仕事なはずなのにです。本当に一生懸命子どもたちのために頑張っている先生たちが働きにくい環境になってきてしまっています。実力偏重主義というか、すぐに結果を求めるような政策です。そういう時代になってきているようです。
日本の人口が減少し、ますます子どもの数は減りほとんどのことは機械に任せられていくので先生の仕事は減っていってもよいはずですが、現場の感覚としてますますやることが増えていた気がします。とにかく、授業を教える以外にやることが多すぎましたね。
もうこの仕事が安泰なんて呼べないと私は思います。もちろん、子どもたちの未来のために一生懸命になり、やりがいを感じ、忙しすぎてもこの仕事が好きなら続けていけばよいと思いますが。
これらのことが、私たち教員の厳しい現実です。そんな厳しい現実だからこそ、より良い将来を見据えて賢い働き方を見つけておこうというわけで記事を書いたわけです。
小学校教員の賢い働き方 その1
自己投資をして専門的なスキルを身に付ける
私が第一に推奨したいのは自己投資をすることです。
自己投資とは、
英語を勉強するための教材を買ったり
プログラミングのスクールに通ったり
金融の知識を身に付けるためにビジネスの勉強をしたりすることです。
これは全て自己投資ですと言えます。
のちほど投資については詳しく説明しますが、自己投資は一番リターンが大きい投資と言えます。リスクも対してありません。なんで、まず初めに取り掛かるなら自己投資をどんどんすることです。
教員の方にはぜひ教員の専門的なスキルを身に付けてほしいです。その中でも私のおすすめスキルは、特別支援教育のスキルとカウンセリングのスキルです。
なぜこの2つが良いかと言うと、どちらのスキルも汎用性が高く他の仕事にも生かすことができるからです。
特別支援教育のスキルは教育、学びの原点でもあるので、教育全般の基礎的な知識と技術を身に付けることができます。文字を読み書きなどを教えるために必要なスキルは、教育関係の仕事で幅広く生かせます。
カウンセリングのスキルも身に付けておくことは、人と話をして安心させ信頼してもらったりするスキルで、どんな仕事にも必要なことです。将来、個人で自分で塾などを開いて学習を教えたい人なら絶対にどちらも必要です。しんどい子どものつまづきを見つけるには支援教育の視点は活きてきますし、子ども、保護者の話をしっかり受け止め、安心してもらうにはカウンセリングのスキルが活きます。
もちろん、必ずこの2つのスキルを身に付ける必要はありませんが、教員をしながらも次の仕事のステップアップの場として考えておくなら、特別支援教育スキルもカウンセリングスキルもどちらも必要だと思います。
よし、職員同士・保護者との関わりの中でコミュニケーション能力を身に付けるぞ。
体育の授業が好きだから、運動に関する知識を深めるぞ。
図工が好きだから、絵を描くスキルをもっと伸ばすぞ。
などあなたに合ったスキルを選ぶのもアリだと思います。
そうやって自分のスキルを磨き、自分の価値を高めておいて、いざ教員を辞めたとしてもそのスキルを活かして次の仕事に挑むことできる状態を作っておくということです。
今の時代、教員しかできないのは市場価値としては低いと言わざるを得ません。教員が懲戒免職になることはよほどのことがない限りありませんが、なんらかの理由で教員ができなくなってしまった場合は、世の中の厳しい現実に直面するでしょう。公務員は潰しが利かないと言われる理由を実感するかもしれません。
しかし、自分のスキルを磨く意識を持ち続けてさえいればこのようなことにもなりません。自分の価値さえ高める努力をしていれば、どんな仕事をすることになってもそれなりのパフォーマンスは発揮できるはずです。自分の価値が高まれば、人からの信頼を得られます。価値や信頼を得ることで、人の役に立つことができ、自分の夢も叶えることができます。だから自己投資にはお金を惜しまず、どんどんつぎ込んでいきましょう。
では、教員をしながらさきほど紹介した特別支援教育のスキルとカウンセリングのスキルが一番身に付きやすいポジションを紹介します。
ズバリ、それは支援学級の担任です。支援学級担任をしておくことで、これらのスキルを確実に身に付けることができます。そう断言できるのには理由があります。まず学級担任との仕事量の違いにあります。
