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【もはや教育現場のあるある?】消極的な教師にありがちなこと

 

こんにちは、今回は【もはや教育現場のあるある?】消極的な教師にありがちなことというテーマで書いていきます。

 

 

こんな方におすすめ

  • これから教師をやっていこうと思っている方
  • 教師の問題点について興味がある方

 

良ければこちらの記事もご覧ください。

【ダメな教師の共通点とは】これを反面教師にして働くことが大切です

 

消極的な教師が多い問題について

 

近年、教師の資質や能力が問題視されてきております。

教師として働いていた私自身も、そういうった教師の個々の力量に差があることを痛感してきました。

 

一体その力の差はどこで生まれてくるのか。

すぐにパッと頭に浮かんだことは、仕事に積極的であるか、そうでないかの違いです。

 

やはり積極的に仕事をする人は、力のある教師になっていますし、そうでない方は大体似通った特徴がある教師になっているように思います。

今回はそんな消極的な先生によくありがちなことを3つ挙げてみました。

 

 

消極的な先生にありがちなこと

 

自分ができないことを子どもに求める

 

教師が子どもに

「もっと進んで手を挙げなさい」

「もっと頑張っているところを見せなさい」

とはよく言ったものですが、それを言っている当の教師本人が大勢の中でそれができているかというと必ずしもそうではない。

子どもにはもっと積極的にと言いつつ、当の自分自身はと言うと、進んで仕事をすることはなく、目立たず、積極性を隠し、こそこそ仕事をやっていきたいと思っている方が実に多いのです。

 

長年教師をやっていくと、大した努力もせずに、効率的に自分の仕事だけをすることもできてくるんですね。

それが悪いと言いたいわけではないですが、積極性が大切だと子どもに伝えているなら、自分もそういう姿勢を見せるべきでは?とも思うのです。

 

そんな先生であっても、意外に周りのことはよく見えていて、学校の役に立つ力をたくさん持っているのに、

「こんなものでいいか・・・」

と自分にブレーキをかけてしまっているのです。これが実にもったいないです。

 

目立ちたくないという気持ちがあると、それは自分を隠すことになるので、周りの先生にあなたのことが伝わらなくなります。それはつまり、消極的な先生と受け取られ、仕事ができないと思われる可能性があるいということです。周りから陰でねたまれたりすることもしばしば。

 

子どもに学級の中で積極性を求めるなら、自分自身が見本を見せる気持ちで示していくのが筋と言うもの。

実際にその場面を子どもが見ていないとしてもです。

 

 

どうも、教師は自分のことは棚に上げて、正しいであろう価値観だけと伝え、自分ができていないことも子どもに押し付けてしまう人が多いみたいです。

 

高学年の子どもにもなると、いくら先生が頑張らせようと言葉で伝えても、

「この先生は口だけだ」

と簡単に見抜いてしまうでしょう。先生としてのやる気や熱意みたいなものを子どもは感じ取るものなんです。

 

 

子どもに求めることと自分自身が大人の中で積極的になることは別問題かもしれないですが、

「自分は子どもに言っていることができているだろうか」

ということを自問自答することは大事なのではないかと思います。

 

 

少しでも自分でできることはしていく努力は見せるべきでしょう。

大人である教師が、大勢の前で、やる気や頑張りを見せびらかすものではないですが、やはり言葉や行動で見せていかないと伝わらないことも事実です。

 

 

なんでもいいので、今の自分にできているか振り返ってみましょう。

職員室・印刷室のごみを拾えていますか。

印刷機のインク交換をしていますか。

会議で発言していますか。

汚れたトイレを掃除することがありますか。

丁寧に教材研究することがありますか。

 

自分が学校のためにコツコツと努力していけるかどうかって意外に大事だったりします。

 

 

大勢の前で意見が言えない

 

大勢の前で話すことから逃げる教師は多いもの。これは教師に限った話ではないかもしれませんが、大勢の前になると、途端に自分の意見が言えなくなる。

普段、少人数の会議では、しゃべりまくっている方でも、会議ではダンマリを決め込んでしまうことも少なくありません。

 

それほど大勢の会議で発言することは難しいと感じる方が多いです。

では、なぜそんなに難しいのかその理由を考えてみたいと思います。

 

1、単純に恥ずかしい

2、自分の考えが浅はかだと思われる(バカだと思われたくない)

3、話を長引かせるのは気が引ける

4、自分の考えがうまくまとまらない

人それぞれ理由はあるでしょう。

 

