こんにちは、今回は【初任者必見】小学校教員1年目の仕事術を紹介しますというテーマで記事を書いていきます。
こんな方におすすめ
- これから小学校で教員をやっていこうと思っている方
- 小学校教員免許の取得を目指して頑張っている学生の方
- 小学校教員の仕事を効率的にやっていきたいと思っている方
小学校教員の仕事とは?
まず初めに、小学校教員の仕事について簡単に説明をしていきます。
小学校教員は、一体どんな仕事をしているのか?
毎日のタイムスケジュールはどんなものなのか?
どんな風に仕事をこなしていけばよいのか?
について少しでも学校現場のことを知っていただけるように書いていきます。
小学校教員のタイムスケジュール
学級担任の場合
朝のスケジュール
だいたい8時00分前くらいには出勤している人が多いです。朝から職員室でその日の学校・学級の予定、その日の時間割の確認をしたりします。また、その日の配布物・連絡事項等を確認し、ある程度準備ができたら、教室に行って子どもたちが登校してくるのを待ちます。黒板に朝の連絡を書いたり、次の日の連絡を書いて準備をしたり、この時間は先生によって色んなスタイルがあります。8時過ぎに子どもたちが登校してきます。あいさつをしながら提出物の声かけをし、宿題の〇つけを開始します。宿題を忘れた子どもへの声かけもします。
子どもが一通り登校したら、朝の打ち合わせのために、職員室へ戻ります。打ち合わせは学校によって放課後にしたり、昼休みにしたりいろいろですが、だいたい朝にするところが多いです。子どもたちには朝の時間にするべきことを伝えておきます。朝の読書や計算練習などをさせているケースが多いです。8時30分頃から職員打ち合わせが始まります。その日の連絡事項など順に先生方がお話をしていきます。そして、管理職が最後に話を締めて、だいたい10分~15分くらいで朝の打ち合わせは終わります。その後は、同じ学年メンバーで今日の予定を確認をし、変更点、気をつける点などを確認し合います。そして教室へと戻り授業がスタートします。
8時45分頃から1時間目がスタートし、休み時間も間に取りながら、だいたい12時30分頃に4時間目が終了します。4時間の授業のうち国語、算数が入っていることは多いでしょう。できるだけ集中力を要するような学習は午前中の時間に設定するようにしていることが多いです。
昼のスケジュール
4時間目が終わると給食の準備を始めます。そして、その後に掃除か昼休みの時間があり、5時間目の授業が始まります。だいたい時間は、13時45分頃からスタートするのではないでしょうか。間に休み時間をはさみながら15時30分頃に6時間目が終了し、そこから順次下校となります。16時までには全児童が下校できるように先生方も時間を見ながら帰らせていきます。これでようやく長い一日が終わります。
夕方のスケジュール
16時過ぎから、学年の先生との打ち合わせ・職員会議・研修などが入ってきます。何にない時はゆっくりコーヒーを飲んだり、お菓子をつまんだりしてホッと一息つくことができます。そして、次の日の授業準備、事務作業(ノート・テストの採点など)の仕事をこなしていきます。連絡事項を他の先生方に伝えたり、ついでにおしゃべりしたりしていると、あっという間に勤務時間の17時を迎えることと思います。「今日は何時頃まで仕事をしようかな・・・」そんなことを考えながら進めていく時間帯です。放課後の話は後ほど詳しく。
教員の仕事のメインは授業と心得る
教員の主な業務は、教室の教壇に立って30人以上の子どもたちに授業をすることです。授業は1コマ45分の授業です。一日平均5~6時間授業(学年によって変わる)がありますので、授業準備に一番たくさんの時間がかかります。
小学校教員が指導する教科は、全学年 国語、算数、学活、道徳、音楽、体育、図工です。1、2年生は生活、3、4年生は理科、社会、総合(外国語)、5、6年生は理科、社会、総合(英語)、家庭科の授業を受け持ちます。小学校は、基本全教科指導できなければならないので大変ですが、どこの学校にも大体専科の先生(音楽専門、理科専門、英語専門など)がいますので、専科の先生がいる教科は授業をしてもらうことができます。