学級担任をしていると毎日多くの授業案を考えて望まなければならないだけでなく、テストや宿題の丸付け、学年行事の計画、30~40人の保護者対応などもあり実に多忙です。このような状態では、何かのスキルを身に付けようという余裕も暇もありません。毎日が仕事をこなすための激しい戦いです。
それに比べて、支援担任は子どもの受け持ちが大体4~5人くらい。受け持ちの上限は8人ですが、8人受け持つことはそんなにありません。授業も1対1や少人数での学習なので、児童に合わせて効率よく授業を進められるし自由に学習プログラムを考えられるので、授業準備の負担も少ないです。放課後にする次の日の授業準備も短時間で終えることができます。
ということは早く帰宅できてしまうということであり、そそくさと帰ってスキルアップの時間を作ることができるということです。いつも定時に帰って、ひたすら勉強をするのです。まぁ、クラス担任の先生方からの冷たい目線は感じないでもないが、そこは耐えましょう。
支援学級に在籍する児童は生まれつき発達に偏りがある児童がいます。学習面・社会性の側面での理解にばらつきがあり、どのようにアプローチしていけばよいのかという特別な知識がないと上手に指導し、育てることはできません。となると、必然的にそういった学びの特性のある子の支援方法が必要になります。支援の勉強をする必要性もあり、知れば知るほど深みがあり面白いものです。支援担任なら、覚えた知識を次の日すぐに実践し、良かったところ、課題などをすぐに検証でき、役に立つノウハウをどんどん身につけられるという環境で過ごせます。
もちろん、その知識は学級でも生かせますし、さらに専門的に学んでいくことで「学校の中で専門知識がある先生と言えばこの人!」なんて存在にもなれます。その先生の希少価値も高まり、これから教員として働き続けるとしても色々有利になってきます。
そういった専門的なスキルがあることは転職・独立する時にも生かせます。グローバルな社会において障害のある人を理解し、適切な対応ができる人材は今後必要とされていくでしょう。私も支援担任をしていた時は、専門性を高めて自分で事業をしてみたいと常々考えていました。支援教育とはまさに学びの原点であるので、経験していて損はないと思います。だからやるなら支援学級担任だというわけです。
よければこちらの記事もご覧ください。
【専門性と人間関係調整力が必要】小学校の支援学級担任の仕事とは
私と同じように教員以外の選択肢も考えておきたいという人は、これから先の将来を考えて何年後に教員を辞めて、転職なり独立なりをするのかを決めておくことは大切です。
「30歳になるまで教員を続けてそこから起業をしよう」
「35歳からは週4日の勤務の仕事を探そう」
などと、およその計画を決めておくといいです。
でも、特にしたいこともないし特技もないしって方は何年後なんて決められないですよね。でもそれはゆっくり探せばいいのです。「なにか見つけよう」「しっかり勉強していこう」という気持ちがまず大切なので、その一歩で少しずつ物事の見え方も変わってきます。
興味のあること、面白そうなことはとにかく色々やってみることです。なんでもいいのでやってみて、しばらく続けてみることです。きっと何かつかめるはずです。初めのうちは、稼ぐことができるか!という視点で仕事を考えてみるのもよいと思います。教員やサラリーマンをしていると、自分でお金を稼ぐという感覚が身に付きません。稼ぐための勉強を始めると、世の中のお金のからくりがわかり、社会の中で生きていくうえで知っておいた方がよいことをたくさん知ることができます。ぜひ、教員の方にも身に着けてほしい力です。とにかくまず動きましょう。
このように賢く働きながら専門スキルを身につけることで、少しずつあなたの将来が光輝いていくことと思います。
小学校教員の賢い働き方 その2
お金でお金を生み出す投資をする
お金でお金を生み出す投資とは
一方で、お金でお金を生み出す投資もあります。これを早い段階からしておくことをおすすめします。
こちらの投資は、将来得られるであろう利益を見込んで金銭や力をつぎ込むことです。投資の目的は、お金をあるものに変えて一定期間置いてお金に戻すことで、以前より多くのお金を手に入れること、つまり収益を得ることです。簡単なようで実に奥が深く、難しいところもあるのですがやり出すと面白いところもあります。