しかし、みんなは難しく考えすぎているとも言えるのです。

 

本当に学校をよくするためには、みんながそれぞれ意見を言った方がいいのは誰でもわかる当たり前のことですし、どんな意見も聞き入れ、受け入れる姿勢があってこそのチームです。

くだらない意見だからとか、若手の意見だからとかで、突っぱねていては学校はよくなりません。

 

 

話を深めていくためには、どんな意見も、議論の材料として役に立ちます。むしろ、バカげた意見の方が良い意見だったりもします。

そんな色んな意見を全て出し尽くしたところが本当のスタートであり、そこから新しい考えが浮かんでくるものなのです。

これは大企業では当たり前に取り入れられている手法です。

 

私はこう思う、僕はこう思う、だけの主張でもとても価値があるものだと知っておきましょう。

 

 

いくら大勢の前での意見を言うのが苦手だとは言っても、ここは言わなければいけないという場面は必ずあるものです。

そんな時に心の中の葛藤があるのかないのかは大きいです。

「自分の思いを伝えたい」

「でも、どのタイミングで話そう・・・今言ってもいいのかな」

「やっぱりやめていこうかな」

という心の中での戦いです。

 

 

どんな内容であれ、勇気を出して発言できたならば、それは大きな成長だと言えます。

仮に、自分は発言ができなくても、

「ちゃんと自分の意見を言えばよかった・・・」

という悔しい気持ちが残るなら、それは次につながります。

私なんてこれを何年繰り返してきたことか(笑)

 

だから、小さな一歩でも、前向きにやっていこうという気持ちが大事だったりします。

 

もちろん、会議で意見を言うこと自体に重きを置いていない方もいますし、意見を言う人=仕事ができる人とも限りません。

それでも、ここぞって時に言わなければならない場面があります。

 

そこで消極的になってしまう教師にはなりたくないですよね。

 

 

会議や研修ではいつも後ろの席

 

教師に会議や研修はつきものです。月に数回は実施されているもので、そんな場に教師の方たちがどんな気持ちで臨んでいるのか一人ひとりの座る座席を見ればわかります。

 

積極的に学ぼうとする先生は、一番前の席に座ったり、司会者の近くに座ったりするなど前向きな気持ちが垣間見えるものです。

一方で、消極的な先生は、いつも目立たない最後尾に座ってしまいます。

そんな先生に限って

「授業を6時間もして、今から研修なんてしんどくて無理」

「しかたがないから出てるけど、一番後ろで参加するだけだからね」

「こんな忙しい時になぜ研修なんてするんだ、やってられない」

っていう空気を出している感じがするんですよね。

 

研修自体、そもそもが受け身のものなので、私も好きではありませんが、参加する以上は、

「何か学んで帰るぞ」

という前向きな気持ちも必要であり、それは座る座席にも現れるというもの。

 

研修によっては、座席が指定されていて、強制的に前に座らせることもあります。ここまでは必要ないですが、座る座席を見るだけでも積極的な先生か、そうでないかわかってしまうんですね。

そして、後ろに方に座る人に限っては、文句だけペラペラ言うんですね。これ、あるあるですw

 

こういうところでも教師の資質は問われてくるんですよね。

 

 

積極的に仕事に取り込むことで見えてくるもの

 

そうは言っても、仕事に積極的に取り組むことは簡単ではないです。

 

日々忙しい中でやることも多いし、時間がないのが教師ですから。

それでも、自分がキラリと輝ける仕事があればそれに全力投球してほしいなと思います。

 

長い間、教師をしていると、こういう風になってくる傾向がありますので、これから教師をしようと思っている方は肝に銘じておいてください。

 

教師は常に学ぶ姿勢を持つ続けなくてはいけません。そうでないと、好奇心旺盛な子どもたちにものを教えることなんてできませんからね。

 

自分が消極的になっているなと感じる部分があるなら、それは自分を変えるチャンスでもあります。

そんな時は、思い切ってやったことのない仕事を受けてみたり、しんどそうな仕事をしてみたりするのが効果的です。

 

「教師ってこんなに大変だったんだ・・・」

「忙しい仕事を終えた後の達成感は気持ちがいい」

こんなプラスとマイナスの感情が同時にやってくるはずです。

 

やはり、多少はしんどいことしないと、そのあとのご褒美もないってことです。

積極的に仕事に取り組んでこそ、教師の仕事の良さが見えてくるのだと思います。

 

ろくに仕事もせずに、文句ばっかり言っているベテラン教師にはならないようにしましょう。

 

今回は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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