その他には、ひと月に1回程度ある学年行事(授業参観、学習発表会など)、学校行事(運動会、地域との交流イベントなど)があり、その準備も並行して進めていきます。さらに「研究授業」という学校教員の授業力アップを目的に教員同士が授業を見合って、意見を言い合う校内授業研究があります。研究授業に向けて指導案も作り、その研究授業に向けて準備を進めていきます。教員免許を持っている方なら、教育実習に行っているはずなので、指導案を作った記憶があるでしょう。あんな感じです。
指導案にはどんなことを書いていったら良いかある程度勉強は必要ですが、慣れてくれば要領よくできるようになります。初めての初任者の方、初講師の方にとっては「大変だなぁ・・・」と感じるところがあるかもしれませんが、避けては通れない道なのでどんどん指導案を書く機会を持てると成長できて良いと思います。おすすめは学期に1回は研究授業をして指導案を書いていくくらいを目安にしてみてください。徐々にレベルアップも実感できるようになるでしょう。
生活指導とルールの徹底
もう一つの大きな仕事は日々の子どもへの生活指導です。これは子どもと関わっている全ての時間にしなければならないことです。授業時間のみならず休み時間、給食時間、掃除時間、そして放課後のトラブルも指導しなければなりません。当たり前と思われる一般常識である、あいさつをする。助けてもらったらありがとうとお礼を言う。悪いことをしたらごめんなさいと素直に謝る。
このような基本を一から教えることはもちろんですが、各家庭でしていくべきしつけである整理整頓、食事のマナー、姿勢よく座る、人を傷つけないなどを教えるのも教員の仕事です。低学年(1、2年生)の児童には特に口うるさいくらい丁寧に教えてあげないといけません。低学年への指導はとても大切です。
それでも、場所、時間を問わずにいろんなトラブルが起こるものなので常日頃から、人の話をしっかり聞くこと、学校・学級のルールを守ることの重要性を伝え続けていかなければなりません。特に、カッとなってすぐけんかをする子、授業に参加できない子、友だち関係がうまく築けない子などなど気にかけてあげる必要がある子はたくさんいますので、常にアンテナを張って子どもたちの様子をしっかり見てあげる必要があります。
少々ルールばかりで生き苦しいと感じるかもしれませんが、学級経営では必要なことで、日々の指導に終わりはありません。これも教員としての経験値を積んでいけばしっかりと子どもたちを導いていくことができますよ。
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【もうこれしかない】小学校で子どもの問題行動をやめさせる方法
放課後は打ち合わせが多いので仕事は早めに
放課後にすることをもう少し詳しく書いていきます。放課後は、自分の時間をゆっくり持つことができる唯一の時間です。何も予定がなければも、自分のしたい仕事をしていたらいいので、教室の片づけをしたり、ゆっくりコーヒーを飲んだり、同僚とおしゃべりしたりして少しほっとした時間を過ごすことができます。自分の裁量が最も生かされるのがこの時間でしょう。
この時間をいかに有効に使うことができるかが重要になります。ゆっくり過ごすこともできますが、それでは仕事は進みません。放課後から自分の仕事を猛スピードですることもできますが、体力的にしんどいのと同僚とのコミュニケーションが取れなくなるのでそれも心配です。職員室での事務作業をテキパキとこなしながらも、適度に同僚と話をしながら効率的に仕事を進めていきましょう。
学級の児童の30~40人分の宿題・テストの〇つけ、出席簿・保険関係書類の整理整頓、次の日の授業準備、学校行事、学年行事の行事の準備・学年のお便りの作成、休みの子への家庭連絡(けがやトラブルがあったことの連絡)、時には家庭訪問も必要です。また、学年主任にはその日あった気になる子の様子や行動を報告し、相談しておくことも大切です。重要性が高いと判断したら、そのまま学年で打ち合わせになったりもします。
このように仕事が次から次へと出てくるので、全て自分のペースで進められるということはありません。もちろん、自分の予定通りに進められるということもないと思っておいてちょうど良いです。その時その時の重要度に合わせて進めていかなければならないものや、相手に合わせてする仕事もあるので、仕事はできるだけ早め早めを心がけてやっておくといいと思います。
