教員・教育関係 現場の内情

教員で辛かったことベスト3

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こんにちは、今回は僕が教員をしていて辛かったことベスト3というテーマでお話していきます。「それ、よくわかるー」と共感してもらえるものから「へー意外だなー」と感じてもらえるものまであります。どうぞ最後までご覧になってください。

 

よければ動画からでもご覧いただけますのでよければどうぞ。

 

 

こんな方におすすめ

  • 教員というお仕事に興味がある学生の方
  • これから教員をやっていこうと思っている方

 

教師で辛かったことベスト3発表

 

第3位 会議が多い

 

会議はもう年々増えていっているんじゃないでしょうか。職員会議、学年会議は基本どこの学校でもしているでしょうけれど、今はもうそれだけでは済みません。子どもに関わることは全て学校側は関わっていくということになり、その役割が大きくなったことで、いろんなことを丁寧に進めなければいけないことが増えてきました。

代表的なものを挙げると、いじめ問題、不登校、非虐待児童などの対応です。これらは、子どもの命に関わることですので、適当な対応は許されません。しっかりと問題を吟味し解決策を検討していかなければなりません。特に大都市圏や、学校の規模が大きいところなんかは子どもの数が多いので、それだけ問題を抱えた子どもの数も多いということです。

そんな子どもたちをなんとかするため、毎週のように会議が開かれている学校も少なくありません。短くて1時間、長い時は2時間くらいかかるときもあるでしょう。ちなみに、これらの会議を6時間の授業が終わった放課後にするのです。大事なのはわかりますが、6時間授業して一息も付けないまま大切な会議が始まるのです。正直キツイです。体はついていっても頭がついていかないということが僕は多かったです。やっと、「会議が終わったー」と思って、そこから自分の仕事ができるのです。

これは本当につらいですよ。会議減らしたいけど減らせない。効率的にもできない。教員の長時間労働を作っている原因の一つでもあるでしょう。これは教師の誰もが味わっている辛さであると思います。

 

第2位 理不尽な主張をされる保護者の対応

 

辛いこと第2位は、理不尽な主張をされる保護者の対応です。1位にしようかとかなり迷いましたけどね。

保護者の理不尽な主張というのは、例えば、子どもが友だちに暴力を振るっているのに、自分の子は被害者だという主張をされたりします。その人特有のとんでもない理論を持ち出してきますので、対応をするのはしんどいことはもちろんですが、学校のありのままの子どもの実態を理解してもらえないのが本当に辛いです。「あなたのお子さんが悪いのですよ」という事実が伝わらないのです。学校側は別に責めたいわけじゃなく、「してしまったことを正直に認めることが大事」だということを伝えたいのですが、なかなか簡単にはいきません。事実を受け止め、子どもにもしっかり問題の大きさを認識させていかなければ成長はできないんですけどね。

むしろ、本当のことを伝えると逆効果になることもあります。親たちが責められているように感じると、学校で起こったことは全て学校の責任というスタンスになり、学校側が追い詰められるような事態になります。そうなると、対応にかなり苦労します。

保護者がどれだけおかしいことを言っていても結局、学校側が折れるしかありません。基本的に、教員が保護者と戦うことは許されていません。ほとんどの管理職は穏便に済ませることを求めます。教員を守るために、保護者に「あなたの言っていることはおかしい」と面と向かって言える管理職は一握りでしょうね。教育委員会に行くぞ、おどされて、とことんやり合える人はなかなかいません。

 

そのような親は、たいてい自分の子どもが調子よく学校に行っていたらご機嫌なので、学級担任はそのバランスを取るのに苦しめられます。子どもを調子よく過ごさせようとすると、どうしても指導がゆるくなってしまいがちです。それが学級全体にも派生してしまい、学級の乱れにつながります。保護者対応が実は学級運営にも影響を及ぼしてしまうんです。子どもの行動に対して、おかしいことをおかしいと言えなくなってくる。そんなことが起こっている今の教育現場は異常なのかもしれません。つまり結論は、学校そして教員は、自分の非を認めることができない保護者、そして子どももいることを理解してあげないといけない立場なんです。これは知っていてください。でも、辛いです。