投資の収益には、インカムゲインとキャピタルゲインの2種類あります。インカムゲインとは、投資した対象のものを持っているだけで継続的に利益を得ることができる収益のことです。株式の配当金などです。キャピタルゲインとは、投資した対象のものを安く買って高く売る収益のことです。株式の売却益などを指します。
この点を踏まえて、投資にはどんなものがあるか超簡単に紹介していきます。
株式、債券、外国為替証拠金取引(FX)、仮想通貨、投資信託、不動産、金、確定拠出年金などなど。
他にもまだありますが、初心者の方なら投資信託から始める方が多いでしょう。
投資信託とは
投資信託とは、簡単に言えば、プロの投資家たち(ファンドマネージャー)に私たちの資金を運用してもらう金融商品のことです。利益が出た時には、そこから利益の分けてもらうわけです。もちろん損をすることもあります。投資信託にもたくさんの種類がありますが、その中でも有名なものがひふみ投信と鎌倉投信です。
ひふみ投信
投資理念がしっかりしています。地道にコツコツと成長していく企業を見つけ、その株を買って長く持ち続けるという投資スタンスを貫いています。また、一方ではマーケットに真摯に向き合いながら株の売り買いもしており、日々変化するマーケットにもしっかりと対応しているところです。どんな人が投資、運用に関わっているのかもわかります。
その中の一人、ひふみの最高投資責任者の藤野英人さんが投資について書かれた本があります。題名は、「投資家がお金よりも大切にしていること」本当に素晴らしい内容で、投資の原点を学ぶことができます。その内容は、一人一人の行動が社会を作っていること、本当の安定は成長し、変化していくこと、投資にネガティブに考えず一歩踏み出してみること。一度読んでみることをおすすめします。
鎌倉投信
もう一つは、鎌倉投信です。ここも投資理念がしっかりしていて本物であることは間違いないです。社会との調和の上に発展する会社に投資することによって個人投資家の資産形成と社会の持続的発展の両立を目指しています。これからの社会を創っていく価値の高い未来に必要な「いい会社」や、つぶれてしまってはもったいないような「いい会社」が、投資家から安心して資金を調達することができるような仕組みの投資信託であると言えます。
個人投資家から運用者の姿が見え、どのように私たちの資金が使われているのかわかります。NHKのプロフェッショナル仕事の流儀でも取り上げられていて、その志や投資哲学に深く感銘を受けたのを覚えています。個人投資家から投資先の会社の活動も見え、自分のお金が社会の発展に貢献していることを実感することができます。セミナーにも参加してみましたが、地道に活動されているのが、よくわかりました。
投資信託は積み立てが向いている
投資信託は積み立てで投資をしていくのが向いていると言われています。毎月の金額も少額から始められるので安心です。積み立ての良いところは、日々の値動きに左右されることなく、決められた日時に自動的に買っていってくれるというところです。一気にドカンと買うわけではないので、リスクは低い分リターンも小さいですが、精神的にしんどくなったり、気になったりすることなく、心穏やかに投資を続けることができます。
あまり、ガッツリ投資の世界に入って、どんどん資金をつぎ込んでいくのは精神的にもよろしくありません。始めるなら自分の生活が投資に左右されることがないくらいの金額でやっていきましょう。
貯金をするだけではリスクがある。
「浪費はしない方がいいのはわかったけど、別に投資をせずとも貯金をしたらいいんじゃないの?」
「自己投資は時間がかかるものだし、身に付かないリスクもあるから地道に貯金の方が安心じゃない?」
こんな声が聞こえてきそうですが、決してそんなことはありません。自己投資でうまくいかなかったと思うかもしれませんが、必ず何かを得ることができます。例えば、うまくいかなかった原因を考えた時に、自分の性格や心の癖というものが見えてきたりもします。次は同じ失敗をしないように学習できるはずです。
むしろ、貯金だけをするという行為は、何よりも、使われないお金が眠っているだけで、非常にもったいないのです。
どんどん自己投資をしてお金を循環さえていかないと!