必要なものは仕方がないと思う反面、いかに会議や打ち合わせを効率よくしていくかが重要です。そんなことを考えながら参加していくとよいです。よいアイデアが生まれてくるでしょう。
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教員初日の流れと準備物について
教員初日の流れと準備しておくこと4月から新しく先生の仲間入りを果たす方も多数おられることでしょう。ドキドキ、ワクワクしながら月曜日の出勤を待っていることでしょう。新しい職場で落ち着いて過ごすためにも知っておいて損はない情報です。
初出勤で必要な持ち物
スーツ着用、革靴、校内用上靴、ジャージ上下、文房具、メモ帳、プリントを綴じておくファイル、お茶、書類関係(マイナンバー、年金手帳、印鑑、銀行の通帳、職務経歴書、教員の免許証明書原本)、クリアファイル(大切な書類をはさんでおく)
赴任先でのあいさつを考えておく
勤務する場所が決まり、4月から新しい学校へ赴任します。到着したら最初に教職員への赴任のあいさつです。今年度から社会人になられた方にとっては、初めてのあいさつですから、非常に緊張するものです。誰でもそうですので、緊張しないようにと思うことはないです。
大切なことは、落ち着いて、胸を張って元気よくあいさつをすることです。謙遜したり、インパクトがある言葉を言って「好印象を与えよう」などと思う必要はないです。
むしろ、悪い印象を与えないようにこそ気を付けるべきです。
キョロキョロした目線、落ち着きのない立ち振る舞い、声が小さい、姿勢が悪いなど。
こういったことがあると、「この人、大丈夫かな?」と思われてしまう可能性があるので気をつけておきましょう。
あいさつをする量のめやすは、長すぎず、ちょっと短いかな~?くらいでちょうどよく、むしろリラックスしてゆっくり話すことを心がけましょう。気楽に、気楽に・・・
仕事を始める準備段階
新しい学校に赴任し、あいさつが終わると、次は書類の手続きが始まります。持ってきた書類を提出したり、給与の振り込みや保険関係の用紙などをたくさんもらいます。初めはわからないことが多いので、家に持ち帰って、しっかり読み、ややこしいところは再度学校で聞くようにしましょう。
その後は、職員机や更衣室のロッカー、靴箱のロッカーなどの説明をしてもらえると思います。1つ貸してもらえますよ。そこに、これから使うものを片づけておきます。職員机には、仕事で配られるプリントやテキストを収納しておくようにするのが一般的です。文房具はその机にしまっておき、足りないものを少しずつ買い足していきましょう。
これから毎朝、私服で通勤し動きやすい服装に着替えて仕事をしますので、更衣室のロッカーにジャージなどを上下何セットかおいておくのもよいかもしれません。(学校によってはジャージを着ない学校もあるようですが)
後、スーツ1着と、革靴1足も常時ロッカーに入れておくと何かと便利です。出張の時や、学校内の行事ごとの時などに
「えっ?今日はスーツ着用なの?」
という時があるからです。また、何か行事ごとにスーツを持ってくるのも大変ですからね。ロッカーにハンガーをたくさん用意しておきましょう。
赴任当日は職員会議があります
赴任した当日には、おそらく職員会議があります。学校方針や学校運営に関わる話であったり、今年度の校内の体制についての話があります。初めてならちょっと難しい話かもしれませんが、なんとなくわかっていたらいいと思います。
大事なのは学級担任発表です。
自分がどの学年を受け持つのか、ドキドキしますよ。楽しみにしておきましょう。学年が決まり、一緒に組むメンバーも決まると、次は、校務分掌を決めていきます。今年1年間、どんな仕事を受け持っていくのかを決めるのです。
校内の授業研究をしていく仕事
校内の生活指導についての仕事
学校全体の運動に関わる仕事
などなど。色々ありますが、自分がどんな仕事に携わりたいか考えておきましょう。したい校務分掌があるなら学年の先生にやんわり伝えておきましょう。もしくは、何をやった方がいいか聞いてみてもいいかもしれせん。私の経験上、校内の授業研究の分野は難しいので、やめておいた方がいいかもしれませんね。けっこう、専門的な話が多く当時初任者だった私は話についていけませんでした。まぁ何をやっても、勉強になりますから経験としていろんなことにチャレンジしてみてください。
まずは始業式を見据えてがんばろう!