 

第1位 同学年の先生と仲が悪くなった時

 

同じ学年の先生と仲が悪くなったり、相性が合わなかったりすることがダントツ1位で間違いありません。誰しも経験することでしょう。

教員と言えどやはり同じ先生同士の人間関係が一番辛いんです。仲が悪くなる原因として仕事のやり方の考え方が合わなくて、こじれてしまうケースが多いです。そうなると、お互いに嫌な部分に目が行ってしまうんですね。

また、これの難しいところは、複数の学年チームだった場合で、自分は他の先生とうまく関係を築いていても、同じ学年の先生同士の仲が悪いというケースもあり、これも最悪なんです。

過去に経験したことなんですが、3人で学年チームを組んでいた時、僕とペアの2人の先生の仲が悪かったんです。どちらも先輩。これはもうどうしようもなかったですね。一方は一方の悪口を僕に言う、もう一方も言われるようなことをしている。どちらの味方というわけではなかったですが、辛かったですね。。場合によっては自分の意見に引き込もうとしてくる方もいて、その人の意見に賛同しないと、同じようにキツイ対応をしてくるということもありました。これはもう地獄です(笑)

お互いの顔色うかがいながらの仕事なんで、気を使いすぎてしんどかったのを覚えています。これだけはどうしようもないです。運です。こういうことはきっとありますので心の準備をしていてくださいそれぞれの愚痴を聞いてあげるくらいしかできません。まぁそれもけっこう辛いですけど。

なんとか二人の間に入って解決したらいいんじゃないかと思う方もいるかもしれません。実は僕も、過去に一度だけ、お互いちゃんと話し合おうという飲み会を企画したことがありました。当時若造だった僕がですよ。不仲の二人はどちらも来てくれたのですが、話し合いにすらなりません。解決なんてする気ないんですよ。だからどうにもならなかったのを覚えています。ただ、そういう僕の気持ちは二人とも嬉しかったみたいですけどね。ということで二人の仲を取り持とうなんて簡単ではありません。お互い大人だし、そんなことで解決できたら苦労なんてしませんよ。

 

この3つを選んだ理由

 

以上辛かったことベスト3でした。

この3つに共通していることは、自分の力でどうにかできるものではないということです。

会議を自分の力で減らすことなどできないし、理不尽な保護者に当たるかどうかも自分で決められません。同僚同士がけんかするなんてことも自分だけでは防ぎようがありません。

自分の力ではどうしようもないのが辛いと感じる原因なのだと思います。

 

しかし、どんな仕事にもこんなことはつきものです。だから、人は悩み、どうやって解決したらいいか、どうやって乗り越えたらいいかを考えるのです。どうにもならないけど、どうにかしたいと思うことで良くなることもあるかもしれない。そういう希望があれば、なんとか頑張っていけるんじゃないでしょうか。なんて思っています。

 

他にも辛いことは色々ある 番外編

 

ベスト3以外にも実は辛いことはけっこうあります。代表的なものをいくつか紹介しておきます。

 

残業が多い

世間の感覚として、第一に思い浮かぶことはこれでしょう。これは紛れもない事実ですし、現場のことがまだわからない若い先生方は特に残業が多くなると思います。教師の経験がないわけですから、うまく仕事を進めることができないのは当たり前です。そうなると、勤務時間内にするべきことが終わらせることは不可能です。

やってもやってもすることがあり、終わらないし、そもそも業務内容が勤務時間内に終えられる量ではないです。ある程度、キャリアのある先生でも、安定した学年、学級を作るためにはそれなりに準備は必要なものです。土日に出勤している方もいるだろうし、そうなると仕事とプライベートの切り替えが難しくなってしまいます。しかも、残業代などもなく、スズメの涙ほどの特別手当というもので済まされてしまうのが現状です。