銀行に預けていてお金が増えますか?ほとんど増えませんよね?
もちろん、ある程度の貯金は必要でしょうが、お金は使ってナンボ。
世の中のためにも、お金をどんどん回していくことは必要で、銀行などにとどまっているお金になんの価値もありません。また、お金を貯金しているだけでも、価値は変動します。インフレなどで、お金の価値が下がると、今まで100円で買えていたものが、200円出さないと買えなくなるようなこともあります。
投資をすると世界が変わる!私の経験談
私は投資をして世界の見え方が変わりました。
いえ、人生が前向きになった!と言ってもいいでしょう。それくらい投資を始めて良かったと思っています。
まず、将来に対する考え方が大きく変わりました。心が豊かな生活を送るためには、正しいお金の知識を身に付けることと、お金の考え方を変えることが必須です。労働者としてずっと働いていては、お金は多くを得られないこと、自らリスクを取ってつかみいったものにしか得られないものであることを知りました。
そして、金融の知識が足りないこと、世界情勢を全く知らないことを痛感し、なんて自分は無知なんだ!と自覚しました。そこで、新聞や色んな本を読み始めました。自己投資のセミナーなどにも足を運びました。少しずつ経済に興味を持ち始め、情報感度が上がっていきました。今では、以前はつまらないと思っていた経済ニュースが面白く感じるようになり、録画してまで観るようになりました。
流行りや流行にも敏感になり、新しいこと、新しいものにチャレンジしてみようとする意欲が沸いてきました。そして、なにより人生に夢や希望を持つことができました。一生、このまま普通のサラリーマンで終わると思っていた自分の人生ですが、まだまだ新しい挑戦ができると本気で思えるようになったのです。
夢のある生活をしたい。仕事を気にせず自由に旅をしてみたい。好きなことを好きなだけしたい。家族との時間をもっと取りたい。
夢を叶えるためにすぐに行動することができるようになりました。こうしてブログを書いていることなんて絶対なかったと思います。まさに、
物事の視野が広がり、見える世界が広がったのです!
投資をすることこそ、自由な生き方を実現するための唯一の手段なのです。なので、これからは消費を控え投資に力を注いで行きませんか。さぁみなさんも一緒に自分のレベルアップを目指しましょう。
よければこちらの記事もご覧ください。
小学校教員の賢い働き方 その3
副業をすること
副業とは、本業を持っている人が収入を得る手段の種類を問わずに収入を得るために働くこと」です。教員で言うと、各都道府県からもらっている給料以外の収益を働いて得ることです。例えば、事業所得、不動産所得、利子所得、配当所得、譲渡所得、雑所得などなど。
近年の副業解禁の理由と副業禁止の愚痴
近年、副業を認める大手の企業が増えてきています。理由はいくつか考えらます。
会社だけに頼らずに社員一人ひとりに自分自身で稼いでいく力をつけさせることです。これは個人にとっては大きなメリットで、新たな収益源が作れるので会社に頼らなくても良くなるのです。
もちろん、会社にとってもメリットはあります。個人が副業で身に付けたスキルを会社に還元させることができます。副業されてあげるんだから、身に付けたノウハウを会社でも活かしてねってことになります。もちろん、裏には個人で稼ぐ力を身につけるチャンスをあげるのだから、会社は定年まで責任持たないから将来のことは自分でなんとかしてねということにも捉えられます。良い面がある反面、ネガティブな面も潜んでいることはは知っておきたいところです。
それからなんといっても、副業解禁という宣伝によってよい人材を集めることができるのです。我が社は副業にも寛容で、自由度が高い会社ですよーー。と言って良い人材を採用したいという意図があるわけです。
少しずつ社会全体も自由な働き方が認められつつあるということですね。これはとてもよいことですね。
では、教員は副業はどうかというと・・・教員は副業禁止です!