4月7日、8日あたりに学校がスタートする始業式です。それまでの1週間で校内の体制を整え準備をしていきます。もし、1年生担任なら入学式がありますから、最初の1週間は超忙しいかも(笑)1年生の大イベントは入学式ですから。
最初の1週間に、どんなことをしていくかざっくり説明します。1年間の学校運営をしていくための会議・打ち合わせ、子どもの公の書類(公簿)・保健関係の資料の整理、→特に保健関係の書類は多くごちゃごちゃにならないように気をつけましょう。
さまざまな書類に子どもの氏名印を押していく作業、教室に荷物の運び込み、学校内にあるものの把握、学校のルールを覚えること→見たり聞いたりしながら、実際に校内を歩き回りましょう。
始業式初日にするあいさつ・授業の内容を考える、要配慮児童の情報の聞き取り、新年度に向けての時間割作成、校務分掌で担当になった仕事の準備、学年内の先生で各教科担当の分担を決める、学年で注文する教材の選定、遠足の下見に行く、給食当番表、掃除当番表、係活動表を作成
まだまだありそうですが、思いつく限りではこれくらいですかね。とにかく、最初は会議や打ち合わせが多く、自分で書類を読んだり、荷物の整理したりする時間が取れません。配布されるプリントも膨大な数なので、家に持ち帰ってゆっくり読んだ方がいいです。
最初の1週間、1か月は疲れるものです。覚えることが多く初対面の人ばかりなので気も遣うので精神的に疲れると思います。時間が経つのも早く感じるでしょう。慣れない新しい環境ってそんなものです。でも、年度初めはとても大切で、4月で1年間の学級運営が決まってきますので、しっかり準備を怠らずにやっていってください。
3月まで、学生だったとしても子どもたちの前に立つとみんなと同じ教師です。遠慮せず堂々と話をし、学級の目標に向かって子どもたちを導いてあげてください。学級運営は楽しいですよ。そして、子どもたちもかわいいです。さぁいよいよ新しい教員生活のスタートです。気合い入れて頑張りましょう。
よければこちらも記事も。
【ダメな教師の共通点とは】これを反面教師にして働くことが大切です
おすすめ文房具10選
「教室に置いておけばよかった!」
と、学級担任が用意し忘れてしまうおすすめ文房具を10個 紹介したいと思います。
「こんな便利なものがあるなんて知らなかった!」
というものも、必ずありますよ。今から準備をしておくものを見つけてください。
よければ動画でもご覧ください。
1、プリントケース棚 A4用
学級担任をしていると、まとめて作っておきたいプリントがたくさんあります。例えば、欠席した子どもの連絡プリント、音読カード、マスノート(忘れた子用)、朝の学習に使う計算プリント、宿題プリントなどなど。プリントを事前に印刷して作っておいて、後は、プリントケースに収納して教室に置いておくのです。1つでもあれば便利ですよ。ケースのサイズは、できれば、B4くらい大きい方がいいですが、B4のケースになると、かなりお高くなります。なので、購入するのはA4のケースです。引き出しがないオープンタイプもあるので、どちらにするかはお好みでどうぞ。
2、手作りプリントボックス
さきほど、B4のプリントケースを高いと言いましたが高ければ作ってしまえばいいのです。B4サイズくらいのプリントケースの作り方を説明します。
まず、学校内になる印刷室などにある印刷用の紙を入れている段ボールをたくさんもらってきてください。自分が作りたいサイズの段ボールを集めておいて、作りましょう。こんな段ボールがあればベストです。
そして、この段ボールの上のふたになっている4つの面(大きい長方形2枚と小さい長方形2枚)と前側の面(やじるしマークが書いている長細い長方形の面)をカッターナイフで切り落とします。
後はそれを何セットも上に重ねて積んでいきます。上と下がくっつくようにガムテープでしっかり固定します。写真は2段ボックスですが、おすすめ3段ボックスです。
