子育て

【字を書くのが苦手な子のここを見て】おすすめ学習法 大公開

投稿日:2019年3月6日 更新日:

 

今回は【字を書くのが苦手な子のここを見て】おすすめ学習法 大公開というテーマで記事を書いていきます。

 

こんな方におすすめ

  • 小学校のクラス担任をしている方
  • 未就学の子・小学生の子どもを持つ保護者の方
  • 子どもが『字が書けるようにならない』と悩んでいる保護者の方

 

そろそろ、ひらがな・漢字を教えていきたいと思い、子どもに文字を書かせてみるものの全く覚えることができないということがありませんか。間違えがあるとやり直しをさせ、何度も書かせる練習をさせるのですが一向に文字を習得していってくれないということがあるかもしれません。

そんなときは、子どもが一体何につまづいているのかしっかり分析することが大切です。子どもの今の実態をつかみ、子どもに合った学習法を取り入れていくことがとても大切です。

 

 

字を書けるようになるためのステップがある

 

そもそも、字を書くことができるようになるにはいくつかのステップをクリアしなければなりません。どんなステップがあるかと言うと、1つ目は目で見た字の形をつかんで正しく記憶することです。2つ目に、その字を覚えておかなければなりません。最後にそれを思い出して文字として書くのです。この3つのステップができていないと何度やっても字を書くことができるようになりません。まず、正しく記憶する、ずっと覚えておく、思い出して書く、の3つの作業が頭の中でしっかりできているかどうか大切なのです。

 

「字を覚えるまで何度も書かせて練習すればいいのでは?」

と思われるかもしれませんが、その方法がその子どもに合っているとも限りません。慎重に今持っている子どもの力を正確に見てあげましょう。

 

 

字を覚えるための必要な力とは?

 

では、記憶したり、覚えたり、字を書いたりするには、どんな力が必要なのか考えていきます。少し専門的な話になりますが、お付き合いください。

 

ポイント

 

字が書けるようになるまでには、読む力(字の形と音が一致すること→字を見て読めること)、

空間をつかむ力(その文字がどんな風にできているか形をとらえられること)、

その字を記憶しておく力(頭の中に留めておくこと→ワーキングメモリー)、

目と手の協応力(鉛筆を持ち手首を使って思ったように字を書くこと・目の動きがスムーズであること)

このような力が必要になってきます。こうやって書いてみても、たくさんの体の機能を使って字を書いているということが分かっていただけたと思います。これらの力を伸ばしてあげることが、正しく字を書くことができるようになる近道なのです。それでは具体的にどうやってこれらの力を伸ばしていけばいいか考えます。おすすめ教材も一緒に紹介します。

 

記憶力を高めるための学習

 

そもそも記憶力とは

 

記憶には、感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つの種類があります。感覚記憶は、まさに一瞬の記憶で日常生活の中で目や耳に入ってくる情報で、特に記憶に残ることのなく過ぎ去っていく一瞬一瞬の記憶です。

短期記憶とは、感覚記憶より記憶時間が長くおよそ10秒くらい覚えておける記憶のことです。その間に覚えられる記憶の数量も限られていて、7個前後と言われています。

最後に、長期記憶ですが、これはずっと脳内に記憶として忘れずに残っているものです。この長期記憶こそが重要で、学習効率を高めるために、いかにして短期記憶から長期記憶へとつなぐことができるのかにかかっていると言っていいでしょう。

 

では、どのように短期記憶から長期記憶へとつないだらよいのか。それは、覚えておきたい記憶を思い出すという作業を何度も続けることです。いわゆる反復練習ですね。そうすることで、脳に必要な情報だとインプットさせることができます。ひたすら覚えさせたい字を練習させるのも反復練習かもしれませんが、子どもが覚えておきたいと思わずに書いていると覚えられないのは言うまでもありません。また、思い出すための手がかりも必要なので、語呂合わせで唱えて覚えたり、エピソードを交えて覚えたりすると、効率良く覚えることができます。

何より感情が揺さぶられるものは、記憶として残りやすいと言われています。子ども自身で何かを発見し、感動したことなどは、しっかりと記憶として残ることが多いでしょう。子どもには特に有効だと思います。

 