副業はまだ認められていません(涙)公務員は国民の税金によって成り立っている職業です。当然と言えば当然かもしれません。でもですよ、副業禁止なんてもはや時代遅れと思いませんか。
もはや、1つの職業スキルだけで食べていける時代でもなくなってきていますし、終身雇用制度も崩壊しつつあります。今は時代の大きな節目であり、どんどん変化している時期なのです。
どんどん個人の稼ぐ力を身に付けさせて、そのスキルを学校現場などに生かせたらもっと組織は良くなると思うんですけどね。そんな人たちに現場でどんどん決定権を与えていって、給料にも反映してあげれば、やる気も効率も上がっていくでしょう。
現状維持だから、いつまでも古いやり方に固執してしまうし、新しいことを取り入れないから、新しい風も起こらないし、変化もしにくい体質が続いてしまうのです。そりぁどこも財政が厳しいのはわかりますけど。上の立場の人間からすると、職員に副業をやられて、仕事の効率を落とされるのもいやでしょうし、副業でうまくいって、よい人材がその仕事を離れられてしまうのも痛手ですからね。
なので、教員の場合は「ボーナスだけは奮発するから、給与所得のみで生活していってくださいね。」ってことで引き止めておくわけです。すいません、色々愚痴ってしまいました。(笑)
もちろん、教員以外の職業でも副業ができないという会社はまだまだたくさんあるんでしょうけどね。
よし、じゃあこっそり副業をするしかないか!と思われるかもしれませんが、もし、副業をやって、
ばれると懲戒処分です。
やはり教員は、禁止されているので副業はやめておきましょう。
じゃあやっぱり給与所得だけで生活するしかないのか?
いえいえ、そんなことはないです。間違っても、
「ルールだから仕方がないし、あきらめよう」
「公務員は副業禁止だからお金稼ぎはできないよな」
「公務員だから最後まで面倒見てくれるよね」
などと考え、何も行動しなかったらだめです。
賢く生きていくためには、絶対給与以外の収入を得る手段を考えておかなければいけません。10年後の教育業界、10年後の日本の未来がどうなっているかなんてわからないんですから。
少なくとも、教員に関していえば仕事はますます忙しくなり、さらにブラック化していくので、今よりもっと割に合わなくなっているのではないでしょうか。さらに定年退職が65歳までになります。
「教員を65歳、70歳までできる体力がありますか?」
できる人はすごいと思いますよ。
でも、それまで年金ももらえないわけですから働かざるを得ないです。仕方ないですよね。まぁ今やっている仕事に、よほどの熱意と情熱があるのなら、出世を志し、教員の頂点を目指して頑張ればいいでしょう。でも、それを目指す気がないなら、賢く収入を得る方法を考える道を探しましょう。
副業が学校にばれない方法
副業を推奨しているわけではありませんが、副業ではなくて、投資でさえもやっているのがばれるのはいやですよね?ずばり、ばれて、メリットはないでしょう。
意地悪な上司なら、
「給与所得以外に儲ける余裕があるなら、もっと仕事をやれよ」
「これからもっと仕事を振ってやる!」
っていう妬みやひがみが生まれるかもしれません。
また、「それは副業じゃないのか?」と言いがかりをつけてこられる可能性も否定できません。
「投資は副業じゃないですよ、先輩もっと勉強してください!」
なんて、言えるはずはないので、誰にも言わずこっそり一人でやりましょう。