B4やA3のサイズのプリント・テストは、重ねておいていることが多いです。そのため、下の方にあるものを取り出すときに、一度上のものをどかして探すことがよくあるんですよ。でも、このようなB4やA3のプリントボックスを作っておくと、宿題プリントやテストなどを順に並べておいておけるので、どんなプリント・テストだったのかも、ぱっと見てわかります。
後は、使いたいものを取り出すだけなのでとても便利です。ぜひ、段ボールを集めて作ってみててください。
3、浅いタイプのかご・深いタイプのかご
底が浅いタイプのかごは、子どもたちの宿題を集める時や、ノートを集める時に使います。子どものノートを閉じたまま集めると、A4サイズのかごでよいですが、1冊1冊広げる手間がかかるので、ノートを広げて提出させることができるB4かA3の浅いかごがいいです。ノートを集めて、担任がチェックするものはたくさんありますので、このかごは、10個くらいあったら便利だと思います。4人のグループで1つと計算すると、40人だと10個必要だからです。
かごに〇〇用と書いておけば、子どもが、そのかごに何を提出したらよいかも人目でわかります。必需品といっても過言ではないので、事前に用意をしておくことをおすすめします。
底が深いタイプのかご(B4、A3サイズくらいの)もあるといいでしょう。学級の子どもの人数が多い場合や、収納が少ない造りの教室の場合は、ものを集めて置いておく場所がなくて困ることがあります。40人学級を受け持つと、特にそういう状況になってしまいます。そんな時に、上の写真のような大きめのサイズのかごを用意しておくと便利です。子どもたちの水筒を入れたり、絵の具、習字道具なども10人分くらいなら入ります。
教室の後ろのスペースなどに、かごを4つ用意してあげれば、ものが散らからず、きれいな教室環境を作ることができます。
4、たくさんのハンコ・シール
学級担任をしていると、ノートやプリントの〇つけをすることが非常に多いです。低学年の担任なら毎日、連絡帳をチェックしてあげるでしょうから、そんな時に、ハンコを使うことはとても多いです。何か特別な時には、子どもたちのノートに、シールを使ってあげると、とても喜んでくれますし、さらに、やる気も出してくれることがあり効果的です。
飽きさせないように、たくさんのハンコ・シールを用意しておきましょう。たくさん持っていて損はないです。
5、赤のインクペン・赤ボールペン
教員をしていると、赤のインクペンで、ノート・プリントの採点をすることが多いですよね。これは、消耗品ですので、学校側が購入してくれてことが多いです。インクだけでも、聞いたらもらえると思いますので、事務職員の先生に一度確認してみましょう。
では、赤のボールペンは必要なのでしょうか。実は、これもあると便利なんです。
おすすめの使い方は、インクペンとボールペンの併用です。インクペンは、テストなどきっちり採点して点数を付けなければならないものだけに使います。というのも、インクペンは本当に頻繁にインクが切れてしまい、非常に作業効率が悪いのです。インクの替えがなくなって、わざわざ職員室にもらいに行くのもけっこう手間ですよ。また、インク替えの時に、インク漏れがよくあり、手を汚してしまうことが多いのです。洗ってもすぐに取れないので、煩わしい。(笑)
〇つけ自体はしやすいのですが、インク替えを考えると、私はいつもインクペンを使うということはなかったです。
そんな時に使うのが、赤ボールペンです。
赤ボールペンの方がインクがよく持ちますし、使い捨てなので、インクがなくなったら新しいものと交換します。インクペンと違って、いつでも職員室でもらえるわけでないでしょうから、自分で用意しなければなりません。ただ、100均で、赤ボールペン10本で100円のものが売っていますので、大量に買っておきたら、半年以上持ちます。(全国どこでも売っているかはわかりませんが)