では、覚えたことを記憶に残していくために何か特別なことをしなければいけないのかというとそんなことはありません。日常生活の遊びの中で、記憶力を鍛えることはいくらでもできます。大人が少し意識しておくだけでも随分違います。

 

 

見て覚える力を伸ばす

 

遊びの中で記憶力を高めることができます。その1つがカードを使った遊びです。

本屋さんなどのお店に行くと、いろんな種類のカードが売っていますので、子どもが興味の持てるものを選んで用意してあげましょう。動物、海の生き物、乗り物などのカードを子どもに見せ、子どもが名前を言えたらカードを取らせていくゲームをしていきます。

カードにはイラスト、ひらがな、カタカナが書いているものであるとなおいいでしょう。自然と文字を見る機会にもなります。イラストを見てカードの名前が言えるようになったら次はイラストを少し隠してカードの名前を言えるか、イラストを全て隠してひらがな、カタカナだけでそのカードが言えるか、というのも練習させてみるといいでしょう。

カードを使った神経衰弱も記憶をかなり刺激できますのでよいです。最初は覚えられる枚数は少ないですが、徐々に増えてくるはずです。現時点でどれくらい覚えることができているか見てあげましょう。

 

 

聴いて覚える力を伸ばす

 

日常の中でも、「〇〇取ってきて」と言って、その〇〇を覚えさせて持って来させるなどのお手伝いをさせるのも聴覚記憶を刺激することができます。取ってきてもらうものを同時に2つ、3つ言ってみたり、「取ってきた○○をテーブルの一番大きなお皿に入れて」などとややこしいお願いをしてみたりして、子どもの記憶力を刺激してあげましょう。少しずつ記憶の負荷をかけていってあげると記憶力を伸ばす練習になると思います。

このように、身近な生活の中でも記憶力を高めることができますので、色々工夫して取り組んでみてください。

 

空間をつかむ力を伸ばす学習

 

空間をつかむ力も遊びの中で伸ばしていきましょう。空間をつかむというのは、ものを正しくとらえる力のことで、見る視点を広げたり縮めたりしながら全体をつかんでいくことです。

おすすめの学習法は、迷路、間違い探し、図形の書き写し、点つなぎなどのプリントさせるとよいです。迷路をやらせてみると、始めは手元の鉛筆の先だけを見て進んでいくことしかできないと思いますが、慣れてくると手元から少し離れたところを意識して進めたり、スタートからゴールまで全体を見渡してから進めていったりするようになってきます。視野が広がってきていると言うことですね。

間違い探しは、絵の細部まで見る力を伸ばせるし、忍耐強くなります。見つけた時の達成感もあるのでよいです。

図形の書き写し・点つなぎは、細部まで見る力を伸ばすとともに、目の運動にもなります。

目の動き方が横移動が得意な子、縦移動は苦手な子など、子どもによって違いますので、そのあたりも気をつけて見てあげると、細かなつまずきが見えてきます。できるだけ楽しみながら取り組めるとよいと思います。いくつか写真を載せておきます。

 

 

字を書くのは学びの基礎である

 

字を書くというのは、学びの基礎となる力です。子どもが成長していく上で、必ず必要になる力です。できるだけ早い段階から意識して字を書く力を伸ばしてあげていくことで、これからの学習に取り組む意欲も変わってきます。

「ぼくは、字が書けないから勉強はきらいだ。」

「私は全然字が書けるようにならないから、バカなんだ。」

などと子どもが思ってしまい、学ぶ意欲が下がってしまうのは非常にもったいないことです。本来学ぶことは楽しいことであり、新しく何かができるようになると言うことは大きな喜びであり、子どもの自信にもつながります。やってもやってもできるようにならないという思いを子どもが抱かないよう、子どものつまずきを早期に見つけ、正しい方法で苦手な部分を克服してあげるようにしてあげましょう。

 

読みの力、空間をつかむ力、記憶しておく力、目と手の協応力、これらの中でどの力を伸ばしてあげたらよいかをつかむことが大切です。子どもの実態をよく見て、その子に合った学習で力を伸ばしてあげましょう。それが文字を習得の一番の近道になるはずです。

 

本記事が皆さんの何かのお役に立つことができていたら嬉しいです。

 

今回はここまでです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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