どうしても言いたかったら、儲けていても、相手に負の感情を生み出さないために、ボロボロに負けていますって嘘をついておきましょう。
どうしても副業をしたいという方へ
責任は取れませんが、ばれないように気を付けて副業をする方法はあるでしょう。いたって簡単です。どんな副業でも、稼いだ分の所得税は、ちゃんと期日までに確定申告をして、税務署に納付すればよいだけです。
1月1日~12月31日までの副業収益を計算し、次の年の2月頃に申告します。今はネットでもできるので、直接出向いていく必要もありません。儲けた分の所得税は、ちゃんと申告しておけばいいんですが、住民税もさらにかかってくるのです。
ただ、この住民税がかなりやっかいです。注意すべきところが、住民税の増額分です。これは、確定申告時に普通徴収というにも切り替えておく必要があるのです。何もしなければ、特別徴収になってしまい学校に知られてしまうことになります。
私なりに色々調べましたが(税務署に行ったり、何度も電話したり)絶対に100%会社にばれない方法はないという結論です。全て機械任せじゃなく、税の処理をやっているのは人間なのですから、必ずミスもするものです。うっかり学校に住民税の増額分の資料が渡ってしまうことだってあり、事務の職員がそれを見て、あれ?おかしいぞ?ってなるわけです。これらのことは副業をする以上想定しておかなければなりません。それでもする価値があるなら自己責任でどうぞ。
これからの将来を考えてやってはいけないこと
では逆にこれからの将来を考える上で、
絶対にしてはいけないことを私の独断と偏見で2つ紹介します。
これから紹介することは特に転職したい!独立したい!という方に当てはまることだとご承知ください。
管理職になる
なぜ、管理職になってはいけないのか?結論を先に言うと、多忙すぎるからです。
まず勤務時間については、平日は21時、22時まで勤務は当たり前で、学校で起こる全ての責任が管理職にあり、かつ管理、運営の全てを任されています。はっきり言って、学校運営は、校長、教頭二人でやり切れる量ではありません。管理職のするべき仕事は、教員の指導、教育を仕事の中心におくべきです。
土日だって、地域の行事に顔出ししないといけないし一体いつ休めるんだよって感じです。多忙であるだけでなく、責任がどっと増し、なんか息苦しそうです。いや、生き苦しそうです。管理職を楽しそうにやっている人に出会ったこともないし、聞いたこともないです。
学校現場での管理職へのキャリアアップの一例
20代 現場を知る、できる人が選定される。
30代 教育委員会引き抜き、主任、主席、管理職試験受講
40代 管理職で働き盛りを過ごすことになるが、自分のやり方で仕事なんてほとんどできません。
50代 60代 消耗 あー自分の教員人生は本当にこれでよかったのか・・・と振り返ることも。
先ほどお話した教員年齢構成の不均衡のしわ寄せが中堅の先生方に一気に来ています。そして、こんな言葉をかけられて、管理職に仕立て上げられるわけです。
「ミドルリーダーになってくれ!」
「中間管理職の役割を担ってくれ!」
「君は素質があるから、管理職試験を受けてみないか?」
「良い人材がいないから、君にやってほしいんだ。君ならできるよ。」
私から言わせてもらうと、いやいや、ちょっと待ってよ!人員をちゃんと確保してなかった国(文科省)の責任でしょ?なんで私たちの世代がそれをすぐに背負わないといけないわけ?