赤ボールペンの線自体は細いので、インクペンと比べたら見にくいですので、テストなどでは使わずに、日々のプリントやノートの〇つけ用として使ったらいいと思います。
6、チョークホルダー
これもおすすめですね。チョークホルダーのメリットは、手がチョークで汚れないことです。授業中に、素手でチョークを触ったからといって、すぐに洗いに行くこともできないでしょうし、ハンカチなどで拭くだけでは、きれいに取れません。大抵は、そのままにしていると思います。
でも実は、チョークって、手荒れを引き起こすことがあるんです。素手でチョークで使っていると、気づかないうちに手荒れがひどくなっている方が多いんですよ。私は、チョークホルダーを使うようになってから、手荒れがかなり改善されました。それでも、素手でチョークを持って書いてしまうことがありましたけど。
「わざわざチョークホルダーに入れておくのは面倒だ」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、使い慣れたらどうってことはないです。マグネットが付いているチョークホルダーなら、使った後、黒板の真ん中にくっつけておくこともできます。次に書きたい時に、さっと使えます。
チョークって黒板の溝のところに入れていると、
「どこかなー?」
と探すことがよくありますので。
7、ホワイトボード(大)(小)
ホワイトボードは、書いたことを残しておきたい時に使います。例えば、その日の連絡帳であったり、今週中に用意する持ち物であったり、行事の仕事のお知らせボードとして使ったり。子どもの係の仕事として、連絡を書かせるのもよいかもしれません。使い方は、その他にもたくさんありますので、いろいろ工夫をしてみてください。
大きいサイズと小さいサイズの2つを用意しておくと、用途によって使い分けられるので便利です。ホワイトボードは、どちらのホワイトボードにも、裏面にマグネットを取り付けておくと、教室の黒板に張り付けておいておけます。ホワイトボードペンの用意もお忘れなく。ぜひ活用してみてください。
8、色違い両面マグネットシート
A4サイズの半分くらいの大きさで売られていることが多い両面マグネットシート。裏表の色が違うもので、どちらの色からでもくっつくマグネットシートです。表が白で、裏が黄色などのものを探してみてください。ホームセンターには必ず売っているでしょうし、品ぞろえの多い100均でも売っているかもしれません。それを買ったら、学級の子どもの人数分に切り取っていきます。大きさは、縦5センチ、横3センチくらいの長方形です。そのあと、裏表両方に、マジックで名前を書かせます。これで準備完了。
どんな時に使えるかというと、1つ目は、学級会などの役割を決めるときです。自分がどんな役割をしたいのか考えさせ、決めたらこのマグネットシートを黒板に貼らせに来させます。これで、一人ひとりの名前を書く手間が省けますし、役割が決定した子から、マグネットシートをひっくり返させ、違う色にします。これで、みんなもわかりやすくなり、かなりスムーズに決め事が進みます。ぜひ購入して活用してください。
もう一つの使い方は、連絡や仕事を子どもがする仕事や連絡がある時に、このマグネットシートを貼って、よく見えるところにおいてあげるのです。わざわざ子どもの名前をこちらが書かなくていいので、便利です。
「明日の昼休みに〇〇の仕事があるので、忘れないように。」
と言って、子どもの名前のマグネットシートを貼っててあげるのです。これで忘れませんよね。この他にも使える場面がたくさんありますので、学期初めに用意しておくことをおすすめします。
9、強力マグネット
普通のマグネットと違って、このタイプのマグネットは非常に強力です。普通タイプのマグネットだと、黒板に掲示物などを貼っていても、磁気が弱くちょっとした拍子にすぐ取れて落ちてしまいます。しょっちゅう、パラパラ~と落ちると、地味に「もう~!」となり、プチストレスたまります。(笑)