 

休憩がない

特に小学校の教師に言えることだと思いますが、子どもがいる時間帯(8時過ぎ~16時前)には休憩と呼べるような休みはほぼ取れません。空き時間と言って授業を受け持たなくていい時間もありますが、その時間は仕事を進めることがメインになりますので休憩などしている余裕はないです。

教師には基本的には休憩時間というものは存在しません。子どもには休み時間はあっても、教師は次の授業準備や子どもの対応に追われ、ゆっくり息をつく暇もありません。もちろん、上手に休み時間の合間をつかって職員室に一息つきに来る先生もいますが、経験が浅いうちは、なかなか難しいのではないでしょうか。

放課後も、会議などがあるときは、休む暇なく慌ただしく準備をしなければなりません。ホッと一息つけるのは勤務時間終了の17時前なんてことも珍しくありません。しかし、忙しい中でも、休憩をとることは非常に重要であり、気分転換にもなり、仕事の効率も上がります。それが1日中ないのはやはり辛かったですね。

 

世間の教師の見方がシビア

近年、先生方の不祥事が問題視されており、保護者や子どもたちもそういう問題には敏感になっています。

「先生も人間なので間違ったことはする」

「先生の言うことがすべて正しいわけではない」

確かにそれは事実ではありますが、こういうことを平気な顔をして言ってくる保護者が増え、そういうことを子どもにも言ってしまうのです。こんなことを家で親から言われている子どもは、素直に先生の言うことを聞こうとしません。むしろ、先生のちょっとした一言の上げ足にとり、親に話します。親がそれを真に受けて問題が大きくなっていくのです。そして、うわさが広がり教師を追い詰めていくのです。そんな時に結託する親も増えてきました。

「ちょっと多めに見よう」

「先生を信じよう」

とは思わず、子どもの言うことを信じてしまう、子どもと一緒になって先生批判をしてしまう。これでは、学校で子どもの指導なんてできません。こんな状態で教師は学級を受け持ち、授業を進めていかなければならなくなったのです。教師である以上、こういったことは常に隣り合わせであるということです。

 

 

経験を積めばどうにかなることもある

 

辛かったことベスト3と同じく番外編の3つも同様に辛いことではありますが、ベスト3とは決定的に違うところがあります。それは、残業が多いことも、休憩がないことも、世間の風当たりが強いことも、経験を積んでいくことでどうにかできることがあるということです。

これは一例ですが、残業はせず定時退社をモットーにやっていて、成果を出している先生もいます。そんな方は、必ず定時に退勤し、家で過ごす時間を大切にしています。そのメリハリが成果にもつながっていると言えるところもあるでしょう。経験を積んでいく中で確立したスタイルだと言えるでしょう。

また、休憩時間もうまく作っている先生もいます。休憩時間をしっかり確保するために、日頃の学級経営をていねいに進めているということです。これも経験ですね。

世間の風当たりもうまくかわしてますね。親に不信感を抱かせないよう、子どもとの言葉遣いに気を付け、子どもが楽しく学校に登校できるよう様々な配慮をしているのでしょう。これも経験です。

そうやってなんだかんだ、みなさん、うまくその辺はやっておられるんですよ。なので、辛いことでも、自分でどうにかできることもあるということは覚えておきましょう。

 

 

教員は辛いけど楽しいこともある

 

はい、いかがだったでしょうか。これから教員をされる方は、こんなことがあるんだという心の準備をしておいてください。自分でどうにかできることなら、いいですが、今回紹介した3つはなかなか難しいですからね。そんな中でもうまくやっていくすべを身に着けていくことも大切です。

もちろん、教員の仕事は辛いことばかりではありません。子どもとともに学べるという最高の環境なので楽しさややりがいなども十分感じることができます。そういう楽しいことを思い浮かべながら教員を目指してみると良いと思います。

 

それでは楽しい教員ライフをお過ごしください。では、今回はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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