経験も力もない中、管理職にさせられるわけですから、何もできなくて、学校がしんどくなり、教員・子どもたちがしんどくなるに決まっています。そんな管理職になりたいと思いますか。やるにしても、やはり現場の経験をもっと積んで、ある程度の年も重ねないといけないはずです。成り手がいないから30代の若い人にもしてもらおうというのはちょっと無理を押し付けていないでしょうか。
若い人が管理職をしてると、年上の教員が色々できないことを指摘し言うことも聞いてくれなくて大変です。毎日ドタバタの生活を送ることは間違いなくて、そんな状況で転職やら独立やら考えることができません。私は管理職はおすすめしません。
今の30代後半から40代の人は、覚悟しておかなければいけないですよ。
ぜーーったいに声がかかりますから。(笑)その仕事に大きな志があるなら、やったらいいと思います。
でも、将来教員以外の人生も計画的に考えて進めておきたいという人はやめておいた方がいいと思います。
もはや今の教育現場は異常です。だって出世をしたいと思っている先生がいないですから。教員の出世といえば教頭や校長を目指すというのが普通ですが、その道へ進みたいという人が全くいないのです。そんな状態でよい先生が育つでしょうか。良い教育環境になるでしょうか。もうこれ以上はやめときます。
よければこちらの記事もご覧ください。
家を建てる(住宅ローンを組む)
家を建てようと考えている教員の中で、全額キャッシュで買える人はいないでしょう。それでも、家を買おうと思うと、住宅ローンを組まなければなりません。
公務員は住宅ローンを組みやすいと言われています。理由は安定的な収入が見込めるからです。大体35年の住宅ローンを組んで、毎年少しずつ返済していく方が多いです。
教員への就職が決まって、ある程度仕事が落ち着くと余裕も生まれ、さらに家庭を持つと、
「そろそろマイホームを持ちたい!」
「家を持ってこそ一人前だ!」
「将来の資産になるから賃貸で家賃払うくらいなら住宅ローンを組んで家を建てた方が得だ。」
誰しもがそう思う時があるはずです。
でも、ちょっと待ってください。
まず、教員をこの先何十年も続けていくという覚悟はありますか。
35年のローンを背負いながら家族を養っていけますか。
そんな状況で転職や独立を考えられますか。
私はそんな目先の幸せを追いかけて、ローンを組んで家を買うという選択をしてはいけないと思います。そんなことを言いながら、私もマイホームを買いました。しかし、幸運ながらも35年ローンを組むことがなかったので、まだ精神的にも楽でした。それでも、まとまったお金が一気になくなってしまったので、当時は苦しかったです。
なぜ、ローンを組んではいけないか。それは、ローンを組むと仕事が固定化されてしまいます。家族のことも考えリスクを取りづらくなってしまいます。そんな状況で、したいことができなくなった教員を私はたくさん知っています。実際私もそうです。家を買ったので独立しようとする決断が遅れたことは事実です。
仕事が固定化されるということは、人生も固定化されるということ!
それでも、どうしても家を買いたいという方!
売却も視野に入れて、家を買うべきです。家を買って、数年後に売却しても、買い手がつきそうな立地条件がよい場所を選んだり、土地の値段が一気に下がりにくい都会を選んだり、これらのことを視野に入れて買うだけでも違います。売れなくても、民泊として活用してみようと考えておくとかも面白いです。まぁ色々活用方法を工夫できる家を選ぶのが良いかもしれません。。
まぁここは専門的な知識がいるので、しっかり勉強したり詳しい方に相談したりして対策を取っておく必要があるでしょう。
ただ、これからは家余りの時代になるのは間違いないです。
戸建ての家、分譲マンションを買った高齢者が、一人で住めなくなった、引っ越すことになったなどの理由で住まなくなった家を手放していくわけです。すると、誰も住んでいない家だけが余ってしまうわけです。
誰かがうまく相続して住んでくれれば問題ないですが、現実的に難しく固定資産税や管理のコストをずっと負担しなければならない状況が続くわけです。だから、家を買っても、資産としての価値はもはやないに等しくなるでしょう。都会はわかりませんが、郊外はぐんぐん下がっていくでしょう。
むしろ、マイナスになるんじゃないでしょうか。つまり、
「私の家はいらないから、〇百万でこの家をもらってください」
そんなケースが頻発してくるでしょう。まさに、負動産!
それでも、家を買いますか?買うなら、よーく考えて、よく調べて買いましょう。
長い将来を見据えた選択を!
いかがでしたか。教員を続けていくにしても辞めるにしても、やはりそれなりに戦略的に働いていくことは必要になります。自分がどんな仕事をしながらどんな将来を過ごしたいか考えておくだけでも、目の前の選択は少しずつ変わってきます。
ただ、何も考えずにガムシャラに働くことも大事な時はありますが、そろそろそれだけでは世の中をうまく渡っていけなくなるのではないでしょうか。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
よければこちらの記事もご覧ください。