しかし、この強力マグネットを使うと簡単には落ちません。すべりやすいラミネートされた掲示物の上からでもしっかり押さえてくれます。1つの単価は高めですが、たくさんあったら便利ですよ。100均でも売っています。
10、ドライバーセット(机椅子調節器具)
ドライバーセットは、いろんな場面で使えるので、必ず教室に1つ置いておくことをおすすめします。
「ゆるんだねじを締めたい」
「ねじを新しいものに付け直したい」
など、ドライバーを使う場面がけっこう出てきます。それから、子どもの机椅子の高さ調節をする器具も1つ置いておくと便利です。
「先生、机が低いので、高さを上げてください。」
というような場面が必ずあります。
そのたびに、このような工具を職員室に借りに行くのも大変ですよね。ドライバーセットは学級に1つ、机椅子調節器具は学年に1つはを用意しておきましょう。
おまけ パソコンを収納する机上台(職員室用)
最後に、おまけとして、職員室に置いておくと便利なものを1つ紹介します。
それは、机上台です。
教員一人ひとりに、職員室用のノートパソコンが1台支給されているかと思います。この机上台は、職員室の自分の机の上にずっと置いておきます。放課後に資料作りなどで、ノートパソコンを使う場面が多いのですが、机上台なしで、机の上にノートパソコンを置いてしまうと、本立てなどの他のものが置けなくなり、机の上が狭くなり大変不便です。連日、確認しなければならないプリントや資料がたくさんあるので、そういったプリントも机の上に置いておきたいものですが、ノートパソコンを置いてしまうとプリントや資料を置く場所がなくなってしまいます。机の中もすぐにいっぱいになってしまいます。
そんな時に、机上台を使えば、収納する場所を増やせます。卓上台の上に、本棚を置いたり、プリント・ペン立て・メモ帳などを置いたりできます。机上台の下には、ノートパソコンがぴったり収納できるので、使う時以外は、その中にしまっておくのです。ノートパソコン自体を机の中にしまっている人もいますが、使う時にわざわざ出してきて電源コードをつなげるのがけっこう手間です。電源コードをつなげたまま机上台の下にしまっておけば、使う時だけ出してきて、パソコンを立ち上げるだけで使えます。断然便利ですね。
ノートパソコンを机の上に出しっぱなしにしているのが気になる方は、週末だけ机の中にしまって帰ればいいと思います。ぜひ、職員室のノートパソコンの収納のお共に使ってください。
ぜひ用意しておきたいというものがありましたか。新年度がスタートするとバタバタと忙しくなりますので、そこから文房具を買いに行く余裕はなくなりますので、早めに準備をしておくことをおすすめします。
よければ動画でもご覧ください。
教員を目指す人はできることを今からしておこう。
初めて教員をする人は4月の忙しさに驚くでしょう。本当に怒涛の毎日ですから。(笑)
学級担任を受け持っていたら(大体経験が1年~3年くらいまで)帰る時間は20時は軽く越えますね。さらに持ち帰りの仕事もあるくらいだと思います。あくまでも目安ですよ。まずは、4月、5月を乗り越えることを目標に頑張りましょう。
これから教員を目指す方は、教科はなんでもいいので45分の授業の進め方を勉強していたらいいと思います。また、子どもの実態をつかめるように子どもとの関わり方、褒め方、叱り方、子どもとの距離感も今から学んでおくといいと思います。
よければこちらの記事も参考にどうぞ。
【自然と学級運営がうまくいく】一人一役システムを紹介します!
教員を目指すみなさん!今からやれることをたくさんありますので、コツコツと勉強を始めておきましょう。
それでは頑